皆さまこんにちは、金沢・香林坊大和店の三矢です。
木々は雨に濡れ、しっとりと緑が濃くなる季節ですね。足元に目を移すと、苔は水分を含んで瑞々しく活き活きと、喜んでいるように見えます。しかし我々人間には、梅雨のジメジメが苦手な方も多いのではないでしょうか。
日本はジメジメの6月でも、世界には爽やかな過ごしやすい6月を迎える地域があるはず…!ということで、地球の反対側へひとっ飛び。目指した南アフリカは乾期、涼しい冬が始まったころ。
心地良い爽やかな風が吹く南アフリカの白ワイン「ピアニーフ・ソーヴィニヨン・ブラン」と一緒にプチ旅行です。
初夏の庭に入ったようなハーブやお花の香り、緑の植物の活き活きとした印象で、ライムやレモンを思わせる爽やかさに、ジメジメ気分は吹き飛んでいきます。
口に含むと、パイナップルやよく熟したレモンを思わせるしっかりとした果実感、海水を思わせる塩味やミネラル感に、ピーマンのような爽やかなビター感へと続きます。味わいのボリュームをキレイな酸味が支えており、これまた爽やかな余韻で、もはや梅雨であったことを忘れてしまいそうです。
南アフリカを旅行気分で色々と調べていると、ガーデンルートという海岸線を走る絶景のドライブルートを見つけました。南アフリカの首都の一つケープタウンからワイン街道を抜け、右手に海を眺めながら車で約500キロ走ったところに、牡蠣の名産地を発見!
これは牡蠣とワインを合わせるしかありません。ちょうどこれから旬を迎える、石川県・能登の岩牡蠣をそのままちゅるんといただきます。そこにワインを合わせると、相乗効果で旨みやミネラル感が増幅。牡蠣とワインの旨み、海の香りが口いっぱいに膨れ上がります。
南アフリカの白ワインと日本の牡蠣、意図せず素敵なペアリングに出会えたプチ旅行となりました。
モノは捉えようで、ジメジメしているからこそ、爽快感が引き立つというもの。
梅雨のジメジメも爽快感の引き立て役として一役買ってくれているかも?そして旬の美味しいペアリングを楽しめて、やっぱり梅雨の日本もいいな、と感じたひとときでした。
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