全てパーカーポイント90点以上獲得!
最新ヴィンテージ2010年3銘柄入荷。
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「ブルゴーニュの宝石」と称えられるフランスワインの銘醸地ヴォーヌ・ロマネに本拠地を構え、
D.R.C.(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)と肩を並べるとも言われる名門ドメーヌ、リジェ・ベレール。
ナポレオンにも軍人として仕えてきたという由緒ある貴族の家系であり、綿密で丁寧なワイン造りによっていまやブルゴーニュにおける最高位に君臨している偉大なドメーヌです。
そのリジェ・ベレールの現当主であるルイ・ミッシェル氏を中心に、ペドロ・パラ氏、フランソワ・マソック氏という友人3人のジョイントヴェンチャーとして、2003年、チリに誕生したワイナリーが「アリストス」です。
アリストスという言葉は、ギリシア語で「エクセレント」を意味すると同時に、「貴族の」という意味もあり、造られるワイン全てに貴族の爵位の名前が付けられています。当初「チリで優れたピノ・ノワールを造る」という目標を掲げましたが、すぐに良質なピノ・ノワールを生み出すことは不可能と判断し、断念。カベルネ・ソーヴィニヨンをはじめとするチリに適した品種からワイン造りを始めました。初リリースは2007年。その後、2008年にはデュケ・ダ(カベルネ・ソーヴィ二ヨン)とデュケサ・ダ(シャルドネ)が、ワインアドヴォケイト誌において共に90点を獲得、2009年ヴィンテージではそれぞれ94点と93点を獲得するなど、瞬く間に高評価ワイナリーとして頭角を表しました。そして、今回初入荷の最新ヴィンテージ2010年では、遂にリリースする3銘柄が全て90点以上の高評価を獲得し着実に成長を遂げています。
国を超えてワインの可能性を追求する、 ブルゴーニュ最高位リジェ・ベレールが造り出す異色のプレミアムチリワイン。新たな挑戦から目が離せない、今注目のワインと言えるでしょう。
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「チリの"グラン・ヴァン"」を目指し
集結した、
現代ワイン界を担う若き才能。
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アリストスのワイン造りを行っているのは、 世界をまたにかけて活躍する、才能溢れる若き3人。
その一人は、ブルゴーニュの名門ドメーヌ、リジェ・ベレールの7代目当主のルイ・ミッシェル・リジェ・ベレール氏。リジェ・ベレールの当主は代々軍人を務めていましたが、彼はその道を選ばず、
自身がヴィニュロン(ブドウ農家)となり、ドメーヌとしてのワイン造りを始めました。
彼の緻密で繊細なワイン造りは世界中で高く評価され、そのワインはブルゴーニュ愛好家の垂涎の的。
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティとも比肩されるヴォーヌ・ロマネの最高位に踊り出ています。
2人目は、同じくリジェ・ベレールでワイン造りを行っていたフランソワ・マソック氏。彼はバーガンディー・ビジネス学院の修士号を取得後、ブルゴーニュのドメーヌ・リジェ・ベレールやルシアン・ル・モワンヌでワイン造りを学び、その後チリでコンサルティングを始めました。現在では幾つものプロジェクトを立ち上げ、特に優良なカベルネ・ソーヴィニヨンを造り出すとしてチリで最も多くの賞を獲得しているワインメーカーの1人です。
そして、3人目は、地質調査の専門家であり、今チリで最も権威あるワインメーカー、ペドロ・パラ氏。パリ農業大学で博士号を取得後、ブルゴーニュやボルドーでワイン造りを学びました。近年では、地質学者として土壌へのコンサルティングを行い、チリを中心にフランス、イタリア、アメリカなど世界中で活躍。「テロワール・ドクター」として注目を浴び、デキャンタ誌でも紹介されるなど、近年チリで最も有名なコンサルタントの1人です。
3人は「チリの地における“グラン・ヴァン”を造る」ことをモットーに、チリの中でも特異なテロワールを開拓し、見事なエレガンスをもったワインを生みだしています。彼らが目指す“グラン・ヴァン”とは、味わい深いだけでなく飲みやすく、フレッシュでアルコール分が強すぎない、エレガントなワイン。「それぞれのブドウ品種に最も適した土壌を開拓し、最高のワインを造る」というスタンスの下で、樽香やアルコール分の強くなりがちな従来のチリワインのイメージを覆す、新しいエレガントなスタイルのワインを造り出すことを目指しています。
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選び抜かれた特異なテロワールで造られる、
カベルネ・ソーヴィ二ヨンとシャルドネ。
