1年に1度のワインのお祭りといえば、ボジョレー・ヌーヴォーの解禁!2025年の解禁日は11月20日(木)です。
その年に造られたワインを飲むことは、他ではできない楽しみ方と言えます。今年も盛大に新酒の解禁をお祝いしましょう!
解禁が待ち遠しい、ボジョレー・ヌーヴォーの最新情報が届きました!
ボジョレー・ヌーヴォーを予約
7月までの生育状況
気になる2025年のボジョレーの生育状況。エノテカで取り扱いのあるボジョレー・ヌーヴォーの生産者(タイユヴァン、ジル・ド・ラモア)から7月までのレポートが届いているのでお伝えします!
冬は寒く湿潤で土壌の水分が十分に補われ、芽吹きは例年より早く順調に進みました。春以降は晴天と小雨が交互に訪れ、ブドウの樹は非常に健康な状態となりました。房数は少なく収量は控えめと予想されますが、品質は良好です。
6月は雨により一部花ぶるい(※)がありましたが、その後は好天が続きました。果粒の不揃いが見られ収量減につながるものの、これは優れたヴィンテージの兆しとも言われます。
7月は理想的な晴天に恵まれ、ブドウは順調に熟しました。8月も晴天が続く予報で、畑の状態は良好です。
2025年ヴィンテージは品質に自信がある一方、収量は少なめの見込みで、収穫は8月下旬から9月上旬に始まる予定です。
――タイユヴァン
※花が多数開花しても、適切に受粉・受精が成立しないために、多くの花が落ちてしまい、結果的に着果が極めて少なくなる現象のこと
1月から3月は非常に暖かく、平均気温は平年より0.5℃高く推移しました。一方、日照時間は1~3月で12%不足し、降水量も平年比12%不足する乾燥傾向でした。日照不足や降雨の偏りなど気象条件は不安定でしたが、5月には雨が多く土壌は十分な水分を含み、ブドウは非常に早く成長しました。
開花期には理想的な条件とは言えず不安定でしたが、6月に入ると太陽が顔を見せ始め、まるで8月のような猛暑が続きました。栽培者たちは涼しい時間帯を求めて夜明けから作業を行っています。7月も猛暑が続きましたが、数回の雨や雷雨により畑には適度な潤いと涼しさがもたらされ、この雨が暑さで弱りかけていた樹を再び元気づける助けとなりました。
ヴェレゾン(色づき)は区画ごとに差があり、収穫開始日を決めるのに頭を悩まされます。収穫は例年より早まる予定で、最も早い区画は8月25日頃から、遅い区画では9月6日頃までにかかる見込みです。
――ジル・ド・ラモア
日本でも暖冬や夏の猛暑が話題になっていますが、フランス・ボジョレーでも例年より暖かい傾向にあります。その影響で、昨年は9月に入ってからの収穫だったのに対し、今年は8月下旬から収穫が始まる予定です。
2025年のボジョレー・ヌーヴォーは、収量は控えめながら、果実の質は高く、優れたヴィンテージになることが期待されます。今後のお天気を祈りつつ、収穫のレポートを待ちましょう。続報が入り次第、お伝えいたします。
まとめ
今年も高品質なボジョレー・ヌーヴォーが期待できそうです!新酒の解禁が今から楽しみでなりません。
今年もボジョレー・ヌーヴォーでいち早く2025年を感じてみませんか。