ワインと料理のペアリングの基本の一つが、産地を合わせること。その地で親しまれてきた料理とその地で造られたワインは、地元の風土や文化が根付いているため、自ずと相性が良くなります。
ワイン産地の郷土料理レシピをご紹介するとともに相性の良いワインをお伝えします。
今回はナポリを州都に持つカンパーニアの郷土料理から「ラザニア」をご紹介します。とっておきの日にもピッタリなごちそうレシピです。
ラザニア
ラザニアとは、正確にはシート状のパスタのこと。これを層状に重ねてオーブンで焼き上げた料理が有名です。
イタリア料理として人気ですが、起源はカンパーニア州のナポリだと言われています。
温かな大皿料理なので、寒い季節のパーティーや集まりにピッタリです。
【材料 3~4人分】
ラザニアシート 6枚
※ラザニアは下茹で不要のタイプを使用しています。
下茹でが必要な場合は、パッケージの表示通りに茹でてください。
■トマトソース
牛豚合い挽き肉 200g
トマト缶(ホール) 1缶
赤ワイン 50ml
玉ねぎ 1/2個
セロリ(茎部分) 1本
にんにく 1片
トマトケチャップ 大さじ1
中濃ソース(ウスターソース) 大さじ1
塩 小さじ1/2
オリーブオイル 適量
※トマト缶の酸味が強い場合は、砂糖を少量追加してください。
■ホワイトソース
バター 30g
小麦粉 30g
牛乳 300ml
ナツメグ 少々
塩 少々
粉チーズ 適量
ピザ用チーズ 適量
イタリアンパセリ 適量
【作り方】
1.トマトソースを作る。
玉ねぎ、セロリ、にんにくはみじん切りする。トマト缶は潰しておく。
2.フライパンにオリーブオイル、にんにくを入れ火にかける。香りがたったら、玉ねぎ、セロリを入れ炒める。牛豚合い挽き肉を入れ、肉の色が変わる程度に炒める。
3.トマト缶、赤ワイン、トマトケチャップ、中濃ソース、塩を入れる。弱火で20分ほど煮詰めソースを作る。
4.ホワイトソースを作る。
耐熱ボールにバターと小麦粉を入れ600Wの電子レンジで30秒加熱する(加熱の際にラップは使用しません)。加熱後ダマがないようによく混ぜ合わせる。
5.牛乳を50ml入れ、馴染ませる。残りの牛乳を少しずつ加えて都度混ぜる。 600Wの電子レンジで1分30秒加熱する。一度取り出しよく混ぜ、さらに1分加熱する。よく混ぜ、さらに30秒を2回繰り返す。ナツメグ、塩で調味する。
※ご家庭のレンジによって、最後の加熱具合は増やすなどして調整ください。様子を見ながらよく混ぜて作ってください。牛乳の一部を生クリームに代えると、さらにコクが出ます。
6.耐熱容器に、バター(分量外)をぬる。トマトソース、ホワイトソース、ラザニアシート、粉チーズを順に重ね、繰り返す。
仕上げにピザ用チーズをお好みの量のせる。
7.オーブン予熱180度で30分加熱する。刻んだイタリアンパセリをのせて出来上がり。
とっておきの日にピッタリなごちそうが完成しました。
2種類のソースとチーズの風味が合わさり旨味とコクの強い味わいのラザニアには、イタリアの日差しをたっぷり浴びて造られる濃厚な赤ワインがおすすめです。
果実の旨味を感じるジューシーな赤ワインがよく合いますよ。
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4.3
(85件)2019年
3,410 円
(税込)
JS 92
レシピを教えてくれたのは、築山紀子さん
C.P.Aチーズプロフェッショナル J.S.Aワインエキスパート 簡単でちょっとオシャレなワインに合うおつまみレシピ、チーズ料理を発信中です。 Instagram @noriko.norikostyle
文=川畑あかり