ヴァレ・ド・ラ・マルヌの中部、パシー・グリニー村に19世紀後半から続くブドウ栽培家の家系で、1960年にレコルタン・マニピュランを設立したテヴネ・ドルーヴァン。2005年より5代目グザヴィエ・テヴネ氏がワイン造りを担っています。 テヴネ・ドルーヴァンは、シャンパーニュにおけるリュット・レゾネ栽培の草分けとも言える存在。当主の妻にあたるイザベル・テヴネ女史は、1991年に設立されたシャンパーニュ地方随一のリュット・レゾネ実践団体「マジステール」の設立メンバーの1人であり、他にもフランスの農業省による高い環境価値を誇る生産者のみ表記を認めている“HVE（フランス農水省による環境価値重視認定）”の最高段階であるレベル3や、“VDC（シャンパーニュの持続可能農業）”の認証を取得しています。彼らのワイン造りに対する哲学は「本物のシャンパーニュを造ること」。これまで多数のワイン専門誌から高い評価を獲得し、2018年12月にはフランスのシャンパーニュ専門誌「ビュル・エ・ミレジム」にて「ヴィニュロン・オブ・ザ・イヤー2018」を受賞。ますます注目を集める造り手です。 彼らの畑では、ヴァレ・ド・ラ・マルヌの魂であるピノ・ムニエを中心に、ピノ・ノワールとシャルドネを栽培。醸造にはステンレスタンクと228Lの樽を使用し、各品種の旨みを最大限に引き出しています。