5月開催時にご好評いただいたブラン・ド・ブラン(白ブドウのみで造る白のシャンパーニュ)テイスティングに続き、ブラン・ド・ノワール(黒ブドウのみで造る白のシャンパーニュ)の比較テイスティングをお楽しみください。

▼“ブラン・ド・ノワール” とは？

ブラン・ド・ノワールとは、黒ブドウのみから造られるスパークリングワインのことを指します。（エノテカでのお取り扱いはありませんが、‟ブラン・ド・ノワール”を名乗る白のスティルワインも、近年は登場しつつあります）

シャンパーニュの主な認定品種は、ピノ・ノワール(黒ブドウ)、シャルドネ(白ブドウ)、ピノ・ムニエ(黒ブドウ)の3種。その他にも5種類の認定品種、アルバンヌ 、プチ・メリエ、ピノ・ブラン、ピノ・グリ、ヴォルティスがありますが、栽培面積を全て合わせてもシャンパーニュ全面積の約0.3％とごくわずかです。

白ブドウのみで造るブラン・ド・ブランとは対照的に、重厚な味わいで飲み応えのあるワインが多く、黒ブドウがもつ華やかなアロマと豊潤な味わいが特徴。しっかりとしたボディが味わいの強い料理でも受け止めてくれるため、‟食事と共に楽しむ泡”として、美食家達から厚い信頼を得ているスパークリングワインともいわれています。

▼マキシム・ブラン ノ・モマン・カルト・ブランシュ

ブドウ栽培から瓶詰めまですべての工程を自社で行う、家族経営の北限産地シャンパーニュ・メゾン。

上質なムニエ80%を主体(ピノ・ノワール２０%を若干ブレンド)とした、優しい甘さが魅力のブラン・ド・ノワール。フレッシュ感とまろやかさの調和がとれた、飲みやすい口当たり。この価格とは思えないほど洗練された味わいが楽しめる逸品です。

▼ヴァランタン・ルフレーヴ ル・メニル・シュール・オジェ 1750

「情熱、伝統、品質、自然と環境への固執」という深い信念を持って、1890年から代々シャンパーニュ造りをおこなう老舗メゾン。

メゾンの真髄ともいえるブラン・ド・ノワール。特級格付けのピノ・ノワール100%で造られる重厚な味わいとオーク樽由来の香ばしい複雑な芳香をご堪能いただける1本。ジビエなどクセのあるお料理にも◎

▼テルモン ブラン・ド・ノワール

「勇気・謙虚・忠実」という3つの価値観を大切にしつつ、サステナブルで伝統的な製法に向き合う革新的なシャンパーニュ・メゾン。

こちらは、繊細で魅惑的なピノ・ノワール(61％)とピノ・ムニエ(39％)をブレンドしたブラン・ド・ノワール。赤系果実やバニラ、カルダモンなどの複雑な香りと力強いスタイルを愉しめる1本に仕上がっています。