1年に1度のワインのお祭りといえば、ボジョレー・ヌーヴォーの解禁!2024年の解禁日は11月21日(木)です。
その年に造られたワインを飲むことは、他ではできない楽しみ方と言えます。今年も盛大に新酒の解禁をお祝いしましょう!
解禁が待ち遠しい、ボジョレー・ヌーヴォーの最新情報が届きました!
ボジョレー・ヌーヴォーを予約
7月までの生育状況
気になる2024年のボジョレーの生育状況。生産者から7月までのレポートが届いているのでお伝えします!
今年は春の雹の影響を受けず、ブドウは順調に育っています。6月には初めて気温が30度に達し、晴天の暖かい日と涼しい雨の日が交互に続きました。このような天候の中、ブドウは開花しました。
7月初めの状況は芳しくないかと思われましたが、ブドウの状況は非常に良好です。7月の最初の12日間は晴天に恵まれ、ブドウ樹の健全な成長を助けました。最初にできたブドウは非常に良い状態で、8月も晴天が続けば、このヴィンテージは素晴らしいものになるでしょう。
収穫は例年より少し遅れる見込みで、収穫後はボトリングの手配が必要です。
今のところ、すべての信号は青。近隣のドメーヌの中には十分な努力をしていないところもありますが、私たちはブドウ樹を健全で生産性の高い状態に保つために懸命に努力してきたことを誇りに思っています。病害の発生はなく、最後の大きな枝を剪定し、カビ病防止のために銅(オーガニック対応)を散布する予定です。
―――タイユヴァン
6月の降雨量は良好で、周囲の地域と比べてもブドウは病気にかかることなく健康に育っています。8月の降雨量が良好であれば、高品質なヴィンテージになる可能性が高いと考えられます。
7月31日現在、ボジョレーのブドウ畑では、最も早く成熟が始まる地域でブドウが色づき始めました。
7月の初めは天候が非常に不安定で、晴れた日もあれば涼しい雨の日もあり、最後には暑い晴れた日もありました。今週(7月28日週)は特に暑く、焼けつくような暑さが続きました。
各区画の健全性はまだ注視していく必要がありますが、最も難しく重要な部分は越えることができました。
ブドウ畑によって生育状況に差があり、ガメイの区画では結実不良や不完全結実が見られるところもあります。
収穫の開始は9月9日から10日頃になると予想しています。
―――ジル・ド・ラモア
日本でも記録的な猛暑が話題となっていますが、フランスでも「焼けつくような暑さ」が続いているようです。どちらの生産者も、8月の降水量がヴィンテージの良し悪しを決定する重要な要素だと教えてくれました。
今後のお天気を祈りつつ、収穫のレポートを待ちましょう。続報が入り次第、お伝えいたします。
価格高騰の理由
そしてもう一つ気になるのが価格に関してではないでしょうか。昨今、原油価格の高騰や国際情勢の混乱などの影響を受け、あらゆるコストが上がる中、ワインの価格も高騰しています。
さらにボジョレー・ヌーヴォーを解禁日に日本に届けるためには輸送コストのかかる空輸便を選ぶしかないため、これまでも通常のワインより高値となっていました。
それに加え、「超円安」の影響を受けるため、値上げを余儀なくされる状況ではあることは間違いありません。そのため2024年のボジョレー・ヌーヴォーの市場価格は値上げ傾向となるでしょう。
※エノテカにて販売する2024年のボジョレー・ヌーヴォーは前年と価格据え置きです。
まとめ
今年も高品質なボジョレー・ヌーヴォーが期待できそうです!新酒の解禁が今から楽しみでなりません。
今年もボジョレー・ヌーヴォーでいち早く2024年を感じてみませんか。