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色から見る!ワインの違い

エノテカ編集部
エノテカ編集部
ワインを学ぶ
公開日:2021.11.15
更新日:2021.11.15
色から見る!ワインの違い

ワインの色はどうして違うのかご存知ですか?普段当たり前のようにワインを選び飲んでいても、案外知らない人が多いかもしれません。


赤、白、ロゼ(ピンク)……ワインはその色によって分類されます。最近は、オレンジ色をしたオレンジワインというジャンルも確立されましたが、実はワインにはその他の色もあるんです。


そこで今回は色から見るそれぞれのワインの違いを解説するとともに、あまり知られていない他の色のワインについても紹介したいと思います。

目次

どうして色が変わるの?

まず、ブドウは生食、醸造用を問わず、果皮が濃い紫系の色をしたブドウと黄緑系の色をしたブドウの大きく二つに分けけることができます(もちろん他にも灰色等、様々な果皮の色のブドウは存在します)。


ワインの世界では、前者を黒ブドウ、後者を白ブドウと言います。黒ブドウも白ブドウも果肉・果汁は無色に近いので、基本的にワインの色は原料となるブドウの果皮の色によって違いが生じます。


それでは、赤、白、ロゼ(ピンク)、オレンジというワインの色はそれぞれどのような過程を経て生まれるのでしょうか?基本的な造り方は以下の通りです。

ワインの造り方

それぞれのワインの造り方とその色となる理由を解説します。

赤ワイン

赤ワイングラス

赤ワインは黒ブドウから造られます。収穫した黒ブドウを破砕し、果皮や種を取り除かずブドウ果汁と一緒に漬け込み発酵させ、後で圧搾します。


色素は主に発酵時に抽出されるため、果汁は黒ブドウの果皮や種の色が抽出され赤く色付きます。その赤く色付いた果汁から造られるのが赤ワインです。


なお、発酵中には色素とともにタンニンなどの成分も抽出されるため、赤ワイン独自の渋味も生まれます。

白ワイン

白ワイングラス

白ワインは白ブドウから造られます。収穫した白ブドウを破砕し果汁を取り出す時、圧搾して果皮や種をすぐに取り除き、果汁のみを発酵させます。


そのため、果汁には色素が抽出されず、タンニンの渋味もほとんど付きません。よって、白ワインはブドウ果汁に近い淡い黄色をしているのです。

ロゼワイン

ロゼワイングラス

ロゼワインは黒ブドウから造られます。ロゼワインの製法は複数ありますが、まず収穫した黒ブドウを破砕し圧搾してブドウ果汁を取り出します。その時、果皮や種は取り除きますが、圧搾の際に黒ブドウの果皮の色がわずかに果汁に抽出されます。


そのため、果汁は淡いピンク色になります。その淡く色づいた果汁を発酵させて造られるのがロゼワインです。


また、赤ワインの製法と同様に黒ブドウを破砕して果皮や種子と一緒にそのまま発酵させ、色素や渋味を抽出する方法で造られるロゼワインもあります。この製法の場合はワインがほどよく色付いたところで圧搾するため、比較的濃いピンク色のロゼワインになります。

オレンジワイン

オレンジワイングラス

オレンジワインは白ブドウから造られます。収穫した白ブドウを破砕しブドウ果汁を取り出しますが、その時に果皮や種は取り除かずにブドウ果汁と一緒に漬け込み発酵させます。


そのため、白ブドウの果皮や種の色が果汁に抽出されオレンジ色になります。その果汁の色に由来して、オレンジワインと呼ばれるようになりました。

他にはどんな色がある?

赤、白、ロゼ、オレンジ、代表的なこれら四つのワインの色の他にどんな色のワインがあるかご存知でしょうか?

黒ワイン

マルベック

フランスの南西地方で、「黒ワイン」と呼ばれるほど色合いの濃いワインが造られています。


これはフランスのボルドー地方を流れるガロンヌ川に流れ込む支流の一つ、ロット川の流域に東西60kmに広がるワイン産地、カオールで造られる赤ワインのことです。


紀元前3世紀末から始まるガロ・ローマ時代からブドウ栽培が行われてきた歴史ある土地で、カオールで造られるワインは12世紀には既に名高く、アヴィニヨン教皇ヨハネス22世や歴代のフランス国王が愛飲していたと伝えられています。


カオールの主要品種はこの地が原産地である黒ブドウのマルベックで、70%以上使用することが義務付けられています。補助品種はメルロとタナです。


マルベックは実が小粒で果皮が厚いため、タンニンが豊富で非常に濃い色合いのワインを生みます。そのため、マルベック主体で造られるカオールは「黒ワイン」と呼ばれるようになりました。


カオールの最大の特徴はなんと言ってもその黒みがかかった濃厚な色合いです。若いうちはブルーベリーやプラムといった果実の香りとともに、スミレやバラのような花の香りや、杉やインク、皮のような香りが強いのも特徴です。


