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ワインショップ・エノテカ たまプラーザ店
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宮澤玲二、酒井真由子
皆さまこんにちは。たまプラーザ店スタッフの宮澤です。
たまプラーザ店では2月4日(土)から2月19日(日)の期間、「チリワインセール」を開催!!
チリワイン2本以上のお買い上げで通常価格からなんと20%OFF!にてお求めいただける、滅多にない機会です。
今回のブログでは、チリワインセールにあわせ、チリワインにはどのような味わい、特徴、魅力があるのか、わたくし宮澤が解説させて頂きます。
【今回お伝えしたい4項目】
1. チリワインの歴史
2. 主要なブドウ品種
3. チリワインの展望
4. 私の好きなチリワイン
以上の4部構成で進めてまいります。それぞれにポイント解説も入れています!
チリワインはコストパフォーマンスが高いことでも有名ですよね。
「ワインを飲みたいけど、どのワインを選んだらいいかわからない」という方にもおすすめの産地です。
「手ごろな値段で美味しいのは知ってるよ!」という方も、なぜ手ごろな値段で高品質なのかも解説致しますので、読むのを止めるのはもう少しお待ちください!
また、私がチリワインに感じている魅力として、「わかりやすく美味しい」という点が挙げられます。
それぞれの品種に対して、求めている特徴がわかりやすく、ホッとすることが多いです。
また、友人や家族に話を聞いてみると、「安くて美味しいことが魅力!」という声が多数聞こえてきます。
では、そんな魅力たっぷりなチリワインに対して、まずは歴史から、理解を深めてみましょう!
ワインショップ・エノテカ自由が丘店
宮澤 玲二
資格
JSA呼称資格 ワインエキスパート、WSET Certified Level2 Award in Wines
好きなワインタイプ
繊細、ブル・ピノタイプ、ブル・シャルタイプ、赤ワイン、メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、フランス ボルドー、フランス ブルゴーニュ、スペイン、アメリカ、チリ
チリでのブドウ栽培は、スペインのカトリック伝道者が16世紀半ばにミサ用ワインを造るためにパイス種を植えたことに始まります。
1818年にスペインから独立して以来、鉱物資源をもとに経済成長を遂げる過程で鉱山富豪が次々に誕生し、ワイン産業のスポンサーとなり、チリワインの新しい時代が始まりました。
■ポイント
実はこの「富豪」というのがチリワインの大きな特徴の1つです。
このスポンサーという強力な存在のおかげで、大規模な設備投資もでき、チリワインの品質は大幅に向上していきます。
また、フランス、イタリア、スペインをはじめとした諸外国の技術のも取り入れ、ますます高品質なワインの生産地へと進化を遂げていきました。
(大規模設備投資)×(最新技術)
これがチリの品質の良さの大きな要因です。
ここに、日本とチリで結んでいる、経済連携協定が結び付き、チリワインはハイコストパフォーマンスワインとして知られることになったのです。
チリではチリ特有のブドウ品種を含め、様々なブドウ品種が栽培されています。
その特徴を一言で表すと、「国際品種が多い」。
国際品種とは、一般的に世界中で栽培されているメジャーなブドウを指します。
一部の地域で勢いのある土着品種とは逆、といったイメージです。
代表的な国際品種は以下のようになります。
(赤ワイン用品種)
カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カルメネール、シラー、ピノ・ノワール、
カリニャン。
(白ワイン用品種)
シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン。
いかがでしょうか、皆様も目にしたことがある品種名が多いのではないでしょうか。
チリではこれらの品種から生産されるワインが多数を占めています。
■ポイント
国際品種のメリットとしては「情報が集めやすい」ことが挙げられます。
1つ目は「その品種にまつわる評価」です。
ネットで検索しても味わいや小話が簡単にヒットしますし、周囲のご友人や、ご家族に聞いても「飲んだことあるよ!」と生の声を教えてくれる可能性も高いかもしれません。
まだ飲んだことのない品種でも、口コミが多く集まっているものであれば事前に調べやすいので、「なんかイメージと違った」ということは避けやすいです。
2つ目は「ワインの表現に必要な情報」です。
世界中で栽培されていて、その分消費者も多い国際品種は、それぞれの品種ごとに共通の表現に関する「キーワード」が存在します。
例えばカベルネ・ソーヴィニヨンであれば
「黒系果実のニュアンス、まるでブラックベリーのような」
「スパイスのニュアンス、たとえるならブラックペッパーやピンクペッパーのような」
といった具合です。 チリワインは複雑すぎず、わかりやすい味わいのものが多いため、それぞれの品種の特徴が掴みやすく、表現の理解もしやすいです。
私もチリワインからテイスティングコメントを勉強し、昨年無事にワインエキスパートを取得しました。
■高級ワイン産地へ
現在、「ハイコストパフォーマンス」、「安ウマ」といったイメージが強く、
値段の手軽さが魅力とされているチリですが、
実は生産者たちの中には、高級ワイン市場へ移行すべく動き出している方もいます。
すべての生産者がそうである訳ではありませんが、多くのワイナリーが高級路線へと舵を切り始めています。
■ポイント
日本とチリの経済連携協定があるため、すぐに値段の高騰が起きるとは考え難いです。
ただ、チリが世界的な高級ワイン産地へと変貌を遂げる可能性は大いにあるため、
熟成向きのワインなどを検討されている方は、いまのうちにご購入されてもいいかもしれませんね。
私が最も今注目しているシリーズと私が感動したチリワインの2本立てで紹介したいと思います。
■私が最も今注目しているシリーズのなかでもお気に入りのワイン
2020 モンテス・アルファ・カベルネ・ソーヴィニヨン
販売価格2,530円(税込)
ひと言で表すならば「フルボディ赤ワインのコストパフォーマンスレベルを極めた一本」。
私はビーフストロガノフと合わせて頂きました。肉料理や濃いチーズとも相性抜群だと思います! フルボディ好きな方にはぜひ飲んでいただきたい1本で、よくプレゼントにも使用しています。重たすぎるワインが苦手な方でも、エレガントな果実味を感じることができるので、このワインをキッカケにフルボディも美味しいと思っていただけるのではないでしょうか。
■私が感動したチリのワイン
2018 パープル・エンジェル 販売価格11,000円(税込)
モンテスのワインの中では、アイコンワインとして位置づけられています。
オバマ元大統領がチリを訪れた際の公式晩餐会で提供されたワインとして一躍話題となりました。
初めて飲んだ時の感想は「美味しい!! でも表現するのが少し難しい」。
その理由は、相反する要素を有したワインだから。力強いけど、エレガント。濃厚だけどスムーズな口当たり。タンニンは豊富ですが、そのなめらかなボディに溶け込んでいるため、ひと言で表すのは非常に困難でした。けれど、まさにそこが一番の魅力ですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ぜひこの機会にチリワインの魅力を体感してみてくださいね!
それでは、皆様のご来店を心よりお待ちしております。
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