LA BRACCESCA (ANTINORI)
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トスカーナ州の小さな街、モンテプルチャーノから1マイル、ウンブリア州とトスカーナ州の境界に位置するワイナリー、ラ・ブラチェスカ。ここは古代エトルリア、ローマ、そして中世ルネッサンス時代の面影を残す歴史ある土地で、古くからワイン造りも盛んなエリアです。1990年にブラッチ家が所有していた敷地をアンティノリが購入し、新しいワイナリーとしてスタートしました。
ラ・ブラチェスカの魅力は、何といってもモンテプルチャーノ地区とコルトーナ地区に、タイプの全く異なる2つの優良区画を所有していること。ひとつは、ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノD.O.C.G.として有名であり、伝統的なモンテプルチャーノの中心部のエリア。もうひとつは国際品種シラーが有名なコルトーナの丘の上のエリアです。この2つは比較的近い距離にありますが、全く違う魅力を持っており、それぞれのテロワールに適したブドウ品種から、その土地の個性を素直に表現したワインを造り出しています。
ラ・ブラチェスカというワイナリー名は、かつての所有者であったブラッチ家の名前に由来。刀を持った腕のロゴは、ブラッチ家の権力と、イタリア語の腕(Bracci)の両方の意味が込められています。紀元前7世紀頃から記録があるこの土地には、その時代の古墳や遺跡が残され、その時代の歴史が学べる博物館なども充実。この歴史ある土地と、アンティノリの革新的なワイン造りが融合し、実に興味深いワインが生み出されています。
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ラ・ブラチェスカの2つの地域で造られる赤ワイン。 |
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ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノD.O.C.G |
ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノは8世紀からワイン造りを行っていたと記録が残る、トスカーナの銘醸地の一つ。同じトスカーナのキャンティ・クラッシコやブルネッロ・ディ・モンタルチーノなどと比較すると、やや知名度が低く、その真価は十分に認知されていませんでした。しかし、D.O.C.であったヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノは、生産者組合を造り、土地をあげての品質向上に取り組んだ結果、1981年に見事D.O.C.Gへの昇格を果たしました。この地区は、バローロ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノとともに、最初に制定された3つのD.O.C.Gのひとつなのです。
ラ・ブラチェスカはヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノ地区に、「サンタ・ピア」、「グラッキアーノ」、「チェルヴォニャーノ」という3つの優良畑を含む、約103ha、90もの区画を所有しています。海抜は280〜300m、砂質土壌を中心に、化石を多く含むミネラル豊かな土壌です。栽培しているブドウは主に、サンジョヴェーゼのクローン品種であるプルニョーロ・ジェンティーレ。プルニョーロ・ジェンティーレとは、「プルニョーロ=プラムのような(色と香り)」、「ジェンティーレ=優しい、繊細な」という意味があり、その名前の通り、サンジョヴェーゼよりもさらに繊細で、みずみずしい果実味に溢れたワインが造られています。
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モンテプルチャーノの優良畑「サンタ・ピア」。 コクのある果実味溢れる、 複雑ながら洗練されたスタイル。
ヴィニェート・サンタ・ピア
4,950 円 (税込)
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3つの銘醸畑から造られる、 フレッシュな果実味としっかりとしたタンニンの バランスのとれた1本。
ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノ
3,630 円 (税込)
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コルトーナD.O.C |
コルトーナの歴史は、古代ローマの時代にまで遡ることができます。コルトーナは古代エトルリア人にとって最も重要な拠点であり、ヘロドトスやプリニウスなど、その著名な作家、歴史家たちにも度々描かれてきました。
ラ・ブラチェスカが所有する162haの畑は、海抜280〜300mにあり、粘土層と火山灰による赤土層の複雑な土壌で構成されています。近くの湖から吹く風の影響で、地中海性の気候となっており、温暖な気候と程良い冷気、この2つが素晴らしいバランスを保っているおかげで、ブドウは十分に成熟。多くの国際品種が造られていますが、とりわけシラー種が適しているとされ、高品質なシラーを使用した、濃厚かつエレガントなスタイルのワインが造られています。
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銘醸地コルトーナで生み出される、 濃厚かつ力強いストラクチャーの中に エレガンスを兼ね備えた、極上シラー。
ブラマソーレ
6,930 円 (税込)
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ブラマソーレの弟分的ワイン。 ラズベリーの凝縮した果実味溢れる、 柔らかく甘美なスタイル。
アケーロ
3,190 円 (税込)
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