【今日のワイン】雨の日の夜にしっとり楽しむ「ピノ・ノワール・レゼルヴ」

皆さまこんにちは、金沢・香林坊大和店の三矢です。

湿度も高くじめじめとした日は、気分も沈みがち、体もダル重ですね。

ネガティヴなイメージの多い雨シーズンですが、実は雨の日こそ、ワインを楽しむべき日なのをご存じでしょうか?というのも、湿度の影響でワインの香りが立ちやすく、また湿度が高いと嗅覚が敏感になるそう。

雨が降る前や雨上がりなど、地面や草木の立ち上る香りを感じることがありますよね。

比較的落ち着いたワインの香りも、雨の日にはよりしっかりと感じられる。湿度の高い時こそ、ワインの香りを楽しめる日!とも言えます。

では、じめじめ気分を吹き飛ばしながらもしっとりと楽しめる、雨の日にうってつけのワインは何なのか。

私のイチオシはこちら。「トリンバック ピノ・ノワール・レゼルヴ」という赤ワインです。

生産されるワインの約90%が白ワインのフランス・アルザスで、近年生産量が増えているピノ・ノワール。量だけでなく品質も高まっていて、見つけたら買いの注目株です。

アルザスの名門トリンバックが仕立てるこちらのピノ・ノワールは、木苺やウメ、ドライベリーを感じる果実味ある1本。アルザスらしいキュッと引き締まった酸味が豊かで心地よく、余韻も軽やかなのでじめじめ気分を吹き飛ばしてくれます。

また、ピノ・ノワールらしい森やホワイトマッシュルームのようなきのこ類など、湿った感じの落ち着いた香りは、しっとりした雨の日の空気で飲むとまた格別。

空気感と相まって体に馴染んでいくような感覚は、普段感じ取りにくい僅かな香りの要素を感じ取っているせいかもしれません。

アルザス・ストラスブールのレストランで、よく冷えたピノ・ノワールが出てきたことに驚き、美味しくてまた驚いたことを思い出しますが、キュッと酸味が引き締まるので、召し上がるときには軽く冷やすのがおすすめです。

お料理は茹で豚や豚しゃぶ、旬のお魚なら焼いたイワシやハモの湯引きに梅肉を添えたものともいい相性ですよ。

石川県・金沢は年間を通して比較的湿度が高く、年間降雨日数もランキング1位常連県。金沢移住前は湿度の高さに身構えていましたが、住めば都とはよく言ったもの。

雨の日の艶々した濃い緑や濡れた石畳など、しっとりとした金沢の町並みはまた風情を感じられ、長靴を履いて散歩に出かけています。

雨の日にしか見えない情景もあるのと同様に、雨の日だからこそ感じられる香りを探しながら、ワインを楽しんでみてはいかがでしょうか。