コルクが割れちゃった!困ったときの対処法

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公開日 : 2023.12.21
更新日 : 2023.12.28
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コルクが割れちゃった!困ったときの対処法

ワインボトルからコルクを抜くのって、結構難しくないですか?何百本抜栓しても慣れないワイン愛好家もいるくらいですから、ワインを飲むようになって日が浅いとさらに厄介ですよね。


しかも、失敗してしまったときはサーッと青ざめて、どうしたらいいのか頭を抱えてしまうことも…。今回は、そんなお困りの際に役立つ対処法をご紹介したいと思います!

動画で見る コルクが折れた時の対処法

目次

コルクが割れてしまったときの対処法

コルク

コルクは割れない状態でスッと抜き取るのがベストですが、そうもいかないこともあります。


特に多いのは、コルクが割れてしまったというトラブルです。そんなときには、ぜひ以下の方法で対応してみてください。


  • スクリューを斜めに差し込む
  • 2枚刃式コルク抜きを使う
  • コルクを瓶内に押し込む

スクリューを斜めに差し込む

コルクが半分ほど残っている場合は、この方法で救出できるかもしれません。


コルク抜きのスクリューをあえて斜めに差し込み、コルクを瓶口を添わせるようにして引き上げてみましょう。特に、コルクが柔らかくなってしまっている古いワインに有効な方法です。


この方法で抜けるとプロ顔負けですね。

2枚刃式コルク抜きを使う

コルク抜き(ワインオープナー)には様々なタイプがあり、一般的には「T字型」やテコの原理を応用した「ウイング型」、ソムリエナイフ、スクリュープルが多く流通しています。


これに加えて、あまり見慣れない“2枚刃式コルク抜き”というものもあり、「はさみ型」「プロングタイプ」と呼ばれています。


通常のワインオープナーとは違いスクリューがなく、2枚の刃を瓶口に差し込んでコルクをはさみ、引き抜くことができるため、古いオールドヴィンテージワインや乾燥や劣化などでダメージがあるコルクをそっと抜きたいというときに重宝します。


そして、このグッズを使うことで割れたコルクも綺麗に抜くことができるのです。

【使い方】


① コルクと瓶口の隙間に「長い刃→短い刃」の順で差し込み、オープナー本体を揺らしながら刃を深く埋めていく。


② 奥まで差し込んだら、ハンドルをねじりながら上に引き上げる。


③ コルクの上部がつかめるくらい持ち上がったら、両側から刃を挟むように掴んで、再びゆっくりとねじりながら引き抜く。

なお、“2枚刃式コルク抜き”は天然コルクにしか使用できません。


硬く造られている合成(樹脂製)コルクなどに使用すると瓶口が割れてしまう危険性があるので、使用前に必ずどんなコルクなのか確認するようにしましょう。

コルクを瓶内に押し込む

抜栓途中でコルクが割れてしまったら、いっそマドラーや割り箸などを使って押し込んで液体の中に落としてみてください。


瓶内にコルクが一欠片でも入ったら「風味や味わいに影響が!」という人もいますが、割れてしまったものは仕方がありません。


ワインの中にコルクを落とした後は、コーヒーフィルターや茶こしを利用してろ過し、デキャンタなどの容器に移してください。案外美味しくいただけますよ。

抜栓前に注意が必要なワイン

並べられたワインボトル

コルクが割れてしまったときの対処法をご紹介しましたが、とはいえ、そもそもコルクは最初から割れない方がいいですよね。


というわけで、コルク割れを未然に防ぐためにも、オープナーを使用する前に注意が必要なワインをピックアップしました。

熟成した古いワイン

長い熟成を経たワインの中には、保存状態の関係でコルクがボロボロになっているものもあります。


このようなワインを開ける際は、最初から“2枚刃式コルク抜き”を使用するようにしましょう。


なお、長期熟成に耐えうるワインには一般的に天然コルクが使用されているので、前述したようにコルクの硬さから瓶口が割れてしまう心配はありません。

かなり若いワイン

実はかなり若いワインのコルクも、抜栓途中に折れてしまう心配があります。


コルクが十分にワインに浸っていないため硬く、瓶口との摩擦が大きいためです。この場合はしばらくワインを横にして寝かせ、コルクを十分に湿らすようにしましょう。

正しい抜栓方法

抜栓の様子

コルクを割らせないためには事前にワインの状態を把握する他に、正しい抜栓方法で開けることも大事です。


ソムリエナイフ(シングルアクション)を使用する際は、以下の手順で抜栓してみてください。

① ナイフ部分でキャップシールを剥がす。


② スクリューの先端をコルクの中央部分に刺し、ハンドルをゆっくりと回転させながら残り2巻ほどまで差し込む。


③ 瓶口に引っ掛けたフックを利き手とは逆の手でしっかりと固定し、利き手で引き上げる。


④ 引き上げきった後、さらにスクリューを2巻ほど差し込んで、再び③と同じように引き上げる。


⑤ コルクが瓶口に数ミリ残った状態になったら、コルク本体を手で握り、ゆっくりと左右に揺らしながら引き抜く。

動画で見る シングルアクションタイプでの開け方

ソムリエナイフについて詳しくはこちら

まとめ

予期しないトラブルに見舞われると、どうしていいのか分からず途方に暮れてしまいますよね。しかし、予め対処法を知っておけば慌てずに済みます。


特に来客に振る舞うワインのコルクが割れてしまったら…と思うと、想像しただけで血の気が引いてしまいます。そんなときでも今回ご紹介した対処法を知っておけば、ある程度冷静に対応できるのではないでしょうか。


ぜひ、転ばぬ先の杖として覚えておいてくださいね。

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