プロのソムリエさんが自宅でワインを楽しむコツやプロのテクニックを紹介するコラム。
第6回目は「イノベーティブ・フレンチ ワタハン」のソムリエ、安原さんです。
すぐに真似できちゃうソムリエならではの楽しみ方は必見です!どうぞお見逃しなく。
【プロフィール】安原幸司さん
地元の栃木県那須町の二期倶楽部で出会った先輩ソムリエに影響を受け、ワインの美味しさ、面白さを知る。
その後、東京都新宿区のキュイジーヌ(s)ミッシェル・トロワグロや代々木八幡のPATHで研鑽を積み、2020年1月からイノベーティブ・フレンチ ワタハンのアシスタントマネージャー兼ソムリエに就任。
こんにちは。福岡市のイノベーティブ・フレンチ ワタハンでソムリエを務める安原幸司です。
私が紹介するのは美味しいサングリアの作り方です。
飲み残してしまったワインが冷蔵庫に眠ったままになっていませんか?そのワイン、まだまだ美味しく飲めますよ!
サングリアは簡単に作れて、使う材料によって無限のアレンジを楽しめるのでぜひ試してみてください。
自宅で簡単サングリア!
ワインにフルーツやスパイスを入れて楽しむサングリア。おしゃれなカフェやレストランで飲むイメージをお持ちかもしれませんが、それが自宅で作れたらうれしくないですか?
作り方はとっても簡単!ワイン、フルーツ3~4種類、スパイス、砂糖やハチミツなどの甘味を合わせるだけです。
ワインは飲み残したワインでも、リーズナブルなワインを買ってきても美味しく作れます。入れるフルーツやスパイス、甘味にも特に決まりはありません。
ご自分の好きな材料を入れるだけで作れるんです。簡単ですよね。
サングリアの作り方
お好みの材料で美味しくサングリアが作れますが、私のこだわりポイントは材料の『香り』です。
ワインに入れる材料は味わいではなく、香りを気にしてみると、もっと美味しい香り華やかなサングリアが作れます。
例えばフルーツではイチゴや桃、パイナップルなど。ハーブはミントやローズマリーなどの清涼感のあるものや個性的なものですと、ワインやフルーツの香りを上手に引き立ててくれますし、スパイスはシナモンやスターアニスなどエキゾチックな香りを持つものは良いアクセントになります。
また、甘味に使う材料もやさしい甘さのハチミツやコクのある甘さの三温糖など使い分けてみると、味わいに深みが出ます。
ここで私が実際に作るサングリアのレシピをご紹介致します。
白ワインのサングリア
白ワインのサングリアはミントの清涼感とパイナップルの香り、心地良い柑橘の酸味が夏らしさを感じさせてくれます。
【材料】
白ワイン 1本(750ml)
レモンスライス 1個分
ライムスライス 1個分
パイナップル 小1/4個分
ミント 約7g(1/2パック分)
白コショウ 10粒程度
ハチミツ 約50g
赤ワインのサングリア
赤ワインのサングリアはイチゴが出回る時期に作ります。
イチゴの甘い香りがチャーミングですが、オレンジと好相性のシナモンとスターアニスのスパイシーな香りで少し大人な気分になりますよ。
赤ワイン 1本(750ml)
リンゴ 1/2個分
イチゴ 1/2パック分
オレンジ 1個分
シナモンスティック 2本
スターアニス 3個
三温糖 50g
まとめ
氷を入れて冷やして飲んだり、寒い日には温めてホットワイン風にしたりと、飲み方を工夫するのも楽しいですね。
身近な材料で自分好みにアレンジを楽しめるサングリアですので、ワインは苦手という方も是非挑戦してみてください。