冬真っただ中の1月は、香ばしさやコクのある料理が恋しくなります。ワインも果実味たっぷりでふくよかなタイプが寄り添ってくれます。
そんな冬の食卓を彩る料理を、SNSで「おうちで作れるプロの味」を発信する料理家・パパイズムさんに教えていただきました。メイン料理ともう一品、さらにワインがあれば週末の食卓が“ちょっと特別”になりますよ。
レシピを教えてくれたのは、パパイズムさん
元料理人。10年以上の厨房経験を活かし、レシピ開発・執筆・写真・動画制作を手がける。 現在は子育てをしながら自宅で活動し、プロの技術を家庭で再現できるレシピを発信。 「作ってみたくなる料理」をテーマに、わかりやすく伝えることを大切にしている。 Instagramアカウント:@papa_izm_kitchen
1月のワイン:果実味たっぷり白ワイン
ロッソ・アンド・ビアンコ シャルドネ
白
リッチ&コンプレックス
映画界の巨匠が造り出す、日々を豊かに彩るカリフォルニアワイン。トロピカルなアロマと生き生きとしたミネラル感が魅力。 詳細を見る
4.5
(8件)2023年
2,640 円
(税込)
豊かな果実味とやわらかな厚みが魅力の白ワイン。“濃すぎず軽すぎず”の絶妙なバランスで、冬の素材や味噌、バターなどコクのある味わいとよくなじむ1本です。
このワインの果実味とまろやかさに寄り添うよう、パパイズムさんが今回のレシピを考案。素材の旨味を引き出しつつ、ワインと合わせることでより美味しく感じられる組み合わせに仕上がっています。
メインレシピ:粉チーズ仕立てのねぎ味噌チキンカツ
サクッと揚げた鶏むね肉のチキンカツに、ねぎ味噌の甘じょっぱいソースがしみる満足感たっぷりの一品。
味噌ソースに粉チーズを加えることで味わいにほんのり丸みが出て、白ワインとよく合います。
【材料 2人分】
鶏むね肉 1枚(300g)
長ねぎ 1/2本
バター 10g
塩 3g
こしょう 適量
小麦粉 適量
卵 1個
パン粉 適量
揚げ油 適量
A味噌 大さじ1
Aみりん 大さじ1
A砂糖 小さじ1
A粉チーズ 大さじ1
A水 大さじ1
【作り方】
1.鶏むね肉は4等分にし、厚みを均一に開いて塩・こしょうをふる。長ねぎは斜め薄切りにする。
Point!
鶏むね肉の厚みを均一にすることで火通りが揃い、パサつきにくくなります。
2. 小麦粉→卵→パン粉の順で衣をつける。
3. 170℃の油で、火を入れすぎないよう片面2分ずつ、合計4〜5分で両面をカリッと揚げる。
4. フライパンにバターを溶かし、長ねぎを弱め中火でじっくり炒める。
Point!
長ねぎは焦げないように注意!甘みが出ることでソース全体が丸くなり、揚げ物でも重たく感じません。
5. 長ねぎがしっとりしたらAの材料を加え、軽く温める。
6. チキンカツを食べやすい大きさに切って器に盛り、5のソースをたっぷりかける。
淡白なチキンカツに、ねぎとバターの風味を重ねた甘しょっぱい味噌ソース。白ワインの果実味と合わさることでねぎの甘みが広がり、バターと味噌のコクも角が取れてやさしい余韻に。揚げ物でも軽やかに楽しめる、ご飯にも白ワインにも合う仕上がりです。
副菜のレシピ:れんこんのクリームチーズ生ハム包み
もう一品、合わせて作るならこれ。シャキッとしたれんこんに、クリームチーズのとろりとしたコク、生ハムの塩気と旨味を重ねた前菜です。
【材料 2人分】
れんこん 60g(スライス6枚分)
大葉 3枚
塩 ひとつまみ
クリームチーズ 45g
生ハム 6枚
オリーブオイル適量
【作り方】
1. れんこんは皮をむき、厚さ8〜10mmにスライスする。大葉は千切りにする。
2. フライパンにオリーブオイルを温め、れんこんを並べ、塩をひとつまみ振る。
3. れんこんに焼き色がついたら裏返し、両面がこんがりするまで焼いて取り出す。
4. 粗熱が取れたら、れんこん2枚でクリームチーズを挟む。
5. 生ハムで4をくるっと包み、包丁で半分にカットする。
6. 器に盛り、オリーブオイルを少量回しかけ、千切りした大葉を飾る。
仕上げに添えた大葉の千切りが、白ワインを口に含んだ瞬間にふっと香り立ち、チーズや生ハムの余韻を軽やかに整えてくれます。コクのある素材に、あえて和の香りを少量添えることで、後味まで印象的に楽しめる一皿です。
まとめ
旬の素材を使った料理と、冬にピッタリの果実味ある白ワイン。今回のレシピはどちらも手順がシンプルで作りやすく、ワインと合わせるだけで特別感のある食卓になります。
ぜひ今週末は、ワインと一緒に“おうちレストラン”気分を楽しんでみてください。
文=川畑あかり