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彼らはこれまでに、「標高と日照」と「土壌の豊かさ」に主軸をおき、カベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネに最も適した土壌を探し出しました。
それはアンデス山脈のふもと、ラペル地区にあるカチャポール・ヴァレーの斜面。アンデスの東側の裾野から、カチャポール川を挟んで向かい合っている斜面は、チリの中でも最も高い標高に位置。古代のものから近世までの地層が様々に重なりあう、大きく分けて4つの土壌で構成されています。
非常に標高が高いこの畑がワイン造りのために開拓されたのは遅く、1997年に初めてブドウの樹が植えられました。
焼けつくような陽が降り注ぐ、一般的なチリのテロワールとは異なり、後ろにも前にもアンデス山脈がそびえる地形のため、あまり日照量は多くありません。しかし、そのことによってブドウはゆっくりと育ち、結果として自然なアルコール分とバランスの取れたワインを造り出すことができるのです。
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主にカベルネ・ソーヴィニヨンなどの赤ワイン品種は、上の図の②、③の畑で造られるブドウを使用しています。
②の畑は45万年前の堆積物、粘土と砂の土壌で、ワインにエレガンスと複雑さを与えています。
③の畑はアンデス山脈の噴火による火山灰、粘土と四角い石によって構成され、ワインにストラクチャーと奥行きを与えています。
アリストスの赤ワインは、主にこの二つの畑から造られるカベルネ・ソーヴィニヨンを中心にして、それぞれに異なるブレンドを施して造られます。
またシャルドネにおいては、チリで最も標高の高い場所で造られており、その標高は1000mにも上ります。
パラ氏によると畑は、「アンデス山脈の近くではなく、アンデス山脈の中」であり、他に類をみない所だと言います。
粘土質の土壌に大きな石が約4割も含まれる非常に特異な土壌で、凝縮した果実味と、冷涼な気候からくる美しい酸を与えています。
さらに2011年、ついに当初の夢であったピノ・ノワールに適した土壌を探し出し、植樹をしました。山岳地帯のカベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネの畑とは180度異なり、海から僅か7kmという場所にある約2.5haの畑にヴォーヌ・ロマネとジュヴレ・シャンベルタンから持ち込んだクローンを植えているそうです。
このピノ・ノワールがリリースされるのはまだまだ先になりますが、これからの活躍が非常に楽しみであり、目の離せないワイナリーのであることは疑いようがありません。
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年間生産量僅かなチリのグラン・ヴァン。
パーカーポイント90点以上の最新ヴィンテージ勢揃い! |
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デュケというのは「公爵」の意味。力強さや凝縮感よりも、カベルネ・ソーヴィニヨンが本来持っている凛とした美しさが見事に表現された、エレガントで洗練されたスタイル。スミレや野ばらの華やかな香りに、ジャム思わせる凝縮した果実味。舌触りは滑らかで、チリワインとは思えぬ絶妙なバランス感は、さすがと言わざるを得ません。1万円でリジェ・ベレールの「品格」あるスタイルが堪能できる、ファンには堪らない1本です。
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ワイン名となっているバロンは「男爵」を指します。2010年ヴィンテージは、カベルネ・ソーヴィニヨンを主体に、プティ・シラーとメルロをブレンド。日光をたくさん浴びてよく熟した果実味が豊富で、凝縮感と力強さに溢れた味わい。しかし、口当たりはまろやかでタンニンのざらつきは無く、どこまでもピュアな印象を与えます。豊かに香る樽のニュアンスもボディによく溶け込んでおり、リッチで華やかな仕上がりです。
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デュケサはスペイン語で「公爵夫人」の意味。アンデス山脈の中でも最も標高が高い畑に植えられた、樹齢15年のシャルドネから造られる白ワイン。トロピカルフルーツやハチミツを思わせる濃厚なアロマが広がり、豊富なミネラルがしっかりと感じられます。全体的に厚みがありながらも、あくまでピュアな果実味が主体となっており、余韻に感じる上品な酸が気品を演出しています。他のチリのシャルドネとは一線を画す、飲み疲れしない優美なスタイルです。
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