全13生産者30銘柄をテイスティング!ピエモンテワイン・エクスペリエンス

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レポート
公開日 : 2018.10.29
更新日 : 2019.7.31
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ワインボトル
10月20日(土)、イタリア・ピエモンテ州のワインを試飲できる大規模なテイスティングイベント、ピエモンテワイン・エクスペリエンスがエノテカ広尾本店で開催されました。
会は2部制で、1部と2部合わせて100名以上のワインラヴァーの皆様が来場し、大盛況に終わったイベントをレポートいたします!
目次

13生産者30銘柄のラインナップ!

ワインラインナップ
今回振舞われたワインはエノテカが取り扱うピエモンテの13生産者、30銘柄もの豪華ラインナップ。
バローロやバルバレスコを始め、珍しいスパークリングワインから個性豊かな白ワイン、ドルチェットやバルベラといった赤ワインまで、ピエモンテの幅広いバラエティを堪能できる銘柄が揃いました。
バローロ、バルバエスコ
また30アイテムの他にも、ガヤ、ブルーノ・ジャコーザやロベルト・ヴォエルツィオが手掛ける最高級レンジのワインや、ピエモンテにゆかりのあるおつまみも有料で提供され、多くの愛好家が楽しんでいる様子でした。

なぜ今ピエモンテ?

八鍬さん
イベントの始めに、輸入担当の八鍬によるピエモンテやピエモンテワインについてのミニセミナーが開催されました。
ピエモンテは世界遺産にも登録されている風光明媚なワイン産地。食文化が豊かで、トリュフ、ヘーゼルナッツや肉などが名産品です。
ワインでは、やはりバローロとバルバレスコが有名ですが、イメージとしてはブルゴーニュに近く、とても狭い地区の中に、素晴らしい小規模生産者がひしめき合っています。
また、バローロやバルバレスコでは、ブルゴーニュ的なクリュ(単一畑、ピエモンテではMGA)の概念が根付いており、ピノ・ノワールという単一品種からクリュの特徴や生産者の個性を表現したワインが生み出されるブルゴーニュと同様に、ネッビオーロという単一品種からクリュや生産者の個性を表現したワインが造られています。
ブルゴーニュ地図
バローロには181ものクリュ(MGA)が存在
実は、生産量に対する需要の高さからブルゴーニュワインの価格が年々高騰する中、これに匹敵する品質のワインとして世界的にもピエモンテのワインに注目が集まっています。
ブルゴーニュのグラン・クリュにあたる各生産者のトップキュヴェが1万円前後から楽しむことができ、良心的な価格がピエモンテワインの魅力。注目を集めつつある黎明期だからこそ、いち早くワインラヴァーの皆様にその魅力を知ってほしい!ということで、エノテカではここ数年ピエモンテワインのラインナップ強化に取り組んでいます。

飲み比べて分かるバローロの魅力

実際にこれだけ多くのバローロやバルバレスコをテイスティングできる機会は稀。実際に飲み比べてみると、同じバローロやバルバレスコでも、多彩なスタイルがあるのが分かります。
グラス
例えば異なる村の飲み比べ。バローロは東西で土壌が異なるため、東側が力強く、西側が優しい味わいになると言われています。
東側のセッラルンガ・ダルバという村に位置するワイナリー、マッソリーノのバローロはタンニン豊富でパワフルなスタイル。一方、西側に位置するラ・モッラ村、ロベルト・ヴォエルツィオのバローロは、非常に洗練されたエレガントな味わいが特徴です。さらに、同じ村のワインでも、クリュごとに異なる特徴があり、ブルゴーニュ愛好家にとっては違うテロワールを探求する楽しさがあるのも大きな魅力です。
また、造りにおいても、伝統派バローロからモダン派バローロまで、そのスタイルは生産者によって様々。
例えば同じカスティリオーネ・ファッレットという村に位置している造り手でも、モダン派の代表格、パオロ・スカヴィーノのバローロと、伝統派の代表格、カヴァロットのバローロを飲み比べるとその違いは明らか。クリュごと、生産者ごとに異なる個性を楽しむことができるという点も、バローロにはブルゴーニュに通じるものが感じられます。

個性豊かなデイリーワイン

ピエモンテワインのもう一つの魅力がデイリーレンジの豊かなバリエーション。
バローロとバルバレスコがこの地域のトップワインですが、現地でもこういったワインは特別な時に飲むもので、地元の皆さんが普段飲んでいるワインは、ロエロ・アルネイスやガヴィといった白ワインや、バルベラ、ドルチェット、ネッビオーロなどの土着品種から造られる赤ワインです。こうしたカジュアルなワインにはバローロ、バルバレスコにはない親しみやすさがあり、そのコストパフォーマンスの高さに多くの参加者が魅了されていました。
また、多くの方が最初の1杯として選んでいたのが、今回唯一のスパークリングワイン、グイドボーノのスプマンテ・セグレテ・ヴィーニェ。原料となるブドウはネッビオーロ100%という変わり種。実はバローロ用のネッビオーロは、熟度を高めるために収穫直前に房の半分を切り落とす生産者が多いのですが、そのブドウを有効利用して生まれたのがこちらのスパークリングなのです。
"サラッコとグラス
そしてピエモンテで忘れてはいけないのが、甘口の微発泡ワイン、モスカート・ダスティ。
モスカート・ダスティのトップ生産者、サラッコが手掛けるモスカート・ダスティや、スタッフ内にもファンが多いマッソリーノのモスカート・ダスティが供され、多くのお客様がデザート代わりの最後の1杯として楽しまれていました。
赤と白
会場にいらっしゃったお客様たちは「こんなに多くのバローロやバルバレスコを飲み比べるのは初めてだった!」「スパークリングから白ワイン、赤ワインまで色々なスタイルがあって新しい発見もあった」など、皆様思い思いにイベントを満喫されていました。
エノテカでは今後もピエモンテワインを楽しめるイベントを開催していく予定です!
多彩な魅力をもつピエモンテのワイン、ぜひ皆様も楽しんでみてはいかがでしょうか。
 
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