本当は教えたくない!プロのソムリエが教える「個性的すぎるイタリアワインの選び方」

プロのソムリエさんが自宅でワインを楽しむコツやプロのテクニックを紹介するコラム。

第17回目は「アルベロ・ネロ」のソムリエ、北原さんです。

すぐに真似できちゃうソムリエならではの楽しみ方は必見です!どうぞお見逃しなく。

【プロフィール】北原薫さん

イタリア現地でコックとして、ミシュラン星付きレストランにて研鑽を積む。料理修行の傍らイタリア各地のワイン産地を訪ね歩き、ワインの楽しみ方に魅せられる。
帰国後、サービスの世界へ。生産者とのコラボイベントを精力的に行い、レストランを通じて、イタリアワインの普及活動に努めている。

こんにちは、東京・白金台に構える「アルベロ・ネロ」でソムリエを務める北原と申します。

「ワイン大好きなんだけど、イタリアワインは分かんないんだよねー。だから…おまかせで!」イタリア料理店でよく聞かれる言葉です。

確かに、そうですよね。イタリアワインって難しいですよね。

そんな個性あふれるイタリアワインの中から自分好みのワインを見つけるための、ちょっと使えるテクニックを紹介します。皆様が、イタリアワインの楽しさを知るきっかけになれば嬉しいです。

ワインを写真で記録する!

まずは、一番好きなワインを見つけることが大切です。

そのために、多くの方が絶対に持っているモノを使います。それは「スマホの写真」。

ワイン好きな方は、レストランで食事をされることも大好きなはず。そんな時に「あ、このワイン美味しい」と思ったら、必ずワインボトルを写真に撮っておいてください。

(撮影する際には、お店の雰囲気を壊さないよう、スタッフに一言伝えると良いですね。)

さて、この写真を使って、ワインのプロフェッショナルを味方につけましょう!

出会ったこの1本を覚えます。

①ワインの名前
②生産者
③ヴィンテージ

とりあえずコレだけでOKです。ブドウ品種の個性や産地の違いなどは一旦置いておいてください。

好みに近いワインに出会う方法

お店でワインを買う時にこの写真がとても役に立ちます。「このワインが好きなんだけど」 と写真を店員さんに見せ、予算を伝えます。

予算内で、それが見つかればOKです。

ただし、よっぽど有名なワインでなければ、同じワインがお店にあることのほうが珍しいでしょう。

したがってここからが重要です!

そのワインに出来るだけ近づけていくのですが、この時に勧める人間の力量が問われます。

イタリアワインに関しては、同じブドウ品種がお店にあることの方が少ないかもしれません。「このワインはないけれど、同じ味わいのものなら…」と違う産地やブドウ品種を持ってきてくれたら、思い切って試してみてください。

ここまでくればあとはフィーリングでOK!エチケットで選んでも大丈夫です!

日本には世界中から数えきれない種類のワインが揃っています。 その中でも、難解なイタリアワインの中から勧めてくれているのですから、根拠なしには選べません。

お家に帰って、選んだワインが好みにピッタリなら、なんて素晴らしい♪このお店とワインを選んでくれた店員さんは、ぜひ贔屓にしてあげてください!もっと色々なワインの楽しみ方を教えてくれると思いますよ。

「自分の好みを知っているワインのプロフェッショナルを味方にする」。実は、コレが美味しいワインを選ぶ最強のテクニックなのです。

できれば、白ワイン・赤ワイン・スパークリングワインの3本を見つけておくと良いですね。

まとめ

好みのワインが見つかるとレストランでのお食事がもっと楽しくなります。

同じことをレストランで実践するのもありですね。ソムリエやサービスマンは、目の前のお客様に合わせたワインを提供できることが嬉しいと考え、日夜努力しています。

私も、イタリアで出会った1本がワインの世界へ興味を持つきっかけでした。

皆様がたくさんの素敵なワインに巡り会えますように。我々は、皆様ともっとワインを一緒に楽しみたいと考えているのです。

ワインショップで、レストランで、皆様にお会いできることを楽しみにしています。