シャトー・マルゴー
CH.MARGAUX

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フランス

フランス ボルドー マルゴー

シャトー・マルゴー / CH.MARGAUX ワインボトル

特に高貴かつエレガントと称される、ボルドーの宝石


1855年のパリ万博の格付けにて唯一満点評価を受け、格付け第一級シャトーの中でも特に高貴かつエレガントと称されるシャトー・マルゴー。優雅で香り高く強さを秘めたしなやかなスタイルは、「ベルベットの手袋の中の鋼鉄の拳」と表現され、多くのワインラヴァーにとって羨望の的となっています。

5大シャトーの中でも特に高貴かつエレガントと称されるボルドーの宝石

故ポール・ポンタリエ氏

パリ万博の際に行われた格付けにて第一級を獲得したシャトー・マルゴー。その際に行われた20点満点のテイスティングでは唯一満点評価を受け、名実ともにボルドーワインの高みへと登り詰めました。シャトーは、1977年にアンドレ・メンツェロプロス氏の所有となって以来、更なる改善が行われ、セカンドラベルの導入や、ブドウ畑の再編、醸造設備への投資など、様々な改革に取り組んでいます。


約30年にわたりシャトー・マルゴーの総支配人を務めた故ポール・ポンタリエ氏は、ビオロジックや醸造技術の改善、偽造・偽装防止のためのプルーフタグなど、数々の革新的な取り組みを行い、シャトー・マルゴーを世界でも有数の品質を誇るワインへと高めました。


彼はシャトー・マルゴーを「ベルベットの手袋の中の鋼鉄の拳」と表現。シャトー・マルゴーが目指すエレガンスとは、強さを秘めたしなやかさ。優雅で香り高く力強いその味わいを、この言葉が見事に表しています。芳醇でありながらエレガンスに満ち溢れたシャトー・マルゴーは、「ワインの女王」や「ボルドーの宝石」と讃えられているのです。


ポール・ポンタリエ氏の亡き後、シャトー・マルゴーには支配人のいない空白の1年間がありましたが、2017年より20年以上に渡りポンタリエ氏の右腕として活躍したフィリップ・バスコール氏が、ナパ・ヴァレーのイングルヌックより帰郷し2017年より総支配人に就任しました。

ヴィンテージ毎の緻密なブレンドが生み出す卓越したハーモニー

ワイン愛好家を虜にするシャトー・マルゴーは、シャトー・ マルゴー特有のエレガンスを最大限に引き出すため、2006年からカベルネ・ソーヴィニヨンの比率を高めており、造られるワインも新樽比率100%というこだわり。さらにビオディナミ農法を実践しており、シャトー・マルゴーにしかできないテロワールの表現を追求しています。しかし予期せぬ事態への対処が必要になるかもしれないため、ビオディナミ認証の申請は行っていません。


収穫においても選果をさらに厳しくし、グラン・ヴァンに使われるブドウは全体の僅か35%前後。優れたテロワールで育ち、極めて厳しい選果をクリアした珠玉のブドウだけをグラン・ヴァンに使用しています。

畑は土壌の質により細かく区画分けされており、ブルゴーニュのグラン・クリュのように区画ごとにワインを造り出すこともできますが、区画にこだわらずヴィンテージごとにブレンドを決めています。シャトー・マルゴーでは、毎年1月に全ての区画のワインをテイスティングしグラン・ヴァンのブレンドを決定。


セカンドワインは 多くのシャトーが若樹のブドウやグラン・ヴァンとは異なる区画のブドウを用いることが多いですが、シャトー・マルゴーでは同じ区画であっても必ずしも毎年セカンドワインに使われるわけではなく、ヴィンテージによってはグラン・ヴァンに使われることもあります。このようにシャトー・マルゴーでは、秀逸な品質のものがグラン・ヴァンに使われるわけではなく、「ハーモニー」を大切にするためどんなに品質が良い区画のブドウであっても、ハーモニーを壊すようであればグラン・ヴァンには使用されません。


かつてポンタリエ氏が「上質なブドウ果実が手に入れば、醸造はその最高の表現を引き出すことに全力を尽くすだけだ」と語ったように、並外れたテロワールで秀逸なワインを造るために栽培から醸造まで全てを徹底。そのようにして生み出されるのがグラン・ヴァン、シャトー・マルゴーなのです。

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