接客力向上による体験価値実現を目指して 第2回『エノテカ・グッドサービス・コンテスト』を開催!
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2022年10月17日、帝国ホテルにて第2回「エノテカ・グッドサービス・コンテスト」の最終審査が開催されました。
最終審査には、エントリーしたショップスタッフ167名の中から一次、二次審査を勝ち抜いた6名のショップスタッフが参加。
お客様の店頭での高い体験価値を実現するため、「ワインの専門的な知識と接客力およびコミュニケーション能力」を競い、最終的にグランプリ1名(グラン・コンシェルジュ)、準グランプリ2名(プルミエ・コンシェルジュ)を選出しました。
その熱い戦いの様子をお伝えします!
エノテカ・グッドサービス・コンテストとは
今回で第2回目となるエノテカ・グッドサービス・コンテスト。
第1回目と同様、社歴や経験に関係なくエノテカ・ショップの社員誰もがエントリーでき、お客様が「わざわざ行きたくなるショップ」の実現に向けてスタッフのワインに対する専門性や接客力の向上を目指すことを目的に開催されました。
一次審査は基本的なワインと接客についての幅広い知識を問う筆記試験を行い、二次審査では接客に対する姿勢や考え方を問う小論文試験・口頭試問などを実施し、ファイナリストを選出。
最終審査では、出題される食材に対して合わせるワインの選定と料理のペアリングを的確にご案内できるかを問うプレゼンテーションと、お客様への気配りや所作を見る接客ロールプレイングの実技審査を行いました。
最終審査会に進んだファイナリストは以下の6名です。(敬称略)
石樵 友紀(丸の内店)
田村 亜希子(大名古屋ビルヂング店)
三矢 佳奈(渋谷ヒカリエ店)
廣崎 文講(エスプリ・ド・タイユヴァン店)
山本 大介(芦屋大丸店)
本間 美智(札幌ステラプレイス店)
最終審査の様子
最終審査の課題の一つ目はワインプレゼンテーション。
ここでは、出題される食材に対して合わせるワインの選定と料理のペアリングを的確にご案内できるかが問われました。
ファイナリストたちは用意されたワインの中から料理に合う1本を選択し、ワインの説明と合わせて料理とのペアリングを提案します。
実体験に基づいた提案も多く、思わず試してみたいと思うようなペアリングばかり。ハイレベルな戦いとなりました。
二つ目の課題は15分間の接客ロールプレイング。
接客のスペシャリストとして、ワインや商品に関する知識に加え会話の中でお客様のニーズを引き出し、商品への付加価値をつけるご提案ができるかが問われました。
この審査では、壇上に設置された模擬ショップでご来店されるお客様のお迎えからワインのご案内、お会計、そしてお見送りまでショップでの接客を披露します。
どのような目的で来店されたのか知らない状態からヒアリングを行い、お客様のニーズを的確に掴むことが重要となるこの課題。
中には普段はオンラインでの購入がメインだというお客様に対してどう接客するかなど、お客様に対応する柔軟なスキルも求められました。
白熱した戦いの結果、栄えある受賞者は?
熱戦の結果、栄えある第2回グラン・コンシェルジュに輝いたのは、渋谷ヒカリエ店の三矢 佳奈さん。
受賞コメント
「普段はお客様が主役なので、自分自身はお客様のワインライフをサポートする黒子のようなイメージがあるのですが、今回このようにスポットライトをあてていただいてありがたいという気持ちと同時にグラン・コンシェルジュと言う賞をいただいて今重みをすごく感じています。
これからもワインの美味しさや面白さをたくさんの人に知っていただけるように頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。」
優勝した三矢さんは、前回に続き2回目となる最終審査への出場。
来店したお客様がどんな風にワインを楽しむのかというシーンを想像し、お客様の心をいち早く掴んだコミュニケーション力の高さから見事グランプリの受賞となりました。
準優勝は丸の内店の石樵 友紀さん。
この大会に「早く店長になりたい!」と強い意気込みで臨んだという石樵さん。
その熱意を感じるような堂々とした姿と、お客様も元気になるような明るく機転の利いた接客が光りました。
第3位は芦屋大丸店の山本 大介さん。
優しい空気感の中にも、ワインへの熱い想いが伝わってきたのが印象的でした。
ワインと料理のペアリングのプレゼンテーションでは一つのワインに対していくつもの料理を提案し、高い評価を獲得しました。
グラン・コンシェルジュにインタビュー!
結果発表後、グラン・コンシェルジュに輝いた渋谷ヒカリエ店の三矢さんにインタビューを行いました。
―まずは最終審査を終えての今の率直な感想をお聞かせください。
終わってほっとした気持ちが1番です!あとはいつも接客で気をつけていることや、お客様に楽しんでいただきたいという気持ちを忘れず自分のパフォーマンスができたので良かったです。
―前回もファイナリストとして最終審査に出場されていましたが、その後接客において取り組まれていたことはありましたか。
接客に対するモチベーションを高く持ち続けることでしょうか。
自分自身が接客を楽しむ、というスタンスは根本的には変わっていないのですが、日々の接客を大切にしながら積み重ねていくことで今回の結果につながったのではないかと思っています。
―今後の目標は?
来店したお客様に今まで以上に楽しんでいただけるように接客することです。
そのためには自分を含め店舗にいるスタッフが楽しんで接客をすることが大切だと思っています。
今後は同じ店舗のショップスタッフの接客スキル向上はもちろん、皆が楽しく接客できるような環境づくりを行っていきたいです。
大会を終えて
最終審査という緊張感の中にもファイナリストのワインに対する熱意と、お客様に喜んでもらいたいという接客に対する想いがひしひしと伝わってきた今大会。
店舗に足を運んで下さったお客様にどのような体験を届けられるのか。ショップスタッフは日々考え、研鑽しています。
今後もお客様への高い体験価値の実現に向け、三矢さんをはじめとしたコンテストの受賞者はもちろん、ショップスタッフ全員が一丸となってワインの専門性と接客力の向上に取り組んでいきます。