【今日のワイン】ブルゴーニュの掘り出し白ワイン!「リュリー プルミエ・クリュ シャピートル・ブラン」

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公開日 : 2020.9.17
更新日 : 2023.7.12
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こんにちは。広尾本店の小林です。

近年、ブルゴーニュワインは値上がりが顕著であり、私が入社してから10年の間にも価格が大きく変動しています。古くからのワインラヴァーの皆さまはより一層、その変化を感じていらっしゃるのではないでしょうか。

畑や醸造設備への多額の投資による出荷価格の値上げもありますが、経営者の交代や極端な需要の高まり、評論誌の評価にも左右されてしまいます。

とはいえ、全てのワインが値上がりをしているわけではなく、まだ知名度が高くない地域ではお手頃な価格帯で掘り出しものを見つけることもできます。

今回は「リュリー」という地域の、コストパフォーマンスに優れた白ワイン「2017 リュリー プルミエ・クリュ シャピートル・ブラン / ドメーヌ・ヴェルヴィル」をご紹介させて頂きます。

リュリーとはブルゴーニュの南、コート・シャロネーズ地区の北側に位置します。

コート・シャロネーズ地区の南にあるマコネ地区は身近な存在のため、マコンのワインをイメージしていたものの、グラスに注ぎ、そのオレンジがかった黄金色の色調に驚きました。

パイナップルやパッションフルーツ、黄桃のアロマ、あとからローストナッツの香ばしさも感じられます。そのあと、火打石や石灰のようなミネラルのニュアンス。

口に含んだ瞬間のアタックが強く、なめらかで丸みを帯びた舌触り。酸は豊富にありますが、それ以上にたっぷりとした果実味が口の中に広がり、ふくよかで豊満なスタイルです。余韻も長く、ナッティな香りが残ります。

1日目はカリフォルニアのシャルドネを思わせるようなパワフルでボリューミーなスタイルに驚きましたが、2日目は一転、果実味や樽香、アルコール感が落ち着き、酸とミネラルが際立ってエレガントな印象に。3日目でもへたれることなく、美味しさを保っています。

ピュリニー・モンラッシェやムルソーの1級畑とは異なり、2~3年の熟成で十分美味しく頂けます。早くから楽しむことが出来る1級畑で、かつ価格もお手頃。

経験したことがない産地のワインを買うことはためらいがあるかもしれませんが、新たな発見や思いがけない出会いもあります。是非色々なワインにチャレンジしてみてください。

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