皆様こんにちは。リテール戦略部の吉﨑です。
今日はなんだか、美味しいブルゴーニュワインが飲みたい気分です。
ブルゴーニュの鬼才と呼ばれている、「ルシアン・ル・モワンヌ」という造り手をご存知でしょうか?またそのワインを飲まれたことはありますか?
私はこの造り手が大好きで、造られるワインの美味しさはもちろん素晴らしいのですが、実はワインに関して興味深い秘密があるんです。
今回はその秘密の世界に皆様をご案内いたします。
その秘密は「ブドウ」にあります。
ルシアン・ル・モワンヌは一風変わったネゴシアンスタイルの生産者として知られています。
ブドウを買うのではなく、一流ドメーヌが仕込んだブドウ果汁(白ワインの場合)やワイン(赤ワインの場合)をテイスティングした上で購入し、自身で用意した樽に澱と一緒に入れて自社のセラーに持ち帰り、熟成から瓶詰までを行っているのです。
この一流ドメーヌというのが誰なのかは全く公開されていないため、これは誰の畑のブドウなのか?と思いを巡らせながらワインを楽しむことができるんですす。
さらに私が飲んだこの「ブルゴ-ニュ・ブラン」にいたっては、誰が造ったブドウなのかわからないだけでなく、そもそもどこの村の畑なのか、ブレンドがされているのか、されていないのかさえも明かされていません。
しかもヴィンテージによってドメーヌも違うこともあると聞いています。ますます謎は深まるばかりです……。
この謎の多いブルゴーニュ・ブランですがいざ飲んでみると、色は深みのあるイエローで粘性も高く、高いポテンシャルを持ったワインであることが見た目から伝わります。
そしてグラスからは、ピュリニー・モンラッシェやムルソーなどいわゆる有名な村名を思わせる重厚感のある香りが一気に広がってきて、その香りの量に圧倒されてしまいます。
口にすると凝縮した果実の豊かさ、しなやかな酸、樽からくるふくよかさや心地良いミネラル感を含みつつ、非常に芳醇なワインに仕上がっていることがわかります。
ブルゴーニュ・ブランというカジュアルクラスにして、この素晴らしさ。ルシアン・ル・モワンヌが造る他のワインも色々と飲んでみたくなりました。
ルシアン・ル・モワンヌのブドウの秘密、知っていましたか?
情報が公開されているワインが多い中、たまにはこういったワインに触れてみるのも面白いと思います。ぜひお試しくださいませ!
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