福岡に来て2年、思うことは「雨が少ない」。
ネットで検索してみると年間降水量ランキングというものがあり、福岡県は東京都に次ぐ17位。
思ったより微妙な位置でしたが、地元の北陸は上位8位までに3県すべてがランクインしているので、それに比べるとやはり少なく感じたのでしょう。
そんな福岡も今年は例年よりも早く梅雨入りしていますが、梅雨の蒸し暑さに打ち勝つためには爽やかなワインが必要ですよね。
そこでご紹介したいのが、「コンテ・デラ・ヴィペラ」です。
イタリアはウンブリア州、ソーヴィニヨン・ブランを主体に造られる1本です。
以前も同じくソーヴィニヨン・ブランを使ったボルドーの白ワインについて書いたことがありますが、私は自他ともに認めるソーヴィニヨン・ブラン好き。これからの季節にソーヴィニヨン・ブランは欠かせません!
こちらのワインはフレッシュなグレープフルーツの香りが主体。その中にパイナップルやパッションフルーツのようなトロピカルフルーツや、清涼感のあるハーブのアロマが感じられます。
このワインの素晴らしいところは、グレープフルーツ、トロピカルフルーツ、ハーブとどの要素もとがらずに、お互いを引き立てているところです。爽やかさだけでなくボリューム感もあるので、グラスに注いでから少し時間をかけて飲むと、ジューシーな果実感をより楽しむことが出来ます。
ソーヴィニヨン・ブランは、フランスのロワールやボルドー、ニュージーランドが有名な産地として知られ、それぞれに個性が感じられます。その特徴がバランスよく結集したのがこの「コンテ・デラ・ヴィペラ」といっても良いかもしれません。
このワインは、名門アンティノリ家とロワールのド・ラドゥセット社とのジョイント・ヴェンチャーで造られており、多くのボルドーブランのようにセミヨンがブレンドされています。また、ニュージーランドに通ずるトロピカルフルーツのニュアンスもしっかりと感じられます。
蒸し暑い時期に口にすると、思わず「あぁ~、いいね」とこぼれてしまいます。美味しいソーヴィニヨン・ブランで、梅雨を爽やかに過ごしていきましょう!
ちなみに……
年間降水量ランキング第1位は、私が大学4年間を過ごした高知県でした。
そして、年間降水量ランキングワーストの、雨が少ない県は長野県、岡山県、山梨県、北海道。美味しいブドウの産地ばかりだし、うらやましい!
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