お客さまへ最高のエノテカ体験を。社内接客コンテストに密着!

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レポート
公開日 : 2023.11.2
更新日 : 2023.11.2
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接客ロールプレイングの様子

エノテカでは、2021年から社内接客コンテスト「エノテカ・グッドサービス・コンテスト」を開催しており、今年は10月23日に東京国際フォーラムで最終審査を行い、グランプリを選出しました。


今回編集部はエノテカ・グッドサービス・コンテストの最終審査に進んだ1名のスタッフに密着。エノテカNo.1のグッドサービスを決めるコンテストにかける想いと熱戦の様子をお伝えします。

目次

エノテカ・グッドサービス・コンテストとは?

最終審査出場者

エノテカ・グッドサービス・コンテスト(以下EGSC)は、今年で3回目を迎える社内接客コンテストです。


社歴や経験に関係なく、ワインショップ・エノテカの社員誰もがエントリーでき、「お客さまがわざわざ行きたくなるショップ」を目指して、スタッフのワインに対する専門性や接客力の向上を促進することを目的としています。


今年6月に一次審査が始まり、総勢175名がエントリーしました。その後、上位30名が二次審査に進み、小論文、口頭試問、接客ロールプレイング、ワインプレゼンテーションという四つの観点で試験を行い、最終審査に進むファイナリスト6名が選ばれました。

1.佐藤珠穂(自由が丘店)

2.山﨑泰樹(丸の内店)

3.宮澤玲二(たまプラーザ店)

4.鈴木良(丸の内店)

5.本間美智(札幌ステラプレイス店)

6.飯谷明良(名古屋栄三越店)

※二次審査通過順

今回は6名のファイナリストの中から、丸の内店の山﨑泰樹さんに密着。


今年で入社3年目を迎え、第2位で最終審査に進出した山﨑さんはEGSCに並々ならぬ思い入れがあると言います。


果たして優勝することができたのか。本番前の想いから最終審査当日まで、レポートします。

「絶対に負けたくない」ファイナリストの想い

山﨑さんインタビュー

「ここまで来たら優勝しか見ていないです」とEGSCの最終審査を1ヶ月後に控えた丸の内店の山﨑さんは自信たっぷりに語りました。


まずは、日頃の接客で心掛けていることを伺いました。

接客の様子

「『お客さまひとりひとりに寄り添った接客』をモットーに日々、働いています。こう思うようになったきっかけは、実は入社前に来店したここ丸の内店にあるんです。


大学時代、ワインの素晴らしさを知り、美味しいワインを求めていろいろなワインショップを巡りました。


そんな時に訪れた丸の内店で接客してくれたスタッフが、ワインに詳しくない僕でも分かるようにお話してくれ親身になってワインを選んでくれました。


僕もこんなスタッフになって、ワインの魅力をどんどん広めていきたいと思いエノテカへの入社を決めたんです」

山﨑さんインタビュー

憧れだった丸の内店で勤務して3年目。


毎日学ぶことが多いという山﨑さんには“師匠”と慕うスタッフがいます。その存在がEGSC挑戦の背中を押しました。


「僕の師匠は鈴木店長(丸の内店)です。少しでも技術を盗もうと鈴木店長の接客を見ています。


お客さまの話し方のテンポに合わせたり、お客さまの背中を押すようなキラリと光る一言を言っていたりと、学ぶことばかりです。


そんな鈴木店長は第1回のEGSCでファイナリストになっています。


同じ店舗で日々、接客レベルの高さを感じる中で、どうやったら自分のスキルアップや自信につなげられるかと考えた時に僕もEGSCに挑戦しようと思いました。


鈴木店長と同じ称号、そしてそれ以上の称号を取ろうと思い、追いつけ追い越せの気持ちで応募を決めたんです」

山﨑さんインタビュー

そうして出場したEGSC。山﨑さんは見事第2位で、鈴木さんも第1回に続いて最終審査への進出を決めました。


憧れの店長と同じ土俵で戦うことができるEGSCは貴重な場。「店長にだけは負けたくない」というライバル心と大会にかける強い想いが溢れます。


山﨑さんはここまでの自信をつけるため、継続的な努力を積み重ねてきたのです。

経験のなかった人前での接客ロールプレイングに慣れるため、今年8月に行われた「第11回 丸の内接客ロールプレイングコンテスト」に挑戦。丸の内商店会と丸の内オアゾ商店会加盟店スタッフが参加できる接客コンテストで、飲食・食物販部門にて見事優勝を果たしました。


また、先輩たちにも負けない商品力を身に付けるため、エノテカ・オンライン内に掲載される「スタッフレビュー」へ毎日1投稿を目標に投稿を続けてきました。実際に飲んだワインを300字の言葉にまとめる、このアウトプットの作業によって商品や生産者の知識が身に付いたと言います。


これも努力が実り、スタッフレビューを運営するSTAFF STARTからオンライン接客力に秀でた優秀なスタッフとして特別表彰を受けました。


社内のみならず、社外からも評価を受けることで着実に自信をつけ、最終審査に挑む気持ちを高めてきたのです。


「ここまで来たら優勝しか見ていないです。努力してきた成果を出して、店長に勝つという目標を胸に頑張りたいと思います。


あと1ヶ月、自分の接客を磨きつつ本番を迎えたいと思います」と最後まで強気の姿勢を見せました。

最大のライバルの想い

鈴木さんインタビュー

「彼の笑顔はお客さまをリラックスさせ、本音を引き出せる力があります」と語るのは山﨑さんの上司であり最大のライバルである鈴木さん。


強いライバル視を向けられた鈴木さんはどのような気持ちでEGSCに挑むのでしょうか。


「すごく複雑な心境です(笑)


ただ、僕の理想はお互いベストを尽くした上で、彼が優勝して僕が2位という結果が最高かなと思っています。


出場するからには中途半端なことはしたくないので、もちろん頑張りますけど、自分のベストを超えてくれたらそれは彼の成長だと思うので、1番うれしいです」と山﨑さんの優勝を願いました。

最終審査に密着

EGSCの様子

最終審査の日がやってきました。今年のEGSCの会場は東京国際フォーラム。大きな会場の中は期待と緊張の雰囲気で包まれています。


最終審査では、ワインのプレゼンテーションと接客ロールプレイングの実技審査を通してグランプリを決定。グラン・コンシェルジュの称号が与えられます。


山﨑さんの出番は後ろから2番目で、コンテストが始まってから約2時間後の出番となりました。


この待ち時間、山﨑さんは緊張感を抱えながらも、自身のプレゼンテーションやロールプレイングに対する準備を徹底的に行いました。

出番の前に練習を繰り返す山﨑さん
出番の前に練習を繰り返す山﨑さん

「たしかに緊張はしますが、出番までしっかり準備ができるのと、会場が温まった状態で出ていけるのでプラスに捉えています。


これまでの練習や経験、そして個性を出せるように頑張ります!」と語る笑顔の裏には、確固たる自信が見えました。


一つ目の審査はワインプレゼンテーション。事前に出題されていた「マイベストワイン」をテーマに3分の持ち時間でプレゼンテーションが行われました。


山﨑さんは、シャンパーニュ界のトップに4年連続で輝いたルイ・ロデレールのクリスタルを選びました。大きな身振り手振りをつけて、自身の経験に基づいたクリスタルの魅力を語ります。

ワインプレゼンテーションの様子

「私はクリスタルを人生の大勝負、プロポーズで飲みました。


その日はダイヤの指輪と100本の薔薇、そしてクリスタルの2002年を用意しました。2002年はクリスタルに必要な条件が完璧にそろった年です。


みなさん、目を閉じて想像してみてください。ダイヤの指輪に、100本の薔薇、そしてクリスタル……。どれが欠けても最高のプロポーズにはなりませんでした」


緊張感に包まれていた会場は、いつしか山﨑さんの優しい口調や笑顔、そして素敵なエピソードでほんわかとした空気になっていきました。

ワインプレゼンの様子

二つ目の課題は10分間の接客ロールプレイング。


どのような目的で来店されたのか知らない状態からヒアリングを行い、お客さまのニーズを的確に掴むことが重要となります。


お客さまは初めてワイン専門店に来店したという設定で、結婚記念日に飲むワインを探しに普段よく買うスーパーマーケットではなく、エノテカに来店したと言います。


ご自身は赤ワインが好みで、一緒に飲む旦那さまは白ワイン好きという設定も加わり、それぞれのスタッフがどのようなワインを提案するかに注目が集まりました。

山﨑さんのライバルである鈴木さんは、お客さまとの会話の中からご希望に沿ったワインを提案できるよう整理し、そしてお客さまにとっても分かりやすい言葉選びをしているのが印象的でした。


お客さまに選択肢を与えることで、何種類もあるワインの中からピッタリなワインに導くことができました。


一方、山﨑さんは「僕は来月結婚します!」と、結婚記念日用のワインを探しに来たお客さま相手に掴みはバッチリ。その後もお客さまとの会話のキャッチボールを楽しんでいる様子でした。


毎月70種類のワインをテイスティングしているだけあって、ワインの説明もご自身ならではの言葉を使い、お客さまの興味を引くような提案となりました。


自身の接客力やワインの知識をフルに発揮し、最高のパフォーマンスを見せました。

最終審査を終えた山﨑さんを直撃!


「あとは結果を待つだけですね……自分的には80点の出来でした」と言いつつもやり切った安堵の表情を見せました。

グラン・コンシェルジュの称号は!?

熱戦の結果、第3回EGSCのグランプリに選ばれたのは……山﨑さん!

彼の情熱と接客力、そしてワインへの深い愛情が高く評価され、見事グラン・コンシェルジュの称号を手にしました。


そしてなんと、準グランプリ、プルミエ・コンシェルジュは鈴木さんの手に!鈴木さんが最も願っていた結果となりました。

山﨑さんは優勝トロフィーを受け取ると、高々と突き上げ、喜びを露わにしました。


そして晴れ晴れしい表情で「今日の受賞をゴールと思わずに、コンテストに挑戦したことで得た接客技術や知識を同僚や後輩たちに還元できるようこれからも精進したいです」とスピーチしました。


鈴木店長は「グッとくるものがありました…!彼の頑張りをずっと見ていたので悔しさはなく、おめでとうという気持ちしかないです」と山﨑さんの健闘を称えました。

第3回EGSC最終結果

1位:山﨑泰樹(丸の内店)

2位:鈴木良(丸の内店)

3位:佐藤珠穂(自由が丘店)

EGSCを終えて

左から宮澤玲二、佐藤珠穂、グラン・コンシェルジュに輝いた山﨑泰樹、堀慎二社長、鈴木良、本間美智、飯谷明良

インターネットの普及で自宅でも気軽に買い物ができるだけでなく、AI技術の発展により実店舗でも機械が接客を行うことが増えてきました。


そんな時代だからこそ“人から物を買う”時間がどれだけ貴重なことか、身に染みて感じます。


今後もエノテカではグラン・コンシェルジュの山﨑さんのような情熱的なスタッフと共に、ワインの専門性と接客力を高め、お客さまへ最高のエノテカ体験を提供し続けます。

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