2024年 ゴールデンウィーク福袋

ムートン・ロスチャイルドの血統を受け継ぐ「ダルマイヤック&クレール・ミロン」

言わずと知れたメドック格付け第1級のシャトー・ムートン・ロスチャイルド。ボルドーワインの頂点に君臨し続け、数々の偉業を成し遂げてきました。2016年ヴィンテージでは、ワイン・アドヴォケイト誌にて1986年ヴィンテージ以来30年ぶりとなる100点を獲得。この快挙に大きく貢献したのが、ムートンの最高醸造責任者を務める、フィリップ・ダルーアン氏です。


2004年よりシャトー・ムートン・ロスチャイルドの醸造責任者を務めるフィリップ氏は、同じくバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドが所有するポイヤックの5級シャトー、ダルマイヤックとクレール・ミロンの最高責任者も務めています。シャトー・ムートン・ロスチャイルドと同じ一流の醸造チームが手掛けるこの2つのシャトーは、ムートンの魅力を継承した味わいで早くから愉しめる上に、1万円以下から手に入るお値打ちさが魅力。です。


目次

別格の存在感を放つ、シャトー・ムートン・ロスチャイルド

1855年にパリ万博に際して制定され、今なお揺るぐことないボルドーワインの指針、メドックの格付け。150年以上の歴史の中で唯一、格付け変更が許されたシャトーが、シャトー・ムートン・ロスチャイルドです。バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド男爵が残した「われ1級になりぬ、かつて2級なりき、されどムートンは昔も今も変わらず」という名句はあまりにも有名。「最高を目指す為にあらゆる努力を惜しまない」姿勢こそがシャトー・ムートン・ロスチャイルドのスタイルとも言えます。

シャトー・ムートン・ロスチャイルドは5大シャトーの中では、最も豪勢なワインと言われています。 カベルネ・ソーヴィニヨンの比率が高く、飲み頃になるまでに時間がかかる長期熟成型。エレガントなブーケと豊かなボディを持った比類ないワインです。シルクのようなきめ細かさ、アーモンドとすみれの香りを秘めたエレガントな芳香、そして酸味とコクの結びついたバランスの良さは、理想の赤ワインが備えている全ての条件を全て備えています。

更なる高みへ引き上げた、最高醸造責任者フィリップ・ダルーアン氏

シャトー・ムートン・ロスチャイルドをはじめ

、カリフォルニアのオーパス・ワン、チリのアルマヴィーヴァまで監修する、フィリップ・ダルーアン氏。フィリップ氏はペルー最高峰のタカマ・エステートや、サン・ジュリアン最大級のシャトー・ボーモンなどの醸造に携わってきた人物です。醸造責任者として、メドック格付け第4級シャトー・ブラネール・デュクリュの目覚ましい品質向上に貢献し、そのクオリティの高さは日本でも話題となりました。

2004年にシャトー・ムートン・ロスチャイルドの当時のオーナーであるバロネス・フィリピーヌ・ド・ロスチャイルド女史にヘッドハンティングされ、シャトー・ムートン・ロスチャイルドの醸造責任者に就任。そこからフィリップ氏は、シャトー・ムートン・ロスチャイルドの改革を進めていきます。


これまでヴィンテージによって品質にムラが出るのが最大の弱点であった、シャトー・ムートン・ロスチャイルドのクオリティを安定させるべく、緻密な栽培と醸造を実施。その為に、収量の低減やグラン・ヴァンの比率の低減、そしてセラーの改築を進めてきました。その結果、2016年ヴィンテージにて1986年以来30年ぶりとなる、ワイン・アドヴォケイト誌の100点を見事獲得。「過去最高傑作」と称される程の圧倒的な存在感を見せつけました。

そんなフィリップ氏が、シャトー・ムートン・ロスチャイルドと同じく醸造責任者を務めるのが、シャトー・ダルマイヤックとシャトー・クレール・ミロンです。この2つのシャトーは、フィリップ氏が醸造責任者として最終的な品質を決定しています。シャトー・クレール・ミロンは2007年にセラーの改築を行い、シャトー・ダルマイヤックは昨年よりスタートしたとのこと。2017年にはクレール・ミロンの畑で耕作ロボットを試験導入するなど、画期的な改革に増々目が離せません。

