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ワインショップ・エノテカ東京駅グランスタ丸の内店
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このショップのスタッフレビュー
坂本 佳幸
一口ごとに広がるボルゲリの風景。テイスティングは旅のハイライト!ワイナリー訪問記15です。
まるで美術館のようなワイナリーの中へ。
ボルゲリの伝統的なお料理と共に楽しみながら、今回は少しだけ歴史のお話を。
1980年頃、ボルゲリにはわずか6つの生産者しか存在しませんでした。
しかし現在では世界的な注目を集め、土地の価格も高騰。
生産者組合には70以上が登録され、その数は今も増え続けています。
その中で「グアド・アル・タッソ」は、
サッシカイアを生んだテヌータ・サン・グイードと並び、
最初期からワイン造りを始めた草分け的存在です。
1990年にフラッグシップワイン「グアド・アル・タッソ」を初めてリリースするまでは、
主にサンジョヴェーゼを使ったロゼを造っていました。
背景には1930年代、ゲラルデスカ家の娘たちがアンティノリ家、
インチーザ家へ嫁いだことがあります。持参金として分割された土地が、
それぞれ現在のグアド・アル・タッソとテヌータ・サン・グイードの畑となり、両家のつながりが生まれました。
その後、サッシカイアの市場デビュー(1971年)、
オルネライアの設立(1981年)などが続き、
ボルゲリは一気に国際的な注目を浴びるようになります。
アンティノリ家も1980年代後半から本格的にグアド・アル・タッソを整備し、
カベルネ主体の国際品種へと転換。そして1990年、
現在の象徴ともいえるワインが誕生したのです。
歴史を知ると、一段とワインが美味しく感じられますね。
濃密なカシスやプルーンの果実味に、小豆を思わせる香ばしく甘やかなニュアンスが重なり、 グラスから立ち上る香りは奥行きと温かみを感じさせます。 口に含むと、果実由来の自然な甘みが広がり、フレッシュな酸が全体を引き締め、 飲み心地に軽やかさを添えます。タンニンはきめ細やかでシルキーながら、 しっかりとした存在感があり、ワインに美しい骨格を与えています。 まるでバレリーナのように優雅でしなやか。それでいて、 内に秘めた筋肉質な力強さが、飲み進めるほどに感じられる一本です。

ワインショップ・エノテカ東京駅グランスタ丸の内店
Y.Sakamoto
資格
JSA呼称資格 ソムリエ、WSET Certified Level3 Award in Wines
好きなワインタイプ
繊細、ブル・ピノタイプ、ブル・シャルタイプ、白ワイン、ピノ・ノワール、シャルドネ、フランス ブルゴーニュ、ドイツ
ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転。
妊娠中及び授乳中の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。
ほどよく、楽しく、良いお酒。のんだあとはリサイクル。