モンダヴィ家のワインの歴史は、1919年にマイケル・モンダヴィ氏の祖父、セザール・モンダヴィ氏がカリフォルニアのローダイでワイン造りを開始したことが始まりです。1966年にセザール氏の息子ロバート・モンダヴィ氏は、彼の長男マイケル氏とワイン醸造の革新者としてロバート・モンダヴィ・ワイナリーを設立。カルフォルニアワインを一流のワインとして世界中に認知させました。ロバート・モンダヴィ・ワイナリーは1994年に株式を公開し、マイケル氏は自身のワイナリーをスタート。2004年にマイケル氏と妻のイザベル氏、息子のロブ氏、娘のディナ氏と共に設立したのが、マイケル・モンダヴィ・ファミリー・エステートです。

「エム・バイ・マイケル・モンダヴィ」は、1999年に購入した、アトラス・ピークにある15エーカーのアニモ・ヴィンヤードから造られます。マイケル氏の「ナパ・ヴァレーの傑出した単一畑カベルネ・ソーヴィニヨンを造る」というヴィジョンの下、モンダヴィ家が1960年代後半から70年代前半に造っていたカベルネを思い起こさせるスタイルを体現。2005年がファーストヴィンテージで、現在は、2012年より醸造長を引き継いだマイケル氏の息子、ロバート・ジュニア氏が「M」を造っています。

また、ワインの個性を生み出すこの土地に深い敬意を払い、アニモ・ヴィンヤードにおいてオーガニックなアプローチを採用。サステイナブルな栽培も実践しており、「ナパ・グリーン」の認証も取得しています。

花やスパイス、ドライベリーに繊細な樽の香りが調和した、典型的で理想的なカリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨン。フルボディながら強すぎることなく、均整が取れた味わいは今飲んでも十分お楽しみいただけますが、熟成させるにふさわしいポテンシャルです。また、食事と一緒に楽しめ、時間とともに少しずつその姿を現し、2杯目が飲みたくなるような味わいです。