ラグビーとワインを絡めたオンラインイベント「廣瀬俊朗のワインにトライ!」イタリア編を開催!
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先日、元ラグビー選手の廣瀬俊朗さんをナビゲーターにお迎えし、ラグビーとワインを掛け合わせたオンラインイベント「廣瀬俊朗のワインにトライ!」第4回を開催しました。
世界各国を遠征中、ラグビーの強豪国は実はワインの銘醸地が多い、ということに気づいた廣瀬さん。二つを掛け合わせて紹介すると面白いのでは…、そんな廣瀬さんのご発想から実現したイベントです。
毎回一つの国にスポットをあて、ラグビーとワインという二つの世界を繋げて紹介。お客様は廣瀬さんと一緒に同じワインを飲んでいただきながら、廣瀬さんのトークを楽しんでいただきます。
第4回のテーマは、現在世界ランキング11位(※1)の「イタリア」。今年3月、ウェールズに対して敵地で22-21で勝利、36連敗をストップしたのを皮切りに、11月にはサモアに快勝。イベント当日のオーストラリア戦では19度目の挑戦で初めて強豪オーストラリアを倒し、トップ10入りに近づいている注目国です。
そんなイタリアから今回スペシャルゲストとして登場いただいたのは、イル・ボッロのサルヴァトーレ・フェラガモさん。オンラインイベントの様子を一部抜粋してご紹介いたします。
(※1)11月14日現在
「イル・ボッロ」のラベルにある景色は?
乾杯の前にサルヴァトーレ・フェラガモさんが案内してくれたのは、絶景が見渡せるテラス。「イル・ボッロ」に中世からある村が見渡せます。
この景色、見覚えがある方もいらっしゃるかもしれません。そう、「イル・ボッロ」のラベルに描かれた景色なのです。
乾杯は、この素晴らしい景色の前で行いました。ラベルと、サルヴァトーレさんのZOOM画面を見比べながら乾杯です。「サルーテ!」
ラグビーの起源はイタリアにある?
諸説あるようですが、ラグビーの起源の一つと考えられているスポーツがイタリア・フィレンツェ発祥の「カルチョ・ストーリコ・フィオレンティノ」です(サッカーなどゴールゲーム全般の起源とも言われています)。
「こんなスポーツあんねや!」と廣瀬さんも驚かれていましたが、フェアプレーをモットーとする現在のラグビーとは違い、各チーム27名でボールを運びつつ、あらゆるところでケンカが起こるスポーツです。13~14世紀にフィレンツェで誕生し、現在もフィレンツェの中心にあるサンタ・クローチェ教会前広場で行われます。
「ラグビーも激しいぶつかり合いがありますが、ケガさせようなんて誰も思っていません。ベストを尽くしたい一心でプレーをしています」と廣瀬さんが話す通り、ラグビー憲章のもとお互いのチームが誠意を尽くし相手を称えあいながら、フェアに行うのが現在のラグビーです。
ラグビーはイギリスを中心としたスポーツの印象が強いですが、まさかイタリアにルーツがあった(?)とは驚きです。
指4本分の分厚さ!トスカーナのTボーンステーキをペアリング
サルヴァトーレさんが今回「イル・ボッロ」に合わせるために用意したのは、トスカーナ特産のキアニーナ牛を使ったTボーンステーキ、「ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ」です。
指4本分の厚さが特長で、大迫力のこの大きさが肉食文化のトスカーナ流です。ぜひラグビー選手の方々に召し上がっていただきたいそうですよ。
ペアリングのポイントとしては、「イル・ボッロ」はフルボディでタンニンのストラクチャーがあるワインなので、脂肪分がしっかりあるオイリーな肉料理がピッタリとのこと。口の中でタンニンが油分をしっかり切ってくれるのでバランスがとれるそうです。
廣瀬さん、「イル・ボッロ」に行かれた際はぜひトライしてくださいね!
自然に寄り添うことが本当のラグジュアリー
イベントでは、気になることについてサルヴァトーレさんに質問した廣瀬さん。その一つが、廣瀬さんが最近関心を持っているオーガニック農法についてで、それを実践する「イル・ボッロ」のこだわりについて質問されました。
サルヴァトーレさん:「オーガニック農法というのは実にシンプルで、産業化前には当たり前に行われていたんです。自然というのは浄化作用をもっていて、それを利用することでトップクオリティの食べ物をつくることができます。
ここでお出しする料理もワインもすべて自然の産物です。それが本当の意味での“ラグジュアリー”なのかもしれません」
お客様からも「イル・ボッロ」に使用するユニークなブドウ品種(※2)の種類について質問がありました。
(※2)「イル・ボッロ」はシラーを中心にカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロがブレンドされています。
サルヴァトーレさん:「イル・ボッロの敷地はアペニン山脈からヴァル・ダルノの谷底まで様々な場所に畑を有しています。石ころの多い土壌から粘土の多い土壌まで、土壌の特性も様々です。
そのため、それぞれのテロワールに1番合う品種を植えることを大切にしています。適材適所にすることでそれぞれの品種が1番力を発揮できて、「イル・ボッロ」の持つテロワールを表現できると思います。
つまり、テロワールを引き出すためにこうした使用品種になったという訳です」
これはラグビーにも同じことが言えるのだそう。様々な強みを持つ選手が、それぞれのポジションで重要な役割を担い、その結果チームとして最高の力を発揮するということと同様で、廣瀬さんも「イル・ボッロ」のワイン造りは「ラグビーにすごい似てる!」と言われていました。
今回もラグビーとワイン、それぞれの価値を知り共通点を探り、トスカーナからの素晴らしい景色に魅了された1時間半でした。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました!
次回は、3月4日(土)にアルゼンチン編を開催します。
アルゼンチン・メンドーサのワイナリー、ボデガ・ノートンから、社長のマイケル・ハルストリックさんにご登場いただきます。
アルゼンチンは2023年のワールドカップで日本と同じプールDの強豪国。アルゼンチンラグビーとワインを廣瀬さんと一緒に深掘りしましょう。皆様ふるってご参加ください!
イベント公式Twitter「廣瀬俊朗のワインにトライ!」のフォローもよろしくお願いいたします。
イベントの詳細はこちら