BYOで好きなワインをお店に持ち込んで楽しもう!

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ライフスタイル
公開日 : 2018.7.16
更新日 : 2023.7.12
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ワインボトルを持つ女性

BYOとは、「Bring Your Own」の略で、飲食店に自分のワインを持ち込んで楽しむことです。

今回は、この「BYO」と呼ばれる、ワインを飲食店に持ち込むシステムについてご紹介します。ワインをただ持ち込めば良いというわけではなく、BYOにはマナーもあるので、併せてチェックしておきましょう。

目次

オーストラリアのワイン文化「BYO」

 ワインを選ぶ男女

BYOは、元々オーストラリア独自のワイン文化でした。アルコール販売の免許取得が難しかった飲食店が、客側に持ち込み許可を出し始めた事が始まりです。

現在は、この独自のシステムがオーストラリア国内外問わず広がっています。ワインを自ら飲食店に持ち込み、お店のメニューと共に楽しめる為、お値段的にもお得に楽しめる嬉しいサービスです。

お祝いの際など、いつもの家庭料理ではなく、持参したワインに洗練された料理を合わせてもらえることも出来るので、カジュアルに楽しみたい方からワイン上級者まで人気のシステムです。

知っておきたい3つのマナー

ワインで乾杯

BYOはお店側にアルコールメニューが無いために広がったシステムなので、アルコールメニューのあるお店にワインを勝手に持ち込むことは、許可を得なければお店側も困惑してしまいます。

BYOを利用するにあたって、持ち込み可能ならどんなことをしてもいいという訳ではありません。そこには守らなければいけないマナーもあるので、覚えておきましょう。

ワインの持ち込み可否を事前に確認する

持ち込み不可のお店もあるので、事前に持ち込み可否の確認をします。持ち込み可の場合、料理と合わせる為にワインタイプを尋ねられることもあります。

持ち込むワインが決まっていれば、お店にワインタイプ・本数・銘柄などを伝えると良いでしょう。

持ち込み料を確認する

持ち込み可の場合、持ち込み料の有無を確認することが重要です。

ワインを持ち込むことは、お店のメニュー外でのサービスとなるので、手数料として快く料金をお支払いします。1本当たりの料金など指定されているお店もあるので、こちらも事前に確認しておきましょう。

お店側にテイスティング量残す心遣いを

あまり知られていないマナーとして、少し残すという心遣いです。

持ち込んだワインは全て飲み干してしまいがちですが、どんなワインでもワインは学びの材料でもあります。特に持ち込みワインは通常のメニュー外であるので、スタッフの方々にテイスティング可能な量を残すとスマートです。

お互いが気持ち良くBYOを利用する上で、持参する側も心遣いは必要です。持参する方がお得だからといって、お店にあるワインと同じワインを持ち込むこともあまり気持ちが良くないですよね。

ワインを持ち込んでから、乾杯にはまずお店側のアルコールメニューを1杯頼めば、よりスマートです。その時間で、持ち込んだワインの温度を適温にしていただくこともできます。お店によって、BYOの条件等も異なるので、やはり事前の確認が一番大切ですね。

料理に合わせるワインタイプ

肉料理と赤ワイン

お店に持ち込むワインは、どのようなワインがいいでしょう。

例えば、寿司屋にシャンパーニュを持ち込んでも良いでしょう。キレの良いシャンパーニュには寿司がとても合い、寿司屋の格式とも合わすことができます。

最近では、シャンパーニュと寿司のペアリングの為、シャンパーニュをメニューリストに置くお店もあるので、味わいのタイプ違いのシャンパーニュを持参することも良いですね。シャンパーニュと寿司とのマリアージュは、日本ならではの上質な楽しみ方です。

また、和食の店には、日本ワインがお薦めです。

甲州のような和柑橘の香る優しいワインを、出汁のきいたお料理と組み合わせることで、料理とワインのマリアージュが楽しめます。最近では、ワインを常時置く割烹や料亭も多いのですが、海外のワインではなくその土地ならではの郷土を意識した、日本ワインを持参することも粋な楽しみ方です。

中華やアジア料理のお店には、ロゼワインはいかがでしょう。

ピリっとした辛味や、スパイシーな味わいが多い料理には、白ワインでは軽く赤ワインでは重い場合にも、ロゼワインがぴったりと合います。ピリリとした刺激のある中華や、香りの強いアジア料理もロゼワインは受け止めてくれます。

最近人気のオレンジワインもアジア料理に合いやすい組み合わせです。オレンジワイン特有の渋みが、甘辛いソースに絡み、いくらでも食べ進めてしまいそうです。オレンジワインがメニューにあるお店も少ないので、持参することでいつもと違うマリアージュを楽しめますね。

肉料理のお店には、やはり赤ワインが合います。

焼き鳥や焼肉など、たれやソースの濃い目の味付けが、赤ワインのコクと渋みにマッチします。カジュアルな場所にラベルデザインもおしゃれなニューワールドの赤ワインを持ち込めば、雰囲気もさらに楽しめます。上質な空間やレストランに赤ワインを持ち込む時は、オールドワールドや熟成タイプが良いでしょう。

熟成タイプを持ち込む場合、振動で滓が舞ってしまうか気になりますよね。その場合は、数日前にお店に持ち込み、保管してもらえるか確認してみてください。

また、数本持ち込むときには、甘口ワインが1本あると幅が広がります。中でも、ソーテルヌやアイスワインなどの極甘口を持参すると、デザートやチーズタイムまで楽しめます。お店側も定番とは少し違うテイスティングになるので、喜んでいただけます。

まとめ

お店に好きなワインを持ち込んで食事を楽しめるBYO。

事前に確認するマナーを守れば、お店側も快く引き受けて下さいます。どのワインを持参するか、どのお店にするか、早速週末の予定を決めたくなりますね。

好きなワインを選び、気になるお店に問い合わせてみましょう。いつもと違う素敵なマリアージュが待っているかもしれませんよ。

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