エノテカスタッフに、愛飲するワインとの出会いや思いを語ってもらう「スタッフ愛飲」。
今回は横浜元町店に務める佐相さんに「バイ・オット・ロゼ」について語ってもらいました。
フランスへの語学留学中にワインを飲む楽しさを知ったという佐相さん。フランスで興味を持ったロゼワインとの思い出や入社後出会った愛飲するロゼワインについて伺いました。
ロゼワインをきっかけに広がった輪
―佐相さんはフランスへ留学経験があると伺いました。
大学3年生の2月から1年間、パリへ語学留学に行っていました。留学中、日常的にワインを飲むことが増えたことでワインを飲むのが楽しい!と思うようになりました。
―何かきっかけがあったんですか?
留学が始まったばかりの頃は、語学学校が昼過ぎに終わって図書館で勉強して家に帰って、という生活をしていたんですが、夏頃になると正直飽きてきました(笑)それと同時にせっかくなら、今しかできないこともしてみたいとも思うようになりました。
フランスって夏場は日没が21時頃で、遅い時間まで明るいんですよ。その頃はちょうど友達も増えてきたところだったので「そんな時間に外に出てないなんてもったいない!」と連れ出されてピクニックをよくしました。その時に飲むものが白ワインやロゼワインで、簡単なおつまみをスーパーでたくさん買ってきてみんなで飲んで話しました。
こういうことって向こうだと日常的な場面かもしれないんですが、私にとってはすごく新鮮で面白かったです。
ロゼワインはそれまで飲んだことがなかったので「こういうワインがあるんだね!」という話をしたり、フランスの文化としてのワインがフランス人と話すきっかけになったりして、楽しかったです。
このようなピクニックに積極的に参加するようになって友達が増えて、留学生活もまた違った楽しみができましたね。
―フランスでの生活でロゼワインを好きになったんですね。
そうですね、留学中の思い出にはいつもワインがありましたし、「夏と言えばロゼ」と思うようになりました。
休日にゆっくり楽しむロゼワイン
―それでは、今回紹介するワインとの出会いについて教えてください。
もともとフランスでの生活でロゼワインが好きだったということもあり、入社してすぐに、この可愛らしいボトルに惹かれて飲んでみようと思ったのがきっかけです。
初めて飲んでみて、これまで飲んでいたロゼワインと比べて上品で繊細なところが印象に残りました。
私がこれまで飲んでいたロゼワインは甘みが強かったり酸が強すぎたり、どこか突出した部分があるようなものが多かったんですが、バイ・オット・ロゼは上品で酸も程良く落ち着いていて、果実味も苦味もあって、複雑味を感じられる、そんなところが好きですね。
あとはやっぱりこの見た目。ぽってりとしていて可愛らしいところも好きです。
―どんなときに楽しんでいるワインですか?
バイ・オット・ロゼを飲むシチュエーションでよくあるのは予定のない休日です。
今日は1日家から出ないぞ!という日に、このワインを買って家の冷蔵庫にあるもので簡単なおつまみを作ってペアリングを楽しむというのが好きです。
バイ・オット・ロゼは上品で繊細な味わいから、どんな食材にも合うので万能型なワインとして重宝します。
―中でもおすすめのおつまみはありますか?
最近の発見は「海老のさつま揚げ」です。海老がすごく好きというのもあるんですが、バイ・オット・ロゼには海老が一番合うと思っています。
さつま揚げと合わせるのは初めてだったんですが、ふわっとした食感と海老の風味が、バイ・オット・ロゼのふくよかな苦みとよくマッチしていました。綺麗な酸がさつま揚げの後味をほど良くまとめ、箸が止まらなくなってしまいました。
後はエスニックなテイストにも合うので、グリーンカレーもおすすめです。ワインにあるスパイシーな後味、苦味みたいなものがグリーンカレーのスパイシーさと合いますね。
気軽に楽しめるのがロゼワインの魅力
―バイ・オット・ロゼとの思い出はありますか?
フランスでの生活からロゼワインは夏に飲みたいワインというイメージが根付いていて、やっぱり夏の思い出にはバイ・オット・ロゼがありますね。
その一つとして、友人と花火大会に行ったときにこのバイ・オット・ロゼを買って飲みました。食べ物は揚げ物などの普通のおつまみでも、ロゼワインがあることで華やかになりましたね。
花火を見ながら飲む、“夏の風物詩的なロゼ”というのが楽しみ方としては一番好きですね。
―これまでいろいろとバイ・オット・ロゼやロゼワインについて伺ってきましたが、最後に佐相さんが思うロゼワインの魅力ってなんですか?
一言で言うと、気張らないフレンドリーさがロゼワインにはあるのかなと思っています。
仲の良い友人とフランスへ旅行に行ったときのことなんですが、お昼頃、市場に買い出しに行ってワイン屋さんに寄ってワインを買って戻ってきて「とりあえずなんか飲もう!」となった時に、飲んだのが赤でも白でもスパークリングでもなく、ロゼワインでした。
冷えているわけでも料理があるわけでもなかったんですが、とりあえずロゼワインを注いで、氷も入れて、本当に簡単なおつまみを作って「はい、乾杯!」とやったのがとても思い出深いです。
こんなに気軽に楽しめるワインなんだというのを再確認した瞬間でしたね。こういった気楽に楽しめるフレンドリーさや食卓が彩る華やかさがロゼワインの魅力だと思います。
とにかく美味しいものを食べるのが大好き!と笑顔で語った佐相さん。
料理についても日々勉強しているそうで、最近は料理教室に通い始めたとのこと。今後もいろいろなワインと料理のペアリングを研究していきたいと目を輝かせました。
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今回取材した横浜元町店
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