【今日のワイン】四川風麻婆豆腐とのペアリング「キンタ・デ・エルヴァモワラ・ポート・10イヤーズ」
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こんにちは、ワインショップ・エノテカ&バー 六本木ヒルズ店の鈴木です。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
10月に入って朝夕は涼しく過ごしやすく、早い所では紅葉が始まりますね。
正直なもので気温の変化とともに、少しずつボリュームのある料理、ワインもボディの重たいワインが、思い浮かぶようになってきました。
そこで、以前実施したイベント時に好評だったペアリングが無性に食べたくなり、自宅で再現してみました。
それは四川風麻婆豆腐とポートワインの組み合わせ。
選んだワインは、ラモス・ピントが造るトウニー・ポート「キンタ・デ・エルヴァモワラ・ポート・10イヤーズ」です。
ポートワインは自然な甘みを持ち、アルコール度数が19~22度、ブドウの発酵途中でアルコールを添加することで造られます。
トウニーとは、樽で熟成したワインを複数ブレンドしたポートワインのことを言い、このラモス・ピントのトウニーは、10イヤーズ、20イヤーズ、30イヤーズがあります。
四川風麻婆豆腐には、樽熟成の風味がありながらドライな印象で、やや熟成した平均14年熟成のブレンドからなる10イヤーズがおすすめです。
香りは黒イチジクやレーズンのようなドライフルーツ、味わいはコクのあるカラメル、豊かな粘性が感じられます。
樽のドライな香り、ブランデーのシルキーな風味があるため、甘さも上品で洗練された印象です。
料理との接点がないように感じますが、ポートワインの風味とアルコール度数の高さに紹興酒との共通点を感じました。
スパイシーな辛さの花椒にしっかりとした甘みのあるワインを合せると、スパイシーな部分は活かしつつ、辛さを受け止めてくれます。
また、アルコール感の高いワインの方が、麻婆豆腐のボリュームとのバランスが取りやすくおすすめです。
自宅でワインと料理を楽しむときは香りや味わいの共通点を探してみてください。
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