ワインと美味しいものに目がないスタッフが集まるエノテカ編集部。盛り上がる話題といえば、最近飲んだワインの話。
この連載では、スタッフが最近購入したワインをご紹介していきます。
今回は、エノテカ編集部 中井がチーズ料理のお供に選んだワインをご紹介します。
なんだか気分が上がらない月曜日の朝。今日の夜は何を食べようかな?そんなことを考えながらレシピ本を見ていると、とても気になる料理を発見。
それは「豚肉のマンステールチーズソース」。豚ロースに、フランス・アルザス地方のウォッシュタイプチーズ、マンステールをソースにしたものをかけるというシンプルな料理です。
私は常にチーズを冷蔵庫にストックしているほどのチーズ好き。
普段はドライフルーツやジャムを添えてシンプルにそのままつまむことが多いですが、今日の夜はお肉をがっつり食べたい気分だったし、これなら簡単に作れそう!と思い作ってみることにしました。
そうと決まれば、合わせるワインも準備しないと。「今日は少し軽やかな赤ワインが飲みたいな」と思いセラーを探ると、『ブルゴーニュ・ルージュ』が目に留まりました。
初めて飲んだ時にその美味しさに感動し、それ以来毎ヴィンテージ購入している大好きなワインです。
このワインなら料理にも合いそう。でもそれならソースに使うチーズは、ワインと同じブルゴーニュ地方のウォッシュタイプチーズ、エポワスのほうがマッチするかも…。そう思い、チーズを変えて作ることに。
大好きなチーズに大好きなこのワインを合わせたらきっと気分も上がるはず!このご褒美のために今日も1日頑張ろう!と仕事にも身が入ります。
そして仕事を終え、スーパーで材料を揃えて調理開始。
まず、豚ロースの塊肉の表面をフライパンで軽く焼いた後、オーブンでじっくり1時間ほどかけて火を通します。
あとは、電子レンジで温めたエポワスに生クリームと卵黄、黒胡椒をミキサーで混ぜて作ったソースをかけて完成!
すぐさまテーブルにつき、出来立ての料理を一口。ジューシーな豚肉に、クリーミーなエポワスソースが絡みます。
数あるウォッシュタイプのチーズの中でも一際香りが強いエポワス。生クリームと卵黄が加わることでマイルドになりつつも、エポワスの独特の香りや芳醇な風味は程良く残っていて絶品です。
そしてワインを口に含むと赤系果実を思わせる柔らかい甘みが広がり、ソースのコクと塩気との相性が抜群!あっという間に食べ終えてしまいました。
ワインと食べ物の産地を合わせたペアリングは定番ですが、ここまで合うとは!と改めて感動しました。
1週間の始まり、月曜日のプチ贅沢。今週も頑張るぞ!と気持ちを上げてくれるひと時でした。
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