春の訪れに併せて、ブルゴーニュの新着ヴィンテージが続々到着!ブルゴーニュから届いた新着ニュースとともに、各生産者によるおすすめワインをご紹介します。
目次
News!1 レ・ゼリティエール・デュ・コント・ラフォン
ドミニクさんに続く、次世代の造り手たちが登場!
ムルソーで「コント・ラフォン」を、マコンで「レ・ゼリティエール・デュ・コント・ラフォン」を手がける世界的巨匠、ドミニク・ラフォン氏。
2019年からお嬢さんのレアさんが、2020年からは甥っ子のピエールさんが両ドメーヌに参加、共にワイン造りに励んでいます。昨年は3人で一緒にブドウを食べて収穫日を決めたそう。
「果実のテイスティングは、他の複数のヴィンテージと比較して判断するため、経験が重要。」とドミニクさん。収穫日を決めることはとても大切なことで人にとっては初めての経験なので、すべて一緒にやったそうです。
「すべてのワインを美味しくしたい!」と、ドミニクさんは本家同様、マコンでもビオディナミで栽培(認証はなし)。ドミニクさんは1995年からビオディナミでブドウ栽培を始めたパイオニアで、20年以上の経験を持ちます。
「ビオディナミ農法のおかげで明らかに張りがあるクオリティの高いワインができるようになりました。」とコメントしています。
栽培から収穫、醸造まで、レアさんとピエールさんは、素晴らしい先生でもあるドミニクさんにあらゆる質問をして学んでいるそうです。新世代が加わったドミニクさんのワインに今後も注目です!
おすすめワイン
区画ごとのスタイルを大切にし、様々な単一畑のワインを手がけるゼリティエール。マコン・ミリー・ラマルティーヌはより酸があり引き締まったスタイルです。
News!2 ドメーヌ・アルノー・ラショー
31歳、気鋭の造り手シャルルが新ラベルに込めた想いとは?
父パルカルさんより、2012年ヴィンテージからワイン造りのすべてを任せられたシャルル・ラショーさん。
お父さんは100%除梗していましたが、シャルルさんはラルー・ビーズ・ルロワ女史に影響を受け、2017年以降100%全房発酵(*)にしたり、グリーンハーベストを一切行わないなど、父とは異なる意欲的なワイン造りを行っています。
シャルルさんは初めてルロワのワインを飲んだ際、衝撃を受けたそう。
「とても感動的な体験でした。それ以降、自分のドメーヌでも様々にやり方を変えていきました。マダム・ルロワのワインが私に感動を与えてくれたように、飲んだ人に感動を与えられる“エモーショナルなワイン”を造りたいんです。」
また新着2018年ヴィンテージから新ラベルに変更。
「以前は両親のワイン造りのスタイルを表したもので、とてもモダンでしたが、新しいラベルはモダンでありながらトラディショナルなデザインになっています。ラベルに私たちの哲学が表現されています。」
*全房発酵とは、果梗(茎)も含めてブドウを丸ごと発酵させること。
おすすめワイン
初めて飲む方はこれから飲んでほしい、と話すシャルルさん自信の1本。シャンボール村ほか3つの村のブドウをブレンドした、圧倒的な果実味が魅力の人気キュヴェです。
News!3 ダニエル・ダンプ
初入荷のプティ・シャブリ含む2019年ヴィンテージが新着!
シャブリの有名な一級畑「コート・ド・レシェ」と「ヴァイヨン」を造らせたら右に出る者はいない、と名高いダニエル・ダンプ。
“オールステンレス醸造”にこだわるダニエル・ダンプから、シャブリ入門編として最適なプティ・シャブリが新着!それ以外にも、新しく2019年ヴィンテージが到着しました。
ブルゴーニュの中でも北に位置し、毎春、霜に悩まされるシャブリ。ダニエル・ダンプでは、畑にロウソクを灯し、水をまくことでブドウの樹を霜から守り抜きました。ヴァンサン・ダンプさん曰く、2019年はとてもクラシックなスタイルとのこと。
「非常に暑かった成熟期にブドウの深みが生み出され、とても良いバランスに仕上がっています。早くから楽しめますが、数年間熟成することも、もちろん可能。2019年ヴィンテージに取り組むのは本当に楽しかった!」とヴァンサンさん。
これは期待大です!
おすすめワイン
畑を買い増しし、生産量が増えたことから、ダンプのプティ・シャブリがついに入荷!フレッシュで親しみやすいスタイルで、シャブリ入門編としてもオススメです。
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