熟成ボトルから最新年まで。今手に入るヴィンテージ

シャトー・ダルマイヤック

シャトー・ダルマイヤック
4.2 (46件)
ライトボディ
4
フルボディ

芳醇でジューシーな果実味溢れる、早くから愉しめる親しみやすいスタイルが魅力。

ムートンファミリーの入門編に相応しいお値打ちシャトー

ムートン・ファミリーを知る入門編と言うべき、メドック格付け第5級のシャトー・ダルマイヤック。18世紀にはダルマイヤック家の所有でしたが、その後何度か所有者が変わり、1933年よりバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドが所有しています。


その後、シャトー名は4回も変更。最初のダルマイヤックから、ムートン・ダルマイヤック、ムートン・バロン・フィリップ、ムートン・バロンヌ・フィリップと変わり、1989年からこのダルマイヤックに落ち着いています。シャトー・ムートン・ロスチャイルドを長男とするなら、シャトー・ダルマイヤックは三男と称されています。早くから愉しめる溌剌として外交的なキャラクターに加え、1万円以下から手に入るお手頃感が人気の秘訣です。

ムートンに隣接する素晴らしい立地

畑はポイヤック村の内陸側に位置し、シャトー・ムートン・ロスチャイルドと格付け第5級シャトー・ポンテ・カネという、ボルドーワインの最高峰ともいえる2つのシャトーに囲まれた素晴らしい立地です。なだらかな丘陸の日当たりが良い、申し分ないテロワール。所有する約70haの畑は粘土石灰岩をベースとした非常に深い砂利土壌で、平均樹齢46年のカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドを植樹しています。

クラシカルながらも親しみやすいスタイル

醸造において、収穫後は手作業にて選果。除梗・破砕を経てブドウはグラヴィティシステムでステンレスタンクに運ばれ、25℃を保ちながら15~20日間発酵。そして新樽比率約35%で約18ヵ月間熟成を行います。卵白による清澄と濾過を実施し、その後瓶詰。


このように、バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド家の優れた醸造技術によって造られるワインは、クラシカルな味わいでありつつ、飲み口の柔らかい親しみやすいスタイルとなります。

NEW

シャトー・クレール・ミロン

シャトー・クレール・ミロン
4.2 (17件)

ムートンとラフィットに挟まれた絶好の立地。シルキーなタンニンが印象的な気品漂う味わい。

「ムートンの代わりとして十分楽しめる」と定評のあるシャトー

メドック格付け第5級のシャトー・クレール・ミロンは、ムートン・ファミリーの中で次男と称されるシャトー。気品溢れるエレガントなスタイルで、「ムートンの代わりとして十分楽しめる」と定評があります。18世紀までシャトー・ラフィット・ロスチャイルドが所有していましたが、フランス革命を経てクレール家の手に移りました。その後、他に重なる売却や相続によって、土地は細かく分割され荒廃していきました。


しかし、そのポテンシャルを見出したバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドが1970年より所有し、分散されていた畑を次々と買収。畑の整備と再編を行い、品質を大きく改善させました。2007年には新たな醸造設備を設立するなど変革を実施。近年では、2017年に高密植のブドウ畑に除草剤を使わず雑草を処理するために、TEDと呼ばれるロボットを試験的に導入しています。今なお、様々な改革により品質を向上し続け、「メドックの新たなお手本的存在」として注目を集めています。

格付け一級シャトーに挟まれる最高のテロワール

クレール・ミロンの畑は、ムートン・ロスチャイルドとラフィット・ロスチャイルドの間という絶好のロケーションに位置。ポイヤック北側のジロンド河を見下ろす緩やかな傾斜に、およそ41haの畑を所有しています。畑の近くには川が流れており、ミクロクリマの影響で霜のリスクは少なく、ブドウが非常に良く熟すのが特徴。土壌は主に砂利質や粘土石灰質で、平均樹齢50年のカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド、カルメネールを植樹しています。

力強さと優美さを兼ね備えた仕上がり

醸造において、収穫後は手作業にて選果。除梗・破砕を経てブドウはグラヴィティシステムでステンレスタンクに運ばれ、21℃を保ちながら15~22日間発酵。そして新樽比率約40%で約16~18ヵ月間熟成を行います。卵白による清澄と濾過を実施し、その後瓶詰。


このような造りを行ったクレール・ミロンは、凝縮した果実味と豊富なタンニンによるパワフルな味わいでありながらも、エレガンスを備えたワインに仕上がります。

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