【今日のワイン】今ホットな産地!素晴らしくエレガントなエトナの「イッダ・ロッソ」

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公開日 : 2022.6.15
更新日 : 2023.7.12
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地中海に浮かぶ最大の島、シチリア島。イタリアの特別自治州のひとつに数えられており、「文明の十字路」と呼ばれるほど多様な文化を持っています。


なんといってもシチリアのランドマークはヨーロッパ最大の活火山、エトナ火山であろうと思います。標高3,323mと冨士山よりちょっと低いくらいですが、エトナ火山は現在も活発に活動している活火山で、アルプスを除くとイタリアでは最も高い山となっています。


DOCエトナという原産地呼称でワインを生産することが認められており、今多くの生産者とワインラヴァーが注目している産地です。


今回試してみた「イッダ・ロッソ」は、このエトナの地で造られるワイン。ずっとこのワインを飲みたい!と思っていたのですが、なかなか手に入れることが出来ませんでした。しかし今回幸運にも飲む機会に恵まれたので、これは今飲むしかない!と思い手に取りました

イッダ

輝きのある淡いルビー色。チェリー、ワイルドベリー、ラズベリーにミントなどのハーブ。甘草などのスパイス。ヴァニラの香り。強いミネラルを感じます。抜栓直後は強い生命力を感じる酸味があり、長期熟成が出来るポテンシャルを秘めています。


グラスに注いで30分ほどで徐々に表情に変化がみられるようになり、酸味は穏やかに、余韻には深い果実味が感じられるようになっていきます。


エトナのネレッロ・マスカレーゼを使ったワインはよくピノ・ノワールのようであると例えられます。赤系果実の印象が強く、フローラルでエレガントな要素を持っている部分は確かにピノ・ノワールに近いものを感じます。


しかしながら、ネレッロ・マスカレーゼの酸は全体のバランスを優雅に引き立てるピノ・ノワールの酸とは少し異なり、強烈でインパクトがあります。


余韻の果実味に関しても、触れるのが恐ろしいような繊細で神秘的な美しさを湛えたピノ・ノワールというよりは、南イタリアのワインのような明るく陽気な雰囲気を強く感じました。

イッダ

このワインはシチリア風に揚げ茄子のトマトパスタと合わせるぞ!と意気込んでいたのですが、包丁を出した瞬間、茄子を買い忘れたのに気づきました。全く残念でなりません。


しかし普通のトマトとバジルのパスタとも素晴らしい相性でした。酸と果実味を両立した味わいはネッビオーロのようにジビエ料理などともよく合いそうですね。


本筋とは全く関係のない話なのですが、シチリアのことについて調べている時、シチリアの州旗を見ました。一度見たら忘れられなくなるナイスなデザインをしています。シチリアの三つの岬を表している「トリナクリア」、必見です!

今回紹介したワインはこちら

イッダ

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