世代交代により注目されるサンセールのワイナリー

ロワール地方シャヴィニョル村に拠を構えるワイナリー、ドメーヌ・ドゥラポルト。17 世紀以来、代々引き継がれてきた家族経営のワイナリーです。2010年から各地での修行を終えたマテュー･ドラポルト氏がドメーヌへ戻り、家族に受け継がれた伝統を踏襲しつつも、様々な改革を行い近年著しい品質が向上。その結果、ワイン・ガイドのミシュランと形容される『レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス』の2022年度版にて初掲載ドメーヌとして紹介されるなど、各方面から注目されています。 彼の参画以降、ブドウ畑ではよりオーガニックなアプローチが採用され、除草剤は不使用。また、2015年以降収穫は全て手摘みで行われるようになり、約80人で短期間で一斉に収穫されます。醸造では澱引きを行わずに長期間澱を熟成させることで、純粋なソーヴィニヨン・ブランとフィネスのあるピノ・ノワールを追求。赤ワインの一部は228Lの樽で熟成され、白ワインでは、600Lの「トン」と2000Lの「フードル」で熟成されます。今では、一部のキュヴェでオークでの熟成を採用しており、ワインに豊かさと複雑さを付与。ドゥラポルトのワインの合言葉となっている、精度、バランス、複雑さに富んだキュヴェが出来上がります。