失敗しない!スパークリングワインの開け方

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公開日 : 2022.11.11
更新日 : 2023.11.15
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失敗しない!スパークリングワインの開け方

「楽しみにしていたとっておきのシャンパンを開けたのに、噴きこぼれてしまった…。」「スパークリングワインのコルクが硬くて開かない!」そんな経験はありませんか?


早く美味しいスパークリングワインを飲みたいのに、スムーズに開けることができないと落ち込みますよね。そんなことにならないように、ここでは失敗しないスパークリングワインの開け方のコツをお教えします!


さらに抜栓したスパークリングワインの注ぎ方や飲み残してしまったときの保管方法もあわせて、スパークリングワインを存分に楽しむためのあれこれを詳しくご説明します。

動画で見る スパークリングワインの開け方

目次

スパークリングワインを開ける前に

氷水で冷やされるワインボトル

スパークリングワインを開ける前の準備として大切なポイントは以下の三つです。これらを守ることで噴きこぼれを防ぎ安全に開けることができます。


  • 一つ目は、しっかり冷やすこと。飲む3~4時間前には冷蔵庫に入れて冷やしておきましょう。時間がないときはワインクーラーにボトルの首部分まで浸かるように氷水をたっぷり入れ、ボトルを回転させながら15~20分ほど冷やすと適温になります。
  • 二つ目は、振動や衝撃を与えないこと。スパークリングワインを開ける前は特に慎重に取り扱うことが大切です。ボトルを振ったり何かにぶつけてしまったりした場合は、炭酸ガスを落ち着かせるためしばらくの間ボトルを立ててから開けるようにしてください。
  • 三つ目は、周りに危険物がないか確認すること。勢い良くコルクが飛び出した際にぶつかる恐れがあります。できるだけ周りに何もない安全な場所で開けるようにしましょう。

スパークリングワインの開け方

コルクの場合

コルクは、以下手順で開けます。

  • キャップシールを剥がす
  • 留め金を緩める
  • ボトルを回す
  • コルクを斜めに抜く
キャップシールを剥がす

①キャップシールを剥がす

ツマミ部分から切り取り線にそってキャップシールを剥がします。

留め金を緩める

②留め金を緩める

突然コルクが飛び出す恐れがあるため、コルクにトーションなど布を被せ上から親指で押さえながら留め金を緩めていきます。

ボトルを回す

③ボトルを回す

コルクを片手でしっかり押さえたまま、もう片方の手でボトルの底を持ち、コルクではなくボトルをゆっくり回していきます。

※撮影のためトーションを外していますが、安全のために使用をおすすめします。

コルクを抜く

④コルクを斜めに抜く

ガスの圧力で少しずつコルクが上がってくるので、コルクを斜めに傾け捻るように隙間からゆっくりとガスを外に逃がしてコルクを外します。

・ポイント


ボトルを回してコルクを抜いているときに、コルクを押さえる力を緩め過ぎないようにしてください。


ここで力を抜いてしまうと、一気にコルクが上がり大きなポン!という音と共にコルクが勢い良く飛び出します。


飛び出したコルクが何かに当たると危険な上、大きな音は落ち着いたお祝いの場などにはふさわしくありません。


コルクが少しずつ上がってくる間も指でしっかりと押さえておくことで、大きな音を立てずスマートに開けることができます。

ZORKキャップの場合

オーストラリアのZORK社が開発したプラスチック製のワインキャップ。簡単に開けられ、再栓可能でリサイクルも出来る環境にも優しいキャップです。


ZORKキャップは、以下手順で開けます。


  • キャップシールを剥がす
  • ティアバンドを剥がす
  • キャップを抜く
キャップシールを剥がす

①キャップシールを剥がす

ツマミ部分から切り取り線にそってキャップシールを剥がします。

ティアバンドを剥がす

②ティアバンドを剥がす

ティアバンドと呼ばれるキャップ下部に巻き付けられた帯部分を切り込み線にそって剥き取ります。

キャップを抜く

③キャップを抜く

一方の手でボトルを固定し、もう一方の手で栓を引き上げてキャップを抜きます。

・ポイント


ZORKキャップは、コルクのときとは違い斜めではなく真上に引き上げて抜いてください。


そのため開けるときにポンと音が鳴ります。音を鳴らさないようにと、コルクの時と同じように斜めに捻るとキャップが壊れる恐れがあるため気を付けてください。

スパークリングワインの注ぎ方

スパークリングワインを注ぐ様子

抜栓したらすぐには注がず、まずナプキンなどでボトルの口を軽く拭き上げ、静置してボトル内の泡を落ち着かせます。


その後、なるべく手の熱をワインに伝えないようボトルの底部分を持ちグラスに注いでいきます。


泡がリム(飲むときに口を付ける縁部分)まで上昇したら一度注ぐのを中断し、泡が下がり始めたら再び注ぐというように2、3回に分けて注ぎます。複数人に注ぐときにも同様にして量が均一になるようにしましょう。


一度に注ぐ量はグラス6分目が目安です。6分目ほどのすぐに飲みきれる量にすることで、常に適温でスパークリングワインを楽しむことができます。

飲み残してしまったときは

スパークリングワインは、開栓後そのまま置いておくと泡がどんどん抜けていってしまいます。


飲み残してしまったときは、スパークリングワイン専用のストッパーを使用しましょう。手頃で簡単に使えるこちらのストッパーをおすすめします。

シャンパンストッパー
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こちらの使い方はとっても簡単。ストッパーの両側を開き、瓶にかぶせて押し付けながら瓶口の出っ張りに開いた両側の部分をひっかけるだけ。


残量やスパークリングワインにもよりますが、2~3日は泡を保つことができます。何度でも使用できるため一つ持っておくと安心です。


また先ほどご紹介したZORKキャップなら、以下のようにしてそのまま再栓が可能です。


  • キャップ中央部分のボタンがカチッと音が鳴るまで押し込む。
  • 瓶口に被せて上から圧をかける。
ZORKキャップの中央を押し込む
  • キャップ中央部分のボタンがカチッと音が鳴るまで押し込みます。
  • 瓶口に被せて上から圧をかけます。ボタンが元の位置に戻ったら再栓完了です。

そしてストッパーを取り付けたら、冷蔵庫など低温の場所で立てて保管するようにしてください。


低温であるほど泡がワインに溶け込み、さらに立てて保管することで空気との接触が最小限に抑えられガスが抜けるのを防ぐことができます。

まとめ

乾杯している様子

スパークリングワインを開けるときは事前準備からしっかり行いましょう。そうすることで、開けるときに失敗する確率はぐっと下がります。


また初めはコルクを抜く際の力加減が難しく手こずってしまうかもしれませんが、何度も繰り返し行うことでスムーズにできるようになりますよ。


安全に美味しく楽しむために、ぜひ今回ご紹介したポイントを忘れず実践してみてください。


そして最後の一滴まで美味しく味わえるよう、ストッパーなども活用してスパークリングワインを存分に楽しみましょう!

スパークリングワイン一覧
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