こんにちは、金沢・香林坊大和店の三矢です。
皆さまは今ハマっているワインはありますか。最近のマイブームワインは「ガメイ」のワインです!
ガメイとは黒ブドウ品種で、ボジョレー・ヌーヴォーに使用されることで有名です。あまりにもボジョレー・ヌーヴォーが浸透しているおかげで、「入門向けのワイン」や「飲みやすくて軽いワイン」と思われがちですが、それはガメイのほんの一面。
実際は新酒ではないものも沢山あり、「まだまだガメイの美味しさが浸透していないのでは…」と感じています。
かく言う私も、最近ガメイのポテンシャルや面白さに気付いたばかりで、去年のボジョレー・ヌーヴォー解禁日に7種類のヌーヴォーを飲み比べてみたり、50年熟成を経たガメイに出会ったり、ボジョレー地区以外のガメイを飲んでみたりしています。
ピノ・ノワールと間違えてしまうほどエレガントだったり、滴るほどジューシーな味わいであったり、いつもどこか違う表情を見せるガメイに、すっかり魅了されてしまっています。
ということで、今日はまた新たなガメイ、ボジョレー地区でもワンランク上の「コート・ド・ブルイィ・ピエール・ブルー」を楽しもうと思います。
ガメイらしい、木イチゴやチェリーを思わせる赤系果実を少し煮詰めたような甘やかな香りと、木樽熟成由来のスパイスのニュアンスも。
爽やかな心地よい酸味と、古樹による豊かな旨みが口いっぱいに広がります。カジュアルな雰囲気ながら、コクと深みも備えており、落ち着いていてエレガントです。
やはりブルゴーニュ名門ドメーヌの仕立てる1本。キチンと整った品の良さがあり、またどんなお食事と合わせても楽しめるような懐の深さも感じさせられます。
定番の生ハムやチーズなどと合わせるのも良いですが、スパイスのニュアンスと少し醤油を思わせる旨みも感じられたので、豚の生姜焼きと合わせてみたところ、相性ばっちり!今度は甘辛く炊いた、くるみちりめんの佃煮と合わせてみようと思っています。
開けたてよりも、少し時間を置いたほうが香りも開き、柔らかな味わいを楽しめたので、ぜひ時間をかけてゆっくりと楽しんでいただきたいワインです。
ボジョレー・ヌーヴォーのイメージからすると、この落ち着いた味わいは、いい意味で期待を裏切られます。かつ、ブルゴーニュワインとしてのコスパの良さも嬉しいポイントです。
改めて、「ガメイといえばボジョレー・ヌーヴォー」とだけ思っているのは、もったいない!
フレッシュなガメイもいいけれど、落ち着いた旨みあるガメイの新たな魅力を発見できた1本でした。ますますガメイの魅力にハマってしまいそうです。
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2021ボジョレー・ヌーヴォー