【ツレヅレハナコのワイン日和】エスニックも和食もおまかせ!自由なナチュラルワインって?
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すっかり専門店も増えてきた「ナチュラルワイン」を提供するレストラン。私自身、友人と食事をする際の候補に挙がることもしばしばです。
ボトルのラベルもポップでかわいらしいものが多いので、手土産にしても盛り上がりますよね。
とはいえ改めて、「ナチュラルワインって何?」と聞かれて定義を即答できる人も少ないのでは。私自身、ざっくりと「その名の通り、自然なワインでしょ?」と思っていましたが、実はふたつの柱があるのだそう。
まず1つ目は、「自然な栽培」。化学的な農薬や肥料を使用せず、生物多様性を保護する栽培方法で育ったブドウを使用すること。つまり、「原料」の定義ですね。
2つ目は、「自然な醸造」。酸化防止剤をはじめとした、科学的な添加物の介入をできるだけ抑えて熟成させます。ワインの発酵時の酵母も、ブドウの果皮や空気中にある自然酵母を使用。これは「造り方」の定義ですね。
ちなみに、よく聞く「オーガニックワイン」とは、自然な栽培方法で育てたブドウを使ったワインの総称。醸造方法までは問わないようです。
味わいに共通しているのは、複雑味と旨味が豊かなものが多いこと。風味もさまざまで、ボトルを開けるたびに「どんな味だろう?」とワクワクしますよね。これは、自然な栽培や醸造によることはもちろん、ボトリングする際に濾過をしない、いわゆるノンフィルターで仕上げられるからなのだそう。少しにごったようなワインもよく見かけるのは、そのせいだったのか!
うれしいのは、お料理とのペアリングの幅の広さ。良い意味でぼやっとしているので、中華もエスニックも和食もどんと来い。そういえば、以前はナチュラルワインのお店と言えばフレンチ一辺倒だったけれど、最近は幅広いジャンルのレストランが増えた気がします。私も、家でナチュラルワインを飲む日は、エスニックを合わせることが多いかも。
そういえばエノテカでも、ナチュラルワインの取り扱いに力を入れていると聞きました。以前の連載「解消!ツレヅレハナコのワインもやもや」のワイン師匠・河先生は、「ナチュラルワイン自体はけっして新しいものではありません。むしろ原点回帰かもしれませんね」と仰っていました。
そんな河先生がなんとエノテカで販売されているナチュラルワインのセレクトに携わっているらしい!さらに楽しいワインをご紹介いただけるようです。河先生のおすすめなら、間違いなしですね!
今回ご紹介するワインは、ドイツの白ワイン「フライハイト・ヴァイス」。多くの星付きレストランで採用されている人気の造り手の1本です。
エスニックな料理も受け止めてくれるアロマティックな味わいなので、ナンプラーが香る「あさりと春雨のエスニック炒め」と合わせてみました。
春が旬のあさりのうまみを吸った春雨、もう箸が止まらないはず……!ひとつのフライパンで完成する簡単炒め煮、ぜひ気楽に作って楽しんでくださいね。
レシピ:あさりと春雨のエスニック炒め
【材料 2人分】
あさり 200g
緑豆春雨 80g
しょうが 1かけ
にんにく 1かけ
赤唐辛子(輪切り) 1本分
水 1/2カップ
紹興酒(または酒) 大さじ2
ナンプラー 大さじ1
胡椒 少々
サラダ油 大さじ1
香菜 適宜
レモンのくし切り 適宜
【作り方】
1.あさりは塩水に1~2時間漬けて砂抜きし、殻をこすり合わせてよく洗う。春雨はぬるま湯に漬けて戻す。しょうがとにんにくはみじん切りにする。
2.フライパンに油、しょうが、にんにく、唐辛子を入れて弱火にかけ、香りが出たらあさりを入れて1分ほど炒め、水、紹興酒を加えて蓋をする。
3.1~2分煮て、あさりの口が開いたら春雨、ナンプラー、胡椒を加え、1分ほど煮る。器に盛り、レモン、香菜を添える。
写真=福田喜一
コラム内で紹介したワインはこちら
フライハイト・ヴァイス
白
フルーティー&バランス
星付きレストランで多数採用される、ナチュラルワイン愛好家垂涎の造り手。アロマティック品種をブレンドして造られる、多層的でフードフレンドリーな白ワイン。 詳細を見る
2023年
3,410 円
(税込)