新定番!?焼鳥とワインのマリアージュ

焼鳥にはワイン、という新定番がここ数年定着しつつあります。香ばしく焼けた、素材の旨みたっぷりの焼鳥とワインの組み合わせは、なぜこの組み合わせがもともとなかったのか、と思うくらい相性抜群です。麻布十番「鳥善 瀬尾」さんに、実際に組み合わせを試していただきながら、焼鳥×ワインのマリアージュをお伺いしました。

塩味

【せせり】

凝縮した旨みと果実のコクの相乗効果。
塩で仕上げた首まわりの肉=せせりは、ぷりぷりとした弾力があり、淡泊ながら噛めば凝縮した旨みたっぷり。おすすめの組み合わせは、ムートン・カデ・ブラン。フルーティーな果実の甘みとコク、程良い酸が肉の旨みときれいに馴染んで好相性。

【手羽先】

濃厚な脂分をすっきりまとめる
こんがり焼けた皮にほんのり炭の香りがついた、香ばしくジューシーな手羽先。サングレ・デ・トロ・ブランコのシトラス風味でフレッシュな飲み口が、手羽先の濃厚な脂分をすっきり流してくれます。心地よい余韻が残る抜群のペアリング!

【さび焼き】

わさびに赤が結構合います。

中はレアと、絶妙な火加減で焼いた人気のさび焼き=ささみ肉。淡泊なので白ワインが良いかと思いきや、瀬尾博之さんが選んだのは軽やかなサンタ・クリスティーナ・ロッソ。「わさびと赤ワインって割と合うんですよ」。思わず繰り返し食べて飲みたくなる、極上の組み合わせ。

タレ味

【かしわ】

タレの甘みにピノの甘みを重ねて。

むっちりと弾力のある鶏のもも肉=かしわ。「瀬尾」のかしわはタレを塗り、甘く香ばしい絶妙な焼き加減で供されます。この串には、シレーニのセラー・セレクション・ピノ・ノワール。ピノの甘みとソフトなタンニン、加えてタレの甘みがなんとも良いバランス。

【レバー】

濃厚な味わいには濃厚なワイン。

柔らかな食感と共に、こってりと濃厚で甘みのある味わいが口いっぱいに広がるレバー。この複雑味によく重なり合うのが、同じく濃厚でコクのあるモンテス・クラシック・カベルネ・ソーヴィニヨン。複雑味のある味わい同士だけに、相性抜群です!

ワインが引き出す焼鳥の新しい魅力。

今回、焼鳥とワインの魅力的な組み合わせをご紹介いただいたのは、麻布十番「鳥善 瀬尾」。今でこそ、焼鳥とワインの組み合わせを提案するお店は増えていますが、2003年のオープン当初はまだまだ少なかったと話す店主の瀬尾博之さん。

瀬尾さんは、もともとワイン好きということもあり、エノテカ創業当初から東京・広尾にできたオープン間もない店舗にワインを買いに来ていただいていたのだとか。いろんな縁もあって、今では海外からのワイン生産者も多数来店、有名生産者も「瀬尾」でワインと焼鳥のマリアージュを堪能されています。お店ではワインに限らず幅広いお酒を揃えていますが、「やはりワインを楽しまれるお客様が多いですね」と瀬尾さん。

豊富に揃えられたワインと、絶妙な焼き加減で一串ずつ丁寧に仕上げられた焼鳥は抜群の相性。カウンターのあちこちにワインのボトルが並ぶ光景もよく見られるそうです。焼鳥というと〝和食〟とイメージしがちですが、鶏を塩やタレなどシンプルな味付けで調理する料理は、その調理方法や形状は違えど世界各地にあり、もちろんワインに合わないはずがありません。

上記は、瀬尾さんと共に、各串に合うベストなワインを選んで組み合わせましたが、お好みのワインを併せてみたり、お気に入りのワイン1本をいろんな串に併せてみるなど、組み合わせ方はもちろん自在。ワインと組み合わせることで、焼鳥の新しい魅力を発見できるかもしれません。
※組み合わせのワインは、現在「瀬尾」様ではお取扱いがありません。ご了承ください。

鳥善 瀬尾

「鳥善 瀬尾」店主 瀬尾博之さん 
焼鳥に魅せられて修行後独立。今や焼鳥界のニューリーダーと言える瀬尾博之さん。20年来のワインラヴァーでもある瀬尾さんがセレクトしたワインと、絶妙な焼き加減の串が共に楽しめるのは「瀬尾」ならでは。

東京都港区麻布十番1-4-2カーサツルオカ B1F
TEL 03-5574-888118:00 ~ 24:00(L.O.23:00)
厳選した食材を丁寧に串に仕上げ、焼鳥の名店の証とも言える、高級なウバメガシの紀州備長炭を使ってベストな状態で焼鳥を提供する名店。焼鳥をディナーとして楽しむことができる。