暑い夏でも赤ワインが飲みたい!という生粋の赤ワイン好きのみなさんと、夏に赤ワインなんて飲まないよ!という方に、ぜひ一度飲んでいただきたい赤ワインを3本紹介します。
おすすめワインを紹介する前に、暑い日に赤ワインを楽しむ際のちょっとしたポイントをご説明します。
夏の赤ワインは“ちょい冷やし”
まず、よく言われる「白ワインは冷やして、赤ワインは常温で」ということについて考えてみましょう。
日本人にとって常識的に考えられてきたこの考え、実はクーラーもないような時代のフランスの常識なのです。
日本では、夏の室温は30度を優に超えるため、保存状態によってはワインの温度も相当上がります。
赤ワインの適温は14~16度と言われているので、常温では生ぬるい印象になってしまいますよね。温度が高いことで、酸味が感じにくくなり爽やかさが薄れ、さらにはアルコール感を強く感じすぎてしまいます。
これらが「夏に赤ワインはちょっと・・・」と思われる理由ではないでしょうか。
そのため、夏に赤ワインを飲むときは少し冷やすことをおすすめします。冷蔵庫(なるべく温度が高めの野菜室)に20~30分ほど入れるだけで、今までの赤ワインのイメージが変わりますよ!
しっかり冷やしておいしい赤ワイン!
ここからはおすすめの赤ワインをご紹介します。
まずは、夏はやっぱりキリッと冷えたお酒が飲みたいという方へ、白ワインのようにしっかりと冷やして美味しい赤ワインをご紹介します。ぜひ、冷蔵庫で1~2時間冷やしてお楽しみください!
暑さ厳しい南イタリアで造られる赤ワイン「フィキモリ」は、よく冷やしてこそ、フルーティーな香りと味わいが広がります。
スッキリとフレッシュな味わいで、どんな料理にも寄り添うので、生ハムなどの前菜からトマトソースのパスタなどのメイン料理までこの1本で楽しめます。今の時期なら冷製パスタに合わせてもおいしいですね。
冷蔵庫でしっかりと冷やすだけでなく、氷を入れたり炭酸水で割ったりと、気軽に楽しめる赤ワインです。
フィキモリ / トルマレスカ
スタミナ強化!焼き肉にピッタリな赤ワイン
夏にはBBQや焼き肉など、お肉を食べる機会も増えますね。夏バテ防止のためにお肉を食べてスタミナ強化を図る!なんて方もいるのではないでしょうか。
そんなお肉に合うワインといえばやっぱり赤ワイン。
今回ご紹介するコルテ・ジャーラ・リパッソ・ヴァルポリチェッラは焼き肉にピッタリな赤ワインです。
ワイン名にある“リパッソ”とはイタリアの最高級赤ワインとされる「アマローネ」を造ったときの搾りかすを加えて、再発酵させる手法のことを言います。このリパッソによって濃厚でコクのある味わいに仕上がるのです。
そんな味が焼き肉の甘辛いタレにピッタリ!しっかりとした味わいなのでお肉との相性も文句なしですね。
どっしりと重たすぎず、程よい酸とフレッシュ感もあるので、飲み疲れしない1本です。
コルテ・ジャーラ・リパッソ・ヴァルポリチェッラ / アレグリーニ
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エスニック料理にも赤ワインを!
暑い夏、無性に辛い物が食べたくなる!なんて方も多いはず。夏バテ気味で食欲がなくなりがちなときにも、甘酸っぱくピリッと辛いエスニック料理は食欲がそそるのではないでしょうか。
エスニック料理にワインを合わせるなら万能選手のロゼワインがおなじみですが、今回は赤ワインを合わせてみましょう。
甘酸っぱくピリ辛な味わいのエスニック料理に赤ワインを合わせるときのポイントは「果実味」。果実味豊かでチャーミングなワインがエスニック料理特有の味わいにも寄り添いますよ。
おすすめするエステート・セレクション・ザ・プラトー・ピノ・ノワールも果実味たっぷり。特にタンドリーチキンに合わせてお楽しみください。カレーのスパイシーさがワインを引き立て、ワインの果実味がタンドリーチキンの旨みに寄り添い、相乗効果が生まれます!
こちらのワインも冷蔵庫で1~2時間冷やしてもおいしく楽しめます。
エステート・セレクション・ザ・プラトー・ピノ・ノワール/シレーニ
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まとめ
今回お伝えしたかったのは、ワインを楽しむときには「温度」が重要だということです。
夏はもっぱら白ワインやスパークリングワイン派だという方も、ぜひ一度“ちょい冷やし”を実践してみてください。ワインの温度を気にかけることでワインの楽しさが広がるはずですよ。