タンニンは豊富ですが、味わいは酸も程良くありバランスが良く、ボディがしっかりしているわりには口当たりがなめらかなワインに仕上がります。最近はよりエレガントでフィネスに溢れたワインも造られるようになりました。もちろん熟成させることも可能です。

黄ワイン

ブルゴーニュの東側からスイスとの国境であるジュラ山脈の間に広がるジュラ地方では、ヴァン・ジョーヌと呼ばれるワインが造られています。


フランス語であるヴァン・ジョーヌを訳すと「黄色いワイン」となり、その名の通り黄色を帯びた独特な風味を持つワインです。ジュラ地方でのみ生産されています。


ヴァン・ジョーヌは、ほぼジュラ地方の地域固有種である白ブドウ、サヴァニャンから造られる白ワインで、非常にユニークな方法で造られます。


完熟したサヴァニャンを白ワインの醸造方法と同じ行程で除梗・破砕した後、圧搾し果汁の糖分が完全にアルコールに変わるまで発酵させ、極辛口のワインを造ります。


その出来立てのワインを収穫翌年から6年目の12月15日までオーク樽で熟成させます。その間の60ヶ月以上はウイヤージュ(目減り分の補充)およびスーティラージュ(澱引き)を一切せず、樽に入れっぱなしで熟成させるため、樽の3分の1程の量にまでワインは減ります。


放置された樽の中のワインの表面には、酵母(産膜酵母)による皮膜が形成されます。この皮膜はフルール・デュ・ヴァン(フランス語で「ワインの花」という意味)と呼ばれ、膜を張ったワインが適度に空気に触れることでワインは少しずつ酸化熟成し、ワインは黄色みを帯び、独特の風味が生まれます。


酸化熟成させて造られるヴァン・ジョーヌの独特の色、香り、味わいは、熟成中に樽の中で発生する産膜酵母によって得られます。熟成が進むにつれてワインの色は徐々に濃い黄色になり、クルミやナッツ、アーモンドのような芳ばしい香りが生じると同時に、熟した洋梨、ハチミツのようなエレガントな甘味のニュアンスも感じられるようになります。


また、紹興酒にも似た、どこかオリエンタルな風味も持ち合わせています。味わいは酸味やミネラル分を豊富に含み、ボリューム感のある力強い極辛口のワインとなります。

緑ワイン

白ワイングラス

ポルトガル北西部、西は大西洋、北はスペインに接するミーニョ地方では、ヴィーニョ・ヴェルデと呼ばれる若々しいフレッシュな味わいのワインが造られています。


ポルトガル語でヴィーニョは「ワイン」、ヴェルデは「緑」という意味なので、直訳すると「緑のワイン」となります。ただし、ヴィーニョ・ヴェルデは緑色をしたワインではありません。


ヴィーニョ・ヴェルデと名付けられた理由は、産地ヴィーニョ・ヴェルデが緑の地と呼ばれるほど自然が美しい場所であること、また、ヴェルデには「緑」という意味の他に「若々しい」「新鮮な」といった意味があるため、ヴィーニョ・ヴェルデの味わいに由来していると考えられます。


D.O.P.(原産地呼称保護)ヴィーニョ・ヴェルデは、ポルトガル全体のブドウ栽培面積の約15%を占め、生産量の約8割が白ワインですが、赤ワインもロゼワインも生産されています。もともとヴィーニョ・ヴェルデは赤ワインの産地でしたが、瓶内で自然に二次発酵を起こし軽い発泡を帯びた白ワインが人気を集めたことから、微発泡性白ワインの生産が主流になりました。


ヴィーニョ・ヴェルデは通常の収穫時期より早めに収穫した完熟していないブドウから造られます。そのため、一般的にフレッシュで酸味のある軽やかなワインとなります。また、アルコール度数も10%前後と低めです。


原料となる代表的なブドウ品種は白ブドウのロウレイロ、アリント、トラジャドゥーラ。伝統的にこの3品種をブレンドして造られますが、最近はアルバリーニョを使って造られる比較的ボディのしっかりした白ワインや瓶内二次発酵のスパークリングワインなど様々なスタイルのヴィーニョ・ヴェルデが造られています。

まとめ

今回はワインの色について紹介しましたが、改めてワインは、目で見て、香りを嗅いで、味わって、五感をフル使って楽しむことのできるお酒だとわかります。


特にその美しい色合いは、テーブルを華やかに彩るワインの大きな魅力の一つではないでしょうか?


これからはグラスに注いだワインの色にも是非注目してみてください。

エノテカ編集部
エノテカ編集部

全国60店舗以上!ワイン専門店「エノテカ」の編集部。スタッフやライターの方々と、知っていると得する基礎知識からエノテカならではのディープな情報まで、ワインにまつわる情報を様々なテーマで発信していきます。

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