【今日のワイン】松茸を使った旬のペアリング「モレ・サン・ドニ / フランソワ・フュエ」
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皆様、こんにちは。ワインショップ・エノテカ&バー 六本木ヒルズ店の鈴木です。
皆さま如何お過ごしでしょうか。11月に入って、いよいよ本格的に秋冬の味覚が出て参りました。
秋の味覚といえば、栗や秋刀魚、茄子などいろいろと美味しい食材がありますが、私にとっては何と言っても松茸です。
今年は夏の雨量が多かったことから、60年ぶりに松茸が大豊作のようです。豊洲市場でも例年にない量が入荷しているようで、価格も例年より手頃でしたので奮発して一箱買ってしまいました。
せっかく松茸を購入したので、土瓶蒸しや松茸ご飯はもちろん、ワインと合うような料理もと思い、松茸と鴨肉の挟み焼きを作りました。
鴨は真鴨を使いました。真鴨は合鴨に比べて、脂身が少なく締まっていて、血の味わいがしっかりとしており、野性味のある身質です。
松茸と鴨肉の挟み焼きは、松茸の香りと触感、真鴨の鉄っぽい締まった味わい、脂身のコクが一体となったところを味わうお料理。和食のためフレンチのようなソースはなく、油脂分が控えめで、繊細な香りが特徴です。
合わせるワインのタイプとしては、冷涼な産地、ボディの軽やかな品種が良いと思い、ブルゴーニュのピノ・ノワールを。そして、松茸の香りに合わせて、熟成した香りが感じられ、フレッシュな果実味が落ち着いている少し熟成したワインを探しました。
有機農法で栽培し、余計なタンニンは出さずに優しく綺麗な果実味だけを抽出するフランソワ・フュエのラインナップの中から、モレ・サン・ドニ2014年を選びました。
松茸と熟成したワインの香り、引き締まった鴨の身質とタイトな果実味、ピノ・ノワールの赤果実の風味がお互いを引き立ててくれます。
皆さんも是非、ワインとお料理の共通点を見つけて、ペアリングにチャレンジしてみてください。
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