【今日のワイン】焼鳥とのペアリング!「ピノ・ノワール・クラシック / フォルジュ・セラーズ」
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皆様、こんにちは。ワインショップ・エノテカ&バー 表参道ヒルズ店の鈴木です。
もう夏至も目前。暑い日々が続いております。
夕暮れ、近所を散歩しているとどこからかタレの良い香りが。香りに誘われて近づくと、店先からもくもくと煙が立ちのぼり、ジュージューと音を立てているお店を見つけました。
食欲が掻き立てられ、今日は焼鳥屋でテイクアウトすることにしました。正肉、ねぎま、砂肝、レバー、合鴨、しし唐、椎茸を気まぐれに選び、帰路に。
焼鳥には様々なワインが合わせられますが、今回は暑い季節に、冷たいシャンパーニュや白ワインではなく、あえて少し冷やした赤ワインを合わせることにしました。
ワインの温度を季節によって変えて楽しむのも、ワインの楽しみ方の一つではないでしょうか。
選んだのはフォルジュ・セラーズのピノ・ノワール・クラシックです。
こちらのワインは、ニューヨーク州の冷涼生産地フィンガー・レイクスで、ピノ・ノワールとリースリングに特化したワインを生み出す小規模ワイナリーが手掛ける1本です。
茎などと共に全房発酵、無清澄、無濾過であることから濁りがあります。また、果実の風味だけでなく果皮や茎、種の風味が感じられ、引き締まった中にも複雑味のある味わいを感じます。
今回のペアリングのポイントは、焼鳥の軽やかな鶏肉の質感、鉄っぽい味わい、野菜の香りに合う要素に対し、軽やかな品種、冷涼でミネラル感の高い産地、果皮などの風味を感じられるタイプのワインを選ぶ事です。
正肉の軽やかな風味や、砂肝、レバーなどの鉄っぽい味わいに対しては、冷涼な産地のピノ・ノワールが持つボディのスリムさと果実味のタイトさが寄り添います。
更に、ねぎま、しし唐、椎茸などの野菜の苦みや辛みと、全房発酵をしているワインの持つ風味が結び付き、一体感のある味わいが広がります。
それぞれの味わいがより活きるよう、温度は低めの12度から14度にしました。
その他では、ブルゴーニュ、オレゴン、タスマニア、ニューヨークなど比較的冷涼な産地のピノ・ノワールがおすすめです。
是非、ご自宅やお店で焼鳥と合わせてみて下さい。
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