VIGNETO SANTA PIA
WA 92
01
2015 750ml[Full]
4,500 Yen (4,950 Yen (Tax included))
45 Points!
トスカーナ州の小さな街、モンテプルチャーノから1マイル、ウンブリア州とトスカーナ州の境界に位置するワイナリー、ラ・ブラチェスカ。ここは古代エトルリア、ローマ、そして中世ルネッサンス時代の面影を残す歴史ある土地で、古くからワイン造りも盛んなエリアです。1990年にブラッチ家が所有していた敷地をアンティノリが購入し、新しいワイナリーとしてスタートしました。 ラ・ブラチェスカの魅力は、何といってもモンテプルチャーノ地区とコルトーナ地区に、タイプの全く異なる2つの優良区画を所有していること。ひとつは、ヴィーノ・ノーヴィレ・ディ・モンテプルチャーノD.O.C.G.の生産地として有名であり、伝統的なモンテプルチャーノの中心部のエリア。もうひとつは国際品種、とりわけシラーが有名なコルトーナの丘の上のエリアです。 この2つは比較的近い距離にありますが、全く違う魅力を持っており、それぞれのテロワールに適したブドウ品種から、その土地の個性を素直に表現したワインを造り出しています。 モンテプルチャーノ地区では、ヴィーノ・ノーヴィレの中でも特に有名な、「サンタ・ピア」の畑で取れるブドウを使用した「ヴィニェート・サンタ・ピア」など繊細な味わいのワインを、コルトーナ地区では、パーカーポイントやワインスペクテイターにて高得点を獲得している「ブラマソーレ」などシラーを使用した力強い味わいのワインを造っています。どれも派手さはないものの、その土地の趣と気品溢れる上質な仕上がりの赤ワイン。ラ・ブラチェスカでは、白ワインを一切造っておらず、今後も生産する予定はないそうです。 ラ・ブラチェスカというワイナリー名は、かつての所有であったブラッチ家の名前にちなみ付けられました。刀を持った腕のロゴは、ブラッチ家の権力と、イタリア語の腕(Bracci)の両方の意味が込められています。紀元前7世紀頃から記録があるこの土地には、その時代の古墳や遺跡が残され、その時代の歴史が学べる博物館なども充実しています。この歴史ある土地と、アンティノリの革新的なワイン造りが融合し、実に興味深いワインが生み出されています。
モンテプルチャーノ・ディ・ヴィーノ・ノービレは8世紀からワイン造りを行っていたと記録が残る、トスカーナの銘醸地の一つ。しかし、同じトスカーナのキャンティ・クラッシコやブルネッロ・ディ・モンタルチーノなどと比較すると、 やや知名度が低く、その真価は十分に認知されていませんでした。しかし、 D.O.C.であったモンテプルチャーノ・ディ・ヴィーノ・ノービレは、生産者組合を造り、土地をあげての品質向上に取り組んだ結果、1981年に見事D.O.C.Gへの昇格を果たしました。ヴィーノ・ノービレ地区は、バローロ、ブルネッロ・モンタルチーノとともに、最初に制定された3つのD.O.C.Gのひとつなのです。 ラ・ブラチェスカはヴィーノ・ノービレ地区に、「サンタ・ピア」、「グラッキアーノ」、「チェルヴォニャーノ」という3つの優良畑を含む、103ha、90の区画を所有しています。海抜は280〜300m、砂質土壌を中心に、化石を多く含むミネラル豊かな土壌です。栽培しているブドウは主に、サンジョヴェーゼのクローン品種であるプルニョーロ・ジェンティーレ。 その他、少量のメルロー、シラーも植えられています。 プルニョーロ・ジェンティーレとは、プルニューロ=プラムのような(色と香り)、ジェンティーレ=優しい繊細なという意味があり、その名前の通り、サンジョヴェーゼよりもさらに繊細で、みずみずしい果実の味わいに溢れたワインが造られています。
スーパータスカン「ティニャネロ」&「ソライア」を生み出した『アンティノリ』。 複雑ながら洗練されたスタイルが魅力の、モンテプルチャーノの優良畑、 「サンタ・ピア」。 2007年のトスカーナ地方は、 2006年から続く並はずれた出来のグレート・ヴィンテージ。 パーカーポイントのヴィンテージチャートでは、 傑出した優良年として呼び声高い2006年と同じ97点を獲得しています。 熟したブラックベリーのような果実の香りに、樽に由来するバニラのニュアンス。 複雑味に富んだ味わいで、酸とコクと果実味が絶妙なバランスを誇っています。 余韻には、きれいなミネラルとソフトなタンニンが感じられる、 複雑ながら洗練されたスタイルが特徴です。 飲み頃:〜2017年
※ 画像はイメージの為、実際の商品と若干異なる場合がございます。
ITALIAN WINE
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