ソムリエ / ワインエキスパート1次試験対策 本場直前の過ごし方編

本番直前、残された日をどのように過ごしますか。この直前の過ごし方が明暗を分けるといっても過言ではないでしょう。

今回はやっておきたいこと、やってはいけないことを紹介します。

ざっくりでいいから計画を立てる

本番までの残された日々を無駄にしないためにも計画を立てましょう。性格によっては計画を立てるのが苦手な人もいるでしょう。

しかし、この計画なくして試験を制覇することはできません。ダイエットでも貯蓄でも、ただやみくもに始めないで「〇か月後に何キロ減らす」「〇年後に〇円ためる」とゴールを定め、それを達成するための計画を立てたりしませんか。

それと同じで、本番までに「全範囲を〇回見直す」などと計画しておくことは非常に大切です。

本番から逆算する

勉強する人

本番までに全範囲を3~5回は見直したいものです。このときどのように計画を立てますか。

おすすめはテキストの目次を「ロードマップ」にすることです。目次のページを開くと、復習しなければならない量が一目瞭然になります。

昨今のソムリエ教本は約30章あるので、1日1章見直すのでは30日かかってしまいます。30日で全範囲3~5回見直したいなら、ある程度スピードをあげて復習しなければならないこともわかります。

大切なのは、本番から逆算することです。目次を縮小コピーして、そこに直接予定を書き込んでしまうのもいいでしょう。それを栞にして使うのもおすすめです。

筆者がやっているのがエクセルの利用です。縦軸に復習する章、横軸に日付をいれます。この表をもとに復習する範囲を決めて、できたら蛍光ペンで塗り潰していきます。計画と達成が一度に管理できるのでおすすめです。

夢は大きく、計画は悲観的に

「夢は大きく、計画は悲観的に」。この名言は京セラを創業した稲森和夫氏のもので、試験にも当てはめることができます。

「合格の先にあるワクワクすることはダイナミックに思い描きなさい、しかし計画は現実的にシビアに詰める必要があるよ」というメッセージになるでしょう。

大人になれば、会社に行って、家事をして、社会的責任もあります。そのため学生と違って丸1日勉強できないという日が、誰にでもあるものです。

ですから、あらかじめ勉強できない日を差し引いて、計画を立ておくと良いでしょう。例えばあと42日と思っていても、実際、勉強できる日は30日しかなかったりするものです。最初から少なめに見積もっておけば、あとからパニックになることもありません。

見直しの速度を上げていく

1回目の見直しは負荷がかかるものです。「覚えられていない」と何度もため息が出るかもしれません。しかし、とりあえず計画を遂行することを目標に、つまずくことがあってもそれにあまりとらわれず、1回目の総合復習をやり切ってください。

そのかわり、2回目、3回目と回数を重ねるたびにスピードアップしていきましょう。回数を重ねるたびに覚えられているところが増えてくるので、そういったところは抜かし、記憶が曖昧なところを中心に学習すればいいでしょう。

計画するときには必ず予備日を入れてください。前述の通り、働いていればなかなか計画通りにいかないものです。計画が崩れたとき用にゆとりをもっておけば、「計画が崩れたから、もうや~めた」と、なし崩し状態になるのを防ぐことができます。

試験対策スケジュール

どこからはじめる?

復習するときにどこからとりかかるかも大切です。ポジティブな人は苦手な範囲から始めましょう。

ネガティブな人は得意な範囲から始めましょう。そうしないと心が折れてしまう可能性があるからです。

「拡散型vs保全型」

範囲を下記の3つに色分けるのも有効です。

試験対策タイプ

この3つをどの順番で復習するかも、性格タイプによって変わってきます。たとえば次の質問に、みなさんはどう答えますか。

本を読んでいるとします。気になる本が出てきました。あなたならどうしますか。

A気になる本があれば同時にいろいろ読む

B一冊読み終わってから次の本を読む

「A気になる本を同時に読む」を選んだ人は拡散型。気になることに次々と手を付けるタイプです。

「B一冊読み終わってから次の本を読む」は保全型です。一つのことにじっくり取り組むのが得意なタイプです。

試験対策タイプ

Aの拡散型なら黄と緑を同時に進め、勉強がマンネリ化しないように進行していくのもありでしょう。Bの保全型なら、緑⇒黄⇒赤と一つずつ着実に進めていくのが向いています。

模試で合格との距離を知る

試験直前は模試が有効です。時間配分を知ることができるだけでなく、自分の弱点や立ち位置を知ることができます。

何よりも、見たことがない「未知」の問題に遭遇したときに、パニックにならないで、次の問題に冷静に取り掛かる練習にもなります。

本番と同じ程度が、本番よりほんの少し難しい程度のものがおすすめです。本番の難易度を逸脱した難しすぎる模試は、受験する必要はないでしょう。

やってはいけないこと

参考書

本番が近づくにつれ、パニックになって新しい教科書に手を出す人をときどき見かけます。これが1番危険な勉強法です。テキストは基本1冊に絞りましょう。

人間はある程度、映像記憶というのが備わっていて、視覚的に「教科書のあそこに書いてあった」という暗記の仕方もできるものなのです。様々な教科書を使うことで、それがなし崩しになってしまう可能性があるからです。

睡眠を削って勉強するというのも感心しません。人間の記憶は寝ている間に整理され定着します。逆に試験が近づくにずれて睡眠時間を充実させたいものです。

試験の開始時刻が早朝の場合は、それに合わせて1か月前から入眠や起床の時間もチューニングされておかれると良いでしょう。

まとめ

ソムリエ/エキスパート試験は暗記量が多く、時間のかかる試験です。特に1次試験の全国合格率は毎年50%ぐらいとも言われています。

自分に合った総合復習方法を見つけて、ラストスパートをかけましょう。さあ、1次合格も間近です!