世界のトップワインに挙げられるイタリアワインの帝王、ガヤ。

トスカーナ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの地より、3つの畑のブドウをブレンドして造られる、バランスに優れた上級キュヴェをお楽しみください。

▼徹底した品質主義を貫くピエモンテの名門

イタリアワイン界の帝王として、最高峰の地位を不動のものとしているガヤ。北イタリア ピエモンテ州、ランゲ地方にある小さな村バルバレスコの家族経営によるワイナリーであった彼らは、4代目アンジェロ・ガヤ氏の代に飛躍を遂げます。彼は、祖母と父から職人気質と品質主義を受け継ぎ、溢れるバイタリティで様々な革新を起こしてきました。

バルバレスコによって世界的な成功をおさめたガヤですが、アンジェロ氏の情熱は尽きることなく、新たなワイン造りを模索。ピエモンテを飛び出したアンジェロ氏が、トスカーナの地で、ありとあらゆる人から情報を仕入れ、数年を費やし、ようやく見つけ出したのが、このワイナリー「ピエヴェ・サンタ・レスティトゥータ」でした。

「ピエヴェ＝教会」の名の通り、かつては教会が主体となってワイン造りが行われていた名残のある場所。この地域で高名なソルデラを手掛ける「カーゼ・バッセ」の畑に隣り合い、古くからその評判が語り継がれるモンタルチーノでも名高い優良区画であるこの土地に惚れ込み、1994年、ガヤがこの土地を買い取ることとなりました。

2005年には当時最新の機器を完備した4,000平方メートルにも及ぶ広さの醸造施設が完成したことにより、ガヤ氏の望む環境が整えられ、よりクオリティの高いワインメイキングが実現。今や多くのワイン愛好家を魅了する存在になりました。

▼モンタルチーノ随一の優良区画

古くからその評判が語り継がれるトスカーナの銘醸地で、モンタルチーノでも随一の優良区画「レイニーナ」とは、ミネラル豊富な石灰質土壌を持つ、「Santo Pietro（イエスに仕える弟子 サンピエトロ）」、「Castagno（栗の木）」、そして「Pian dei Cerri（トルコオークの平野）」という3つの畑の集合体のこと。

こちらのワインは、それら3つの畑のブドウをブレンドし、バリックと大樽を用いてそれぞれ12ヵ月間もの歳月を費やして熟成させるなど、細部までこだわりの詰まった上級キュヴェです。

しっかりした酸とミネラル感に支えられた躍動感のある果実味が、口に含んだ瞬間から余韻まで継ぎ目なく続き、飲む者を暖かく包みこみます。バランスに優れ、完成度の高い、ふくよかな味わいをお楽しみください。

▼2019年ヴィンテージ

2019年は、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ協会が最高の「星5つ」を付けた「歴史に名を残す偉大な年」とのこと。

酷く乾燥したためにブドウの木が適切なストレスを受けた2017年、収穫量が落ちたものの雨がやや多かった2018年…この2年間は「偉大な2019～2021年への序章だった」という生産者もおり、今後ますます注目が集まるグレートヴィンテージとなっています。