ワインとサステナブル ~ワイン造りの未来に繋がる取り組みとは?~

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公開日 : 2022.2.28
更新日 : 2023.7.12
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ワインとサステナブル ~ワイン造りの未来に繋がる取り組みとは?~
目次

サスティナブル とは?

サステナブル( Sustainable)とは、「持続可能な」という意味。近年では、環境や文明、経済が後世においても変わることなく続いていくことを指す言葉として使われています。


サステナブルな社会の実現を目指し、様々な取り組みが世界中で行われています。

ワインにおけるサスティナブル

ワインの世界においても、サステナブルな取り組みが積極的に行われています。


例えば環境に配慮したブドウ栽培、畑の生態系への配慮、水やエネルギーの利用方法の見直しなど、枚挙にいとまがありません。


これらはワイン造りの未来のために不可欠なものと言えるでしょう。

ブドウ栽培を取り巻く 環境の変化

ワインは、ブドウを原料とした農作物。ヴィンテージによって味わいが異なるように、ブドウは気温や降水量、日照量などの環境に非常に敏感です。


近年の気候変動は、その環境に大きな変化を与えています。例えば、地球温暖化による収穫シーズンの変化。


ワインの銘醸地ブルゴーニュでは、1980年代までは10月上旬に始まっていた収穫が年々早まっています。近年では8月下旬にスタートすることもあり、ワインの味わいへの影響が懸念されています。


他にもカリフォルニアで多くのワイナリーを焼き尽くした山火事や、熱波の到来、洪水や豪雨、霜害など影響は多岐にわたります。地球温暖化が進むと、今の産地はワイン造りに適さなくなる恐れも出てきます。


こうした変化を少しでも防ぎ、対応していくためにも今ワイン造りにはサステナブルな取り組みが必要とされているのです。

ブドウ栽培におけるサステナブルな取り組み

動物の力を借りた ワイン造り

環境に配慮すべく、ワイナリーでは動物たちの力を借りています。


土を踏み固めず、健康な土壌のためにトラクターではなく馬で耕作を行ったり、農薬を散布する代わりに羊に雑草を食べてもらったりと大活躍です。

気候変動に適応する 品種を導入

ボルドーでは気候変動に対応すべく、今までAOCで使用が認められていなかった新品種の導入が可能となりました。ワインの味わいにどのような影響を与えるのか、世界が注目しています。

INAO(※)で使用が認められた品種


赤ワイン用 : アリナルノア、マルスラン、カステ、トウリガ・ナショナル


白ワイン用 : アルヴァリーニョ、リリオリラ

※ワインの原産地名称を保護するためのフランスの公的機関。

ブドウ栽培は 健康な土壌あってこそ

ワインを後世へと残していくには健康な土壌は不可欠。そのために生産者たちは農薬の不使用や、ビオディナミ栽培(※)を実施するなどして畑を守っています。


特にボルドーではその動きが盛んで、畑の約65%が何らかの環境認証を取得しています。

※化学的に合成された肥料・農薬・除草剤を一切使わないビオロジックに加え、天体の運行に合わせ、自然物質を使った特別な調剤を用いて自然の潜在能力を引き出す農法。

醸造におけるサスティナブルな取り組み

発生したCO2を再利用

アルコールを醸造する際、CO2が発生しています。近年、このCO2をそのまま空気中に放出するのではなく、分解して炭素燃料にするなど再利用する研究が進められています。

再生可能エネルギーの 活用

エネルギー資源の使用を最小限に留めるべく、太陽光発電や風力発電など、代替エネルギーを採用するワイナリーも増えています。

干ばつの被害が続いているカリフォルニアでは、効率的な水の利用は重要課題。節水するだけでなく、貴重な水資源を再利用する取り組みが行われています。

資材・運搬におけるサステナブルな取り組み

瓶や樽を再利用

古くなった樽や瓶、コルクを加工し家具やインテリアの一部として活用する動きも。資材をなるべく廃棄しない、環境にやさしい取り組みです。

瓶を軽量化

ワインを運搬する際には、膨大なCO2が発生します。この排出量を少しでも減らすべく、瓶の軽量化に取り組むワイナリーも増えています。

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