焼肉をもっと楽しむ!ペアリング術

ジュージューと焼かれる肉の音、滴る肉汁がたまらない焼肉。ステーキとはまた違う、肉の脂と旨味が口中に広がる最高の贅沢ですよね。

肉の部位や、塩やタレ、味噌などの味付けによっても味わいの変化が楽しめる焼肉には、どんなワインを合わせれば美味しい組み合わせになるのでしょうか。

今回は、これ1本で間違いなしの万能ワインと焼肉の部位別のおすすめワインをご紹介します。

焼肉に合わせるポイント

焼肉はシンプルな料理ですが、肉の部位や味付けによって味わいが変わります。ワインを合わせる場合、肉とワインとの味わいの調和を楽しむか、双方の味わいを補うようなバランスを求めるかで、組み合わせ方も変わります。

①ワインのタンニンと果実味を合わせる
肉のたっぷりとした脂と旨味を包み込むようにマッチする。

②ワインの酸にキレのあるフィニッシュを求める
こってりとした脂分を切るために、ワインが焼肉のタレや薬味の役割となる。

ワインはタイプが様々あるので、肉の部位によって、そして食べる際の気分によっても、組み合わせは無限に広がります。

しかし、酸っぱいと感じるほど酸が強すぎるタイプは、肉の旨味や味の濃さとのバランスが取りづらくなります。ワインの渋みも強すぎると肉の旨味が消されて後味に渋みだけが残ってしまうので注意しましょう。

皆で気軽に楽しめる料理でもあるので、高価すぎるワインよりもカジュアルに楽しめるワインの方がTPOにも合いますね。

これがあれば万能!焼肉ワイン

部位の種類豊富な焼肉とワインを合わせる場合、どのワインにしようか迷ってしまいがちですよね。

大勢で楽しむ場合にも、食事を1本のワインで通したい時におすすめのワインが、スパークリングワインです。スパークリングワイン特有の泡と酸は焼肉のこってりとした脂身を切る役目となり、スッキリとさせてくれます。

そんなスパークリングワインの中でも、焼肉の香ばしい香りや肉汁の脂を受け止めてくれるロゼのスパークリングワインがおすすめです。牛肉などの強い味わいや、焼肉のタレのコクにも負けないボディの強いロゼワインを選ぶことで心地良いペアリングとなります。

どの部位、どんな味付けにも合わせやすい万能なロゼスパークリングワインは、1本用意しておくと重宝しますよ。

カイケン・スパークリング・ロゼ・ブリュット / モンテス S.A.

まずはタンから!

焼肉を楽しむ際、最初に食べることが多いタンは、レモンをキュッと絞るように、合わせるワインも綺麗な酸味があると味わいが引き立ちます。

タン独特の食感と味わいを引き締める塩味、適度な脂を綺麗にまとめるには、すっきりとした辛口のロゼワインがおすすめです。白ワインよりも酸が穏やかでフルーティーさも兼ね備えているロゼは、タン本来の味わいを引き立てます。

酸とミネラル感のバランスが良く、辛口でハーブのニュアンスのあるすっきりとしたロゼワインは、どの焼肉にも寄り添うワインなので乾杯ワインにもピッタリですね。

カラフリア / トルマレスカ

焼肉の定番!人気のカルビ

脂のりが良くサシが入り、濃厚な味わいが楽しめるカルビ。脂の甘みや旨味、牛肉らしい香りが楽しめる、焼肉の中でも人気の部位ですよね。肉らしいしっかりした味わいと食感に負けないように赤ワインを選びましょう。

中でも、滑らかなカベルネ・ソーヴィニヨンは、カルビの上質な脂とワインのタンニンが混ざり合い、ソースのような感覚でペアリングを楽しむことができます。ボディがしっかりしたカベルネ・ソーヴィニヨンは、カルビの味わいに負けず、バランスの取れた適度な酸は、余韻に爽やかさを残します。

もう一口、もう一口と、次々に食べ進めたくなる組み合わせです。

レゼルヴァ・カベルネ・ソーヴィニヨン / ボデガ・ノートン

甘みと食感がクセになる!ホルモン

ホルモンと一言で言っても、部位が多岐にわたり、食感や味わいが様々に存在しますよね。味付けも塩・甘辛いタレ・味噌ダレなど、種類も豊富です。

そんなホルモンですが、香りに特徴があり味わいは濃い場合が多いので、ワインには味わいを中和する適度なタンニンと酸味が必要です。

ワインが渋すぎると、噛むほどに感じるホルモンの甘みが消えてしまうので、サンジョベーゼのようなバランスのとれた果実味と酸味のあるワインがピッタリです。

様々な種類のホルモンの香りに旨味や甘みを包み込むほど懐の深いワインはのペアリングは食の宝庫イタリアで生まれる、フードフレンドリーなイタリアワインならではの組み合わせです。

サンタ・クリスティーナ・キャンティ・スペリオーレ / サンタ・クリスティーナ

とろける脂身が魅力!トントロ

牛肉の焼肉とはまた違う、脂の美味しさが楽しめるトントロ。滴る脂は口に入れると口溶け良く、嫌みの無い甘みが広がります。

トントロには甘みのある脂に負けないボリュームのある白ワインがよく合います。骨格がしっかりあり、樽熟されたふくよかなシャルドネなら、トントロの味わいに調和し、後味にはクリスピーな酸がしっかりと口の中をリセットしてくれる絶妙な相性です。

コルディエラ・シャルドネ・レゼルヴァ・エスペシャル / ミゲル・トーレス・チリ

まとめ

肉にはやっぱり赤ワインだろうと想像しながらも、肉の脂やワインのタンニン量などによって、合わせるワインもスパークリングワインから白、ロゼなど、様々に組み合わせることができます。

ワインによって、肉の脂をさっぱりさせることや甘くすることができる至福のペアリング。自分好みに、無限の組み合わせを試したいですね。

今夜は焼肉で決まり!ビールは一旦置いて、美味しさを発見するワインとのペアリングを楽しみましょう。