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歴史的な霜害が襲ったボジョレー・ヌーヴォー2021年

佐藤良樹
佐藤良樹
ワインニュース
公開日:2021.8.1
更新日:2021.10.22
ボジョレーの畑

1年に1度のお祭りといえば、ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日。2021年は11月18日(木)です。その年に造られたワインを飲むことは、他ではできない楽しみ方と言えます。

昨年、2020年はパンデミックの影響で、感染防止策を取りながらの収穫や流通遅延を考慮した早期出荷など、生産者にとっては例外だらけの特別なヴィンテージとなりました。2021年こそは例年通りにと願うばかりの生産者たちでしたが、今年はまた別の問題が。

そんなボジョレー地方の現在と2021年の作柄の見込みをお伝えします。

ボジョレー・ヌーヴォーを知る
目次

歴史的な霜害の影響

ブドウの芽に降りた霜

記録的な豪雨によりドイツ・ライン川沿いで洪水が起きたことは記憶に新しいですが、その他にも干ばつや霜害、雹害など、気候変動によってもたらされる極端な天候はブドウ栽培に影を落としています。

2021年は歴史的な規模の霜害がフランスを襲いました。4月上旬に寒波が襲い、数日に渡って夜間の気温は0度を大きく下回り、全土に壊滅的な被害を与えたのです。

フランス政府の推定によると、この霜害で全生産量の30%が失われたとのこと。農業大臣は「今世紀最大の農業における惨事」と語り、ブドウ栽培者たちに約12億ドルの支援を発表しました。

ボジョレーもこれに漏れず、およそ50%の畑が何らかの影響を受けたそうです。このため、2021年のボジョレー・ヌーヴォーの生産量は、例年より少ない見込みとなっています。今年の購入を検討している方は早めに手配したほうが良いかもしれません。

6月までの生育状況

開花したブドウ

気になる今年のボジョレーの生育状況ですが、ジル・ド・ラモアから6月までのレポートが届いているのでお伝えします!

2021年6月は、気温と降水において非常に入り組んだ月となりました。

6月中旬ごろまでは平均気温+4.1度と非常に暖かい気候でした。このためブドウの開花は比較的遅い6月6日頃に始まったものの、完全な開花までは記録的な速さとなりました。

その後、6月後半に再び涼しくなり、雨や雹が一部の地域で降りましたが、奇跡的にカビ病の影響はありません。

4月上旬の霜害により結実不良を起こした区画が多く、10日~15日の生育速度の差が見られます。

やはり霜害の影響はあるものの、その後の生育状況は今のところ良好といったところでしょうか。収穫量が減ったことによって果実が凝縮し、高品質になるヴィンテージもあります。今年のボジョレーもそうなることを期待したいですね。

なお6月末時点での生育状況は、記録的な早さだった2020年より20日ほど遅れており、2012年、2014年と同様の9月中旬の収穫が見込まれるそうです。

まとめ

こうして毎年の天候や畑の状況を見ていると、ワインはあくまでも農産物であることを思い知らされます。だからこそ、工業製品にはないヴィンテージ毎の違いが、私たちをいつも楽しませてくれるのでしょう。

そんなワインの楽しさをいち早く届けてくれるのが、ボジョレー・ヌーヴォーです。今年もボジョレー・ヌーヴォーで2021年を感じてみませんか。

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佐藤良樹
佐藤良樹

JSA認定ソムリエ / WSET® Level3 ワインショップ・エノテカで主にワインセミナーやスタッフトレーニングなどの業務を経験。現在はエノテカ編集部の一員としてライティングを担当している。

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