第9回 輝きと透明感

奇怪な用語が飛び交うワインテイスティング。フルーツや花ならまだしも、スパイスにミネラル、焦げ香??しまいには動物臭?! ですが、これにはきちんと意味があるのです。ソムリエ目線で、毎回難解なテイスティング用語や表現などを解明! あなたもイメージを膨らませてテイスティングに挑戦してみてはいかがでしょうか?

1 輝きと透明感

「輝き、透明感は良好です」ソムリエ資格試験やコンクールでよく聞かれるフレーズです。さらりと流されやすいコメントで、言っているほうも、聞いているほうも、あまりに気に留める様子がないような位置付けになっています。もちろん意味がないことはありません。むしろワインの状態を推測するうえで、最も確実性の高い要素ともいえます。 まずそもそも、「輝き、透明感は」と一括りにはできません。輝きと透明感は別のことを示すからです。

まずは「透明感」について説明しましょう。 ワインは醸造、熟成中に問題があった場合、混濁します。つまり透明感はワインが健全な状態であるかを示します。 ワインの醸造や熟成についての研究が体系化されたのは、それほど前ではありません。 「近代ワイン醸造学の祖」とよばれるエミール・ペイノー教授がそのバイブルともいえる本を出版したのが1984年です。 つまり、1990年頃までは問題のあるワインは珍しくなかったので、透明感をよくみる必要がありました。

現在では混濁を引き起こす問題のあったワインというのは極々まれですから、透明感を評価ポイントにする必要はほぼなくなってきている、といえます。しかしながら、酸化防止剤無添加によるワインは濁っていることがありますし、色素が非常に強く抽出されているワインも濁ってみえますので、「みる必要がない」ということはありません。

ちなみに私は透明感という言葉をむしろ香りや味わいの表現において使うことがよくあります。 「透明感のある人」って、いますよね、そういうピュアで率直、清楚な印象のワインのことを指します。

「輝き」は大変重要な要素です。なぜならワインの分析に直結するからです。 輝きは酸度( pH)に比例します。 pH値が低い(酸度が高い)と輝きが強くなります。 これは、酸味が豊富であること、若い状態であることを示すのです。ただ、酸味が少なくても、 pH値が安定する要素はありますので「輝きが強いイコール酸味が強い」と早計に判断できません。 いずれにせよ、輝きが強いということは、ワインが活き活きとしている、酸化していない状態であることは間違いありません。 輝きは、人間と同じで、例えば肌が明るく、キレイな人は pHが安定しています。また年齢に関わらず、活力にあふれ、輝いている人は魅力的です。ワインと人間はいろんな部分で繋がるのが面白いところです。

ナイティンバー・クラシック・キュヴェは、輝きのある鮮やかなイエローで、うっすらとゴールドの色調があります。 香りはピュアで、率直、透明感があり、柑橘類とミネラル感が爽やかさを際立たせます。軽いトーンではありますが、トースト、サンダルウッド(白檀)などの香りがアクセントとなっています。 味わいは、ストレートで、スムーズ。フレッシュな酸味が柑橘類の香りを伴い、心地よく伸びてゆき、余韻にパンドミーの香りを残します。

 

世界が絶賛。最上のシャンパーニュに匹敵 !

世界の様々なワインコンテストにおいて、これまでに65もの賞やトロフィーを獲得。2009年に開催されたイタリアのボッリチーネ・デル・モンドでは、13種類のシャンパーニュを差しおいて、ナイティンバーがチャンピオンを獲得しました。

英国王室御用達のスパークリング !

2012年6月開催のエリザベス女王即位60周年パーティーのランチで振る舞われました。

「輝きと透明感」を感じるワイン

ナイティンバー クラシック・キュヴェ/ ナイティンバー(イギリス ウェスト サセックス)

5,000 円 (5,400 円 税込)