最新の醸造技術を導入し飛躍的に評価を上げる、注目の若手生産者

エペルネ市の南、ピエリーにて1969年に設立されたシャンパーニュ・メゾン。ピノ・ムニエの優れた産地である同村の他、ピノ・ノワールの聖地、アイの衛星村ディジーに加え、コート・デ・ブランのグラン・クリュを時に凌駕するシャルドネの産地、ヴェルテュスのプルミエ・クリュを中心に、合計9haの畑を所有しています。1974年に2代目当主となったリシャール・セレック氏の下で礎が築かれ、2008年にその息子ジャン・マルク氏がメゾンを継承しました。 ジャン・マルク氏は、それまでのリュット・レゾネ栽培から実質的なビオロジック栽培およびビオディナミへの切り替えを行い、一部の区画では馬による耕作を開始。また、父と共に2004年に導入した小樽による醸造を極め、最新式の卵型コンクリート製タンク「ウフ・ノンブロ」を導入しました。2015年には、冷却機能付き重力式プレス機などを搭載した、最新鋭ワイナリーが完成。さらなる高みを目指す求道者として、最高レベルの挑戦を続けています。 そんな彼らのシャンパーニュは、泡の上質感とみずみずしいアロマが最大の魅力。口当たりは柔らかく、甘みや酸味、樽熟成させたシャルドネの香や旨味、ミネラル感などが絶妙に溶け合わさり、しっとりと口の中に広がります。