【今日のワイン】旨味あふれるワインの目印は“v.v.”「シャブリ・ステファニー・エ・ヴァンサン・ミシュレ・ヴィエイユ・ヴィーニュ」
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皆さまこんにちは、金沢・香林坊大和店の三矢です。
先日お客様から、「色々飲み比べたいのだけれど、どれを選んだらいいでしょう」というお悩みをお伺いしました。
確かに、星の数ほどあるワインたちから、何をとっかかりとして選べばいいのか迷ってしまいますよね。ブドウ品種やワイン産地で選ぶ、あるいはエチケットのデザインで決める!など、色んな選び方があると思います。
私もワインショップに行くと、初めて出会うワインがたくさんあってワクワクする一方、「どれを選ぼう!?」と迷ってしまうことが多々あります。そんな時、あるフレーズを見るとつい手が伸びてしまう、そんなワインの目印があります。
それは「ヴィエイユ・ヴィーニュ」!
古樹を指す言葉で、旨味あふれるワインの目印と言っても過言ではありません。
そしてこの目印を見て、つい自分も買ってしまい、あまりの美味しさにお客様にもおすすめしてしまうのが、こちら「シャブリ ステファニー・エ・ヴァンサン・ミシュレ ヴィエイユ・ヴィーニュ」です。
フランス語でVieilles Vignes「ヴィエイユ・ヴィーニュ」、略してv.v.とエチケットに記載されることもあり、また英語ではold vines、ドイツ語ではalte rebenとも記載されます。
どれも古樹を指す言葉で、特別な決まりはありませんが、樹齢20~30年以上のブドウの樹から生まれたワインに造り手の任意で表記されます。
こちらのシャブリはなんと樹齢60年以上!
長く生きている分、地中深くまで根を張り養分をしっかり吸収し、また1本の樹になる実も少ないため凝縮したブドウができます。このおかげで、古樹から生まれたワインは旨みあふれる味わいとなるのです。
グレープフルーツやライムを思わせる爽やかな柑橘系の香りで、シャブリらしいスッキリ、キリっとした印象。フレッシュな酸に、さすがヴィエイユ・ヴィーニュと言わんばかりの奥行き。
ふくよかで落ち着いた印象の果実味が、透明感のある味わいにぐっと深みを与えています。
魚介のグリルや天ぷら、お出汁のきいた冷やしおでんと一緒に召し上がるのもオススメです。
金沢おでんは魚介のネタも豊富で、冬だけでなく夏も美味しいのですが、このワインは特に梅貝と合わせると最高です!
ワインに興味を持ち始めた頃、超初心者だった私は手当たり次第にワインを飲んでいましたが、古樹のワインに出会ってワインの奥深さに触れるきっかけとなったこともあり、このシャブリ・ヴィエイユ・ヴィーニュは私にとって初心に帰れる1本。
同じ生産年、同じ畑から生まれたワインでも、古樹かそうでないかで、全く異なる味わいに驚いたことを今も思い出します。
「どれを選んだらよいのか」と迷ってしまうこともありますが、少しずつ色んなことを知っていくと、難しいと思っていたワインが、どんどん面白くなっていくこともワインの魅力の一つですよね。
ワイン選びに迷ったら、「v.v.」を目印に今日のワインを決めてみるのも良いかもしれませんよ。
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※ボトル画像はイメージです。実際と異なる場合がございます。