ワイン旅行記Vol.5 中世の面影が残る、ローヌ

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公開日 : 2023.5.23
更新日 : 2023.7.12
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世界史を学んでいると登場する都市、アヴィニョン。ローマ教皇の座がローマから移された「アヴィニョン捕囚」という名前で聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。


そんなアヴィニョンがあるワイン産地がローヌ地方です。今回はアヴィニョン教皇庁をはじめ、中世の史跡が数多く残るアヴィニョン周辺のワイン産地を旅します。

目次

ローヌってどんなところ?

ローヌはフランス南部に広がるワイン産地です。ローマ時代に栄えた都市、ヴィエンヌから14世紀に教皇庁が置かれていたアヴィニョン周辺まで、ローヌ川沿いに広がっています。


北と南で土壌や主要なブドウ品種が異なり、ヴィエンヌから都市ヴァランスまでを北部、ヴァランスからアヴィニョン周辺までを南部と呼び分けています。


そんなローヌ地方は冒頭でも触れた教皇庁のあるアヴィニョン歴史地区やオランジュのローマ劇場などユネスコの世界文化遺産に登録された史跡が多くあります。


まずはローヌを代表する史跡を見ていきましょう。

荘厳な雰囲気漂うアヴィニョン歴史地区 

アヴィニョンは14世紀に教皇庁が置かれていたことで、中心地として栄えていました。その地区が現在世界遺産として登録されています。

街全体が中世を思わせるような街並みとなっていて、まるでタイムスリップしてしまったかのような気分を味わうことができます。

アヴィニョン教皇宮殿

アヴィニョン歴史地区でまず見るべきは何度も触れているアヴィニョン教皇庁でしょう。


1309年、フランス王フィリップ4世によってローマ教皇庁が移され、その後1377年まで教皇庁が置かれていた場所です。

なんと宮殿全体の面積は約15,000平方メートルと、現存するヨーロッパの中世ゴシック様式建築物の中では最大級。その大きさゆえに内部も非常に壮大で、スケールの大きさに圧倒されます。

サン・ベネゼ橋

歴史の面影を感じられるスポットをもう一つご紹介します。それがこのサン・ベネゼ橋です。

有名なフランス民謡「アヴィニョン橋の上で」で歌われているのがこの橋。アヴィニョン教皇庁から少し先にある、ローヌ川にかかっています。


サン・ベネゼ橋は中世に建設されたアーチ橋で、当時は22のアーチがありましたが、現在は四つのみ。長い歴史の中で破壊されたり、洪水によって倒壊したりして今に至ります。


現在は整備されているので川の途中まで渡ることができます。様々な変遷を経た橋の歴史を感じてみてはいかがでしょうか。

歴史を感じるワイン産地、シャトーヌフ・デュ・パプ

アヴィニョンから少し北上したところにあるのが南部ローヌを代表するアペラシオン、シャトーヌフ・デュ・パプ。実はこれまで紹介してきた歴史と深くかかわっているワイン産地なんです。


シャトーヌフ・デュ・パプは「教皇の新しい城」という意味で、14世紀にアヴィニョンの教皇が夏の別荘としてこの地に城を建てたことに由来しています。

この城は今も村の中に残っています。


さらに歴史に関わる話をもう一つ。シャトーヌフ・デュ・パプのボトルにはこのようなロゴマークが描かれています。

これはアヴィニョンの教皇の紋章。その史実に由来し、1937年に生産者組合によって考案されました。


そんな歴史に深く関わっているシャトーヌフ・デュ・パプは、フランスAOCの中でも最多の13種もの品種の使用が認められていて、かつ土壌も多彩なことから個性豊かなワインが造られています。

中世の歴史に触れる産地

史跡が多く残っているローヌ地方。ワインからもその歴史の断片を感じることができますね。


ローヌワインを通して中世の面影を感じてみてはいかがでしょうか。

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