店舗情報
ワインショップ・エノテカ ANAインターコンチネンタルホテル東京店
※マイショップにご登録いただくと、アプリ、メールでショップからのお知らせを受け取れます。
過去のブログ
このショップのスタッフレビュー
やっぱり熟成バローロ ~ピエモンテブログ~
鈴木 慶太
やっぱり熟成バローロ!
皆さんこんにちは。ANA店の店長、鈴木です。
今回の「ANA店のピエモンテブログ」のテーマは、
「やっぱり熟成バローロ!」です。
バローロといえば、「何年も熟成させないと楽しめないワイン」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
確かにかつてのバローロは、真価を発揮するまでに10年、20年という時間が必要とされていました。
しかし1980年代後半から1990年代にかけて登場した、いわゆる「バローロ・ボーイズ」の影響により、バローロのスタイルは大きく変化します。醸造技術の進歩や収量管理の向上、小樽の活用などによって、若いうちから果実味を楽しめるバローロが数多く造られるようになりました。
現在では、リリース直後から十分に魅力を感じられるバローロも珍しくありません。
ですが、それでも今回、声を大にして言いたいのです。
「やっぱり熟成バローロは素晴らしい。」
若いうちは華やかな果実味や力強いタンニンが魅力ですが、長い年月を経たバローロは全く異なる表情を見せてくれます。
ドライローズや紅茶、トリュフ、森の下草、スパイスなど複雑な香りが幾重にも重なり、力強さよりも奥行きと調和が際立つ味わいへと変化します。
ネッビオーロという品種が持つ熟成能力の高さを最も実感できる瞬間です。
今回は、ANA店でご用意している熟成バローロの中から厳選した銘柄をご紹介いたします。
長い時を経た今だからこそ味わえる、特別なバローロの世界をぜひお楽しみください。
ANA店で楽しめる熟成バローロ
2006 バローロ グランブッシア / ポデーリ・アルド・コンテルノ
モンフォルテ・ダルバを代表する名門、アルド・コンテルノが手掛けるフラッグシップ・キュヴェ。
20年近い熟成を経た2006年は、ドライローズやトリュフ、スパイスの複雑な香りが広がり、力強さと優雅さを兼ね備えた味わいをお楽しみいただけます。
良年にのみ造られるトップ・キュヴェ。ブッシアのクリュのベストブレンドで、ロミラスコ、チカラ、コロネッロ、それぞれの畑の古樹から造られます。
3年間の樽熟成、6年間の瓶内熟成による計9年間という長い熟成期間を経てリリース。
年間生産量は20,000本のポテンシャルがありますが、わずか3,000本のみです。
その希少性も相まって、「カルト・バローロ」のひとつとして、愛好家垂涎の的となっています。
2010 バローロ カンヌビ・ボスキス / ルチアーノ・サンドローネ
バローロを代表する偉大な畑の一つ、カンヌビ・ボスキス。
傑出したヴィンテージとして評価される2010年は、果実味と熟成香が見事に調和し、しなやかな口当たりと長い余韻が魅力です。
サンドローネらしい洗練されたスタイルをご堪能いただけます。
2012 バローロ カーゼ・ネーレ・リゼルヴァ・ディエーチ・アンニ / ロベルト・ヴォエルツィオ
バローロ屈指の人気生産者が、10年を超える熟成期間を経て送り出す特別なワイン。
熟した黒系果実のニュアンスに加え、森の下草やタバコ、スパイスの複雑な風味が幾重にも重なります。
柔らかく溶けるようなタンニンが口中に広がり、凝縮された果実味が凛とした骨格を形成。洗練された酸が味わいの輪郭を整え、深みのある味わいを演出しています。
果実や熟成による風味が漂う長い余韻が堪能できる、熟成バローロの真髄を体現した1本です。
2014 バローロ ソリ・ジネストラ / コンテルノ・ファンティーノ
名畑ジネストラの個性を映し出した逸品。
2014年は比較的エレガントなスタイルで、熟成によって硬さがほどけ、赤い果実や紅茶、ハーブを思わせる繊細な香りが魅力となっています。
食事とともにじっくり楽しみたい熟成バローロです。
バローロは若いうちから楽しめる時代になりました。しかし、長い年月を経たネッビオーロだけが見せてくれる複雑さと気品は、やはり特別なものです。
「いつか熟成バローロを飲んでみたい」と思っていた方にとって、今は絶好の機会かもしれません。
ANA店では今回ご紹介した熟成バローロを数量限定でご用意しております。時が育んだバローロの魅力を、ぜひグラスの中でご体感